BOYFRIEND、K-POPネクストジェネレーションの旗手に注目

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日本でも韓国でも、ネクストジェネレーションの時代に突入した感のあるK-POPシーン。そんな次代のK-POPシーンを担うであろう6人組のボーイズグループ・BOYFRIENDが、8月22日にシングル「Be my shine~ 君を離さない~」で日本でデビューする。BOYFRIENDとはどんなグループなのかを紹介すると同時に、6月30日に行われた初めてのショーケースライヴついてお伝えする。

◆BOYFRIEND@日本武道館 2012.6.30~拡大画像~

BOYFRIENDは、ひと足早く2011年の5月に韓国でデビュー。韓国の所属事務所が正式なデビューに先駆け、彼らを紹介するやいなや韓国のネット上ではそのルックス良さが話題になり、注目度No.1のニューカマーとしてK-POPシーンに登場した。

彼らがデビュー前から話題になる要因としてはルックスだけではなく、メンバーの経歴も関係があるだろう。例えば、一卵性双生児のヨンミンとクァンミンは、子役として幼い頃から数々のドラマやCMに出演してきた。日本でもケーブルテレビで放送されていた韓国ドラマに双子役で出演していたので、二人を見たことがある人もいるかもしれない。また、メンバー中、一番年下のミヌも子役経験があるだけでなく、同じ事務所の先輩アーティストであるK.Willのバックダンサーとして活動したり、同じくK.Willのミュージックビデオへの出演経験もあり。リーダーのドンヒョンも23歳にして6年もの下積み時代があり、ドラマの端役やバラエティに出演していた。どこかで目にしたことがあるメンバーがいるということが、彼らに対する親しみやすさのきっかけとなり、デビュー以後は、さらに話題のグループに。

平均年齢は18歳と若いが、芸歴の長いメンバーが多いゆえのパフォーマンスをはじめとしたエンターテインメントに対するプロ意識の高さも高評価に繋がり、韓国のグラミー賞とも言われ、国内でもっとも権威のある音楽賞「第26回ゴールデンディスク大賞」ほか、名だたるミュージックアワードの新人賞を総ナメにした。

日本にも、彼らの噂は届き、日本デビューを今か今かと待ちわびていた人も多いだろう。そんな人にはお待ちかねのショーケースライヴ<First Date with BOYFRIEND in JAPAN>が6月30日に日本武道館で行われた。

なんとこのライヴは、4万人という応募者を全員無料招待という太っ腹。これまで、この規模で、さらにデビュー前に日本武道館公演を行ったK-POPアーティストは初めてというから、彼らの注目度の高さも伺える。

筆者は2回目の公演を観賞。客席の照明が消えると、場内がピンクや緑、白など、色とりどりのサイリュームで暗がりが花畑のようにパァーっと変わった。スクリーンにはメンバーを紹介する映像。切り替わるたびに歓声が大きくなる。「みんなー! 会いたかったよ!」と、メンバーがお揃いのブレザースタイルで登場して挨拶すると、歓声はひときわ大きくなり場内にこだまする。1曲目は彼らの韓国でのデビュー曲「BOYFRIEND」だ。アップテンポなダンスナンバー「I'll Be There」は、花道に移動して、客席とステージが更に一体化していく。大人っぽく切ないバラード曲、「You&I」はステージいっぱいにスモークが充満し、ロマンティックな雰囲気の中披露され、可愛らしいだけではない色っぽさも見せた。

トークコーナーでは、今回のショーケースのタイトルである「First Date」の由来を「ミヌが説明してあげます!」と、日本語で説明をする場面も。

「僕たちのグループ名がBOYFRIENDです。ファンの皆さんが彼女です。それでタイトルがデートです。日本語はここまでです」

自己紹介等、少しずつ日本語を交えながら、一生懸命、客席とのコミュニケーションをとるメンバー。武道館のステージに立てた喜びを、ドンヒョンが代表して言葉にした。

「武道館のステージ立てて光栄です。実際に武道館のステージに立ってみると、僕たちが予想をしていた以上にたくさんのお客さんが来てくださって気分が良いです。今日も本当に楽しんでいきたいと思います!」

8月22日にリリースされる日本デビュー曲「Be my shine」の話をメンバーがしている最中、メンバー同士で汗の拭きあいをしていたり、仲の良さを伺わせるような仕草を見せるだけで、客席から「キャー!」と悲鳴のような声がステージに飛ぶ。日本でお披露目するのは、この日が初めてという話と共に、後ほど披露するときに、一緒に同じ振り付けをして欲しいとお願いもあった。

サプライズパフォーマンスの準備をする間、スクリーンにはKARAのジヨン、MBLAQのジュン、INFINITE、K.will等からのお祝いメッセージも。その間、ステージではキーボードのセッティングが着々と進む。登場したのはジョンミンで、Kの「Only Human」を弾き語りで聞かせてくれた。後半は、真っ白い衣装に身を包んだ6人が韓国でリリースした「ひとりじゃないふたり」「Don't Touch My Girl」。「次は日本語で唄います!」と、「BOYFRIEND」の日本語バージョンと、この日、初披露となった日本デビュー曲「Be my shine~ 君を離さない~」は、稼働するリフターでメンバーが客席の後ろのほうまで移動し、オーディエンス大興奮の中、本編が幕を閉じた。

アンコールはセンターステージがスタンド席の高さまでせり上がり、もう一度、「Be my shine~ 君を離さない~」を唄ってくれた。デートというだけに、メンバーをより近くに感じる演出も多く、彼らのキュートで親しみやすいキャラクターも知ることができた約一時間。「あなたのボーイフレンドになりたい」という思いが込められたグループ名にも納得の、サービス満点のBOYFRIENDとの初ランデブーが終了した。

日本デビュー前からファンの熱狂ぶりには驚くばかりだが、8月22日のデビューまで、まだもう少し待たなければならない。彼らのデビュー曲「Be my shine~ 君を離さない~」は、作曲編曲がKARAやINFINITEへの楽曲提供やプロデュースでも知られる韓国の音楽チームSweeTUNE。作詞に松井五郎という、日韓のヒットメイカーのコラボによるポップチューンだ。日本でのデビュー曲に相応しい、彼らのピュアさやフレッシュな魅力が詰まった一曲に仕上がっている。韓国でデビューするとき、彼らは「アイドルの代名詞になりたい」という目標を掲げた。次々とK-POPアーティストが来日するなかで、彼らは日本でもアイドルの代名詞となり、国民的BOYFRIENDになる日も遠くないかもしれない。

取材・文●大橋美貴子

<日本デビューシングル『Be my shine ~ 君を離さない~』>
2012年8月22日(水)リリース
【初回限定盤(CD+DVD)】JBCB-6001 1,890円(税込)※スリーブケース仕様
1.Be my shine ~ 君を離さない~
2.君の知らない Story
3.Be my shine ~ 君を離さない~(Instrumental)
4.君の知らない Story(Instrumental)
<DVD>
・「Be my shine ~君を離さない~」 MUSIC VIDEO
・日本武道館PREMIUM SHOWCASEからのスペシャル・エディット映像

【通常盤(CD)】JBCB-4001 1,260円(税込)
※通常盤のみ「BOYFRIEND」日本語バージョン収録
1.Be my shine ~ 君を離さない~
2.君の知らない Story
3.BOYFRIEND ~JAPANESE VER.~
4.Be my shine ~ 君を離さない~(Instrumental)
5.君の知らない Story(Instrumental)
6.BOYFRIEND ~JAPANESE VER.~(Instrumental)

【期間限定プライス盤(CD)】JBCB-6003  500円(税込・スペシャルプライス)
※2012年8月31日(金)までの期間限定出荷
1.Be my shine ~ 君を離さない~
2.Be my shine ~ 君を離さない~(Instrumental)

◆BOYFRIENDオフィシャルサイト
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