KISS「ロック・スターは隣人に見えてはいけない!」

ツイート
先日、アリス・クーパーが「いまのバンドは、ロック・スターになることを恐れている。どこにでもいる奴になりたいと思ってる。つまらない!」と苦言を呈したが、KISSのポール・スタンレーも似たような意見を持っているらしい。

彼はBANG Showbizにこう話した。「ロック・スターが隣に住んでいる奴のように見えるっていう考えは、金を払うに値しない。音楽であろうが映画であろうが、人々は実物以上のものを求めているんだ。今はなんで、そういうのが少ないんだ?そうあるのは簡単じゃないからか?」

とはいえ、スタンレーは1番大切なのは見かけではなく音楽だと続け、派手な外見で有名なKISSだがその中身はロックンロール・バンドだと話した。「結局は音楽だ。俺が若かったときのヒーローはみんな、ロックンロールを説いていた。教会のようなものだった。自分が派手なバンドとして一線に立っていることを嬉しく思っているよ。でもハンブル・パイやデレク&ザ・ドミノス、レッド・ツェッペリンなんかを見たとき、やっぱり曲だって思ったよ」

「俺らはそれを大げさにし、何かほかのものを転換したかもしれない。でも、その精神は持ち合わせている。俺らはロックンロール・バンドだ。曲作りのコンセプトを理解している」

先述のアリス・クーパーは現在、アイアン・メイデンとツアー中だが、KISSもこの夏、それに負けないジョイント・ツアーを開催。7月20日からモトリー・クルーとの全米公演をスタートする。

Ako Suzuki, London
この記事をツイート

この記事の関連情報