アダム・ランバート、ゲイ・プライドを語る

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他のポップスターと同じく、アダム・ランバートもロールモデルを目指しているわけではないが、ゲイで知られるこの「アメリカン・アイドル」出身者が、メインストリームのリスナーたちの注目を集めている。若い同性愛者の代弁者として、否応ない責任のプレッシャーはますます大きくなっているのだ。

「突然ロールモデルって言い出すから、初めはなんて言えばいいんだ、どうやったらみんなの言うロールモデルになれるんだろう、って感じだった。今とても満足しているのは、自分の立場がずっと居心地良くなったことと、音楽を通じてこの問題に向き合えるってことなんだ」と、ビルボードの独占インタビューで述べたアダム。ビルボード200で5月初登場1位のアルバム『Trespassing(トレスパッシング』を、同性愛者に限らず誰もが共感できるレンズを通して人生と愛の問題について語る「ポスト・ゲイ声明」と形容した。

アダム・ランバートは、芸能界がお決まりの同性愛者のイメージを断ち切ったと称賛している反面、安全で社会が容認するゲイのキャラクターを見せることにはためらいを持っているという。「見ろよ、この人はゲイだけど普通の人なんだよ。同じような格好をして、同じことをして、ただパートナーが同性なだけさ…って感じなんだ」

これからも同性愛者の世界が直面している問題について話していくというアダム。まだはっきり定義できないけれど、自分自身の言葉を使うのだという。「自分でよく言うんだけど、優しくて分別のある人間が偶然ゲイだったと、怖くないことを見せたい。別の自分もいて、荒々しくなって、反抗して何でもやりたいことをやるんだ。そんな葛藤がある。そういう人は多いよ」


◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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