【連載】nano.RIPEきみコの「き」は季節の「季」第4回「夏はお好き?」

2012.7.18 0:28

気が付けばもう海の日も過ぎて、海開きしてるところもチラホラと。
nano.RIPEも先日「OTODAMA SEA STUDIO」という逗子海岸で行われているとてもステキなイベントに出演させていただいて、この夏初の海へと行ってきました。
とは言え、ご存知の通りあたしは引きこもりがちで太陽が似合わないと有名。
メンバーが波打ち際でパシャパシャとやっているのを横目に、エアコンの効いた楽屋でずっと本を読んでいました。

なので、今月は「夏が好きになれる作品」をご紹介。

音楽編 ―「面影ワープ」nano.RIPE
nano.RIPE、唯一の夏のウタ。
このコラムのテーマ通り、どうしたら夏を好きになれるだろうって考えて書き始めたウタです。
そもそもどうして夏が苦手なんだっけって考えてキオクを遡ってみたんだけど、こんなあたしも小さい頃は大好きでした、夏。
基本的におてんばで外で遊ぶのが大好きだったし、プール行ったり、カブトムシ追いかけたり、木登りしたり。
だから、そのときのキモチを出来る限り鮮明に思い出して書いたこのウタ。
自分で歌っていて少し切なくなるのは、やっぱりあの頃のキモチを少し忘れてしまってるからなのかな。
また夏のウタ書いてみたいなと思うけど、この先何曲書いても「面影ワープ」はいつまでも特別な曲であり続けるんだと思います。

映画編 ―「マイ・ガール」1991年/アメリカ
最新シングル「絵空事」のカップリングにも同タイトルの曲が収録されていますが、まさにこの映画の主題歌を書こうと思って書いたウタです。
まだ映画にそんなに興味のなかった小さなあたしが、この映画にはなんだかすごく惹かれるものがあって、何度も何度も観たのを覚えています。
舞台は11才の夏休み。主人公ベーダと幼なじみの少年トーマスの淡く切ない恋愛模様や、オトナとコドモのあいだで揺れ動くベーダの繊細なココロの動きなどが描かれているんですが、結末がとにかく切ない。
だけど、決して後味の悪い終わり方ではなく、ほんの少し希望が見えるあたりがあたしの描きたい世界とすごくリンクするものがあったんだ思います。
映画を観たあとにもう１度、nano.RIPEの「マイガール」を聴いていただけたら、また違った楽しみ方も出来るんじゃないかと思いますので、是非お試しください。

あたしと同じように夏が苦手な人も、その逆で夏が大好きな人も、賛否両論いるかと思いますが、この作品たちが今年の夏のみんなの思い出の１ページに入り込めたらとても嬉しいです。

nano.RIPE きみコ

nano.RIPE「リアルワールド」
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＜nano.RIPEライブ・スケジュール＞
7月22日(日)金沢喜翆荘 (第二回ぼんぼり祭り点灯式応援LIVE)
8月1日 (水) 渋谷 O-WEST
8月12日(日)名古屋 E.L.L. & ell.FITS ALL & ell.SIZE
8月19日(日)名古屋 ell.FITS ALL
8月31日(金)下北沢 QUE