Line 6、ネットワークとセッティングのカンタンさが魅力のミュージシャン向けライブ用スピーカー・システム「StageSource L3t」「StageSource L3s」発表、

ツイート

▲左からStageSource L3t、StageSource L3s、StageScape M20dph_l3t.jpg。

Line 6は新製品発表会を開催、スピーカー・システム「StageSource L3t」「StageSource L3s」などをお披露目した。発売は7月26日。

「StageSource」シリーズは、ライヴ・サウンド・プロダクトと位置づけられたスピーカー・システム。屋外やカフェなどでのライヴにおいて、PAの専門家ではなく、ミュージシャン自らがライヴ・サウンドの面倒を見ることが増えている昨今の状況を踏まえて開発。専門知識がなくても及第点のサウンドが得られるという点が強調された。

メインとなる「StageSource L3t」は、1400Wトライアンプ方式の3ウェイ・スピーカー・システムで、フィードバックサプレッション機能を搭載したマルチ・チャンネル・ミキサーを装備。ミキサーは、マイクや楽器、外部ミキサー、MP3プレーヤーを入力できるフル機能を備え、デジタル・リバーブやボーカルダブラーエフェクト、3バンドEQなどのエフェクトも搭載。エレアコをつないだ際にピエゾピックアップの音に、ギターの胴鳴りを加えるVariaxアコースティックプロセッシングも備えている。また、本体は通常のスタンドなどを利用した縦向きの設置に加え、フロアモニターとして横向きにすることも可能。その際は低域が自動的にロールオフされる。これはどの向きに設置したかを検出センサーによるもの。専門知識がなくても最適なサウンドが得られる工夫が随所に凝らされているというわけだ。


▲StageSource L3tの背面端子。L6 Linkでスピーカー同士の接続を行い、自動でコンフィギュレーションが行われる(写真左)。発表会ではL3t、L3s、L3mを組み合わせて使用(写真右)。ph_sub.jpg。

StageSourceシリーズは、ネットワーク可能で、複数のスピーカーを利用したさらに大きなシステムの構築にも対応する点も大きな特徴だ。L6 Link端子(入出力それぞれ1系統)を用いて数珠つなぎにすることで、接続状況を自動認識。たとえば、2本接続した場合はステレオ出力になり、ボーカルダブラーやリバーブなどのエフェクトもステレオになるといった具合。スピーカー自らがコンフィギュレーションを行うのでセットアップが簡略化できるようになっているのだ。こうした複数本の接続のためにミキサー機能を省いた「StageSource L3m」もラインナップされる。

また、サブウーファー「StageSource L3s」もラインナップされる。こちらは1200Wのバイアンプ方式のバスレフ・サブウーファー・システム。さまざまな特徴を持った低域を生み出せるスマート・スピーカー・モードを搭載。L3t同様、L6 Link端子接続による自動コンフィギュレーションが可能で、クロスオーバーや極性の設定などのセッティングが自動で行われるようになっている。


▲発表会ではギターとボーカルによるライヴも披露。会場となったライヴハウスの渋谷O-nestでも、L3tだけで十分なパワーを感じさせた(写真左)。写真右はタッチスクリーン搭載のStageScape M20d。各ソースに対応した楽器のアイコンを表示することが可能で、楽器やボーカルなどに合ったプリセットエフェクトも用意される。ph_sub.jpg。

このほか、発売はもう少し先になるが、ライヴ・サウンド向けのスマート・ミキシング・システムと銘打たれた「StageScape M20d」もお披露目された。膨大なDSPパワーによるエフェクト、タッチスクリーンとグラフィカルな画面によるわかりやすい設定など、こちらもミュージシャン自身がライヴ・サウンドをクリエイトするための機能が満載のミキサーとなっている。また、最大4台のiPadによるワイヤレスのリモート・コントロールも可能、ミュージシャンが個々にモニター出力のバランスを調整するといったこともできるようになっているほか、USB接続のハードディスクやSDHCカードに最大18トラックの同時レコーディングが可能となっている。

◆StageSourcce L3t
価格:オープン(市場予想価格 118,000円前後)
◆StageSourcce L3m
価格:オープン(市場予想価格 98,000円前後)
◆StageSourcce L3t
価格:オープン(市場予想価格 118,000円前後)
発売日:2012年7月26日

◆StageSource L3t 製品詳細ページ
◆StageSource L3m 製品詳細ページ
◆StageSource L3s 製品詳細ページ
◆StageScape M20d 製品詳細ページ
◆Line 6
◆jammit.comの楽曲リスト
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス