天才ベーシスト、アヴィシャイ・コーエン、新作『ドゥエンデ～聖霊』をリリース

アヴィシャイ・コーエンの最新作『ドゥエンデ～聖霊』が日本でも7月25日に発売となった。

◆「サイン」PV映像

アヴィシャイ・コーエンは、1970年4月20日生まれのイスラエル出身のベーシストだ。ジャコ・パストリアスに影響を受け14歳でエレキ・ベースを手にし、エルサレムのライヴハウスなどで演奏活動を開始した彼は、渡米後ウィントン・マルサリスなどと共演経験を積み、ダニーロ・ペレスの紹介でチック・コリア＆オリジンのメンバーとなり世界的に脚光を浴びることとなる。

その後、ソロとして活動を続けて2009年にブルー・ノートに移籍。移籍第2弾となるアルバム『七つの海』はフランスのiTunesにで総合10位を獲得、イスラエル出身のジャズ・ミュージシャンで最も成功したアーティストのひとりとして評され、最も影響のあるベーシスト100人にも選ばれた。チック・コリアは彼を「偉大な作曲家、そして天才的ミュージシャンだ」と評している。

このアルバム・タイトルにもなっている「ドゥエンデ（Duende）」は、スペイン語でのSpiritという意味ではあるが、彼自身はその言葉の音に重点を置き「（duendeという）言葉自体、絶対的に楽しい響きを持っている。音楽がはぐくまれる、そんなフィーリングのことなのさ！」と語っている。

『ドゥエンデ～聖霊』はアヴィシャイのダブルベースと、ニタイ・ハーシュコヴィッツによるピアノのデュオ作品で、彼の美しく力強いベースが深く楽しめる作品となっている。


アヴィシャイ・コーエン『ドゥエンデ～聖霊』
2012年7月25日発売
TOCJ-90075 2,500円（税込）
1.サイン／Signature
2.クリス・クロス／Criss Cross
3.フォー・ヴァーセズ/コンティヌエイション／Four Verses / Continuation
4.スーフ／Soof
5.オール・オブ・ユー／All of you
6.セントラル・パーク・ウェスト／Central Park West
7.アンズ・チューン／Ann's tune
8.静寂／Calm
9.まだ見ぬ君へのバラッド／Ballad for an unborn
10.テイク・ザ・コルトレーン／Take the Coltrane*ボーナストラック

◆アヴィシャイ・コーエン・オフィシャルサイト
◆アヴィシャイ・コーエン・オフィシャルサイト（海外）