J.ガイルズが提訴へ…自分がいない“J.ガイルズ・バンド”差し止めへ

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バンドのメンバーが替わると、時にバンド名を巡って裁判沙汰になることがある。ビーチ・ボーイズやライヴはこれを乗り越え復活ツアーにつながったが、ザ・J.ガイルズ・バンドの場合は、グループを離れたのがJ.ガイルズ(本名:ジェローム・ガイルズ)となるため複雑だ。

ロイター通信が報じたところによると、残るメンバーのピーター・ウルフ、ダニー・クレイン、マジック・ディック、セス・ジャストマンが、“J.ガイルズ・バンド”の名でツアーを敢行することになり、J.ガイルズが訴訟を起こしたという。

訴状によれば、残る4人は意図的にJ.ガイルズ抜きのツアーを企画したとして、その差し止めとバンド名の独占的権利を求めている。ツアーは8月25日にキック・オフし、11公演が予定されているが、J.ガイルズが訴訟を起こしたことで開催は微妙なところだ。

J.ガイルズの弁護士チャールズ・グリムスは、「J.ガイルズをわざと外した4人が、勝手に“J.ガイルズ”のバンド名を使う権利などまったくない」と主張。一方、他の4人の弁護士ジェームス・ウェインバーガーは「適切な時に反論を発表する」と応えている。

しかし、ツアーが迫ったこの時期に訴訟沙汰が起き、一番損をするのはコンサートを楽しみにしていたファンだろう。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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