映画『桐島、部活やめるってよ』×「SCHOOL OF LOCK!」イベントで、高橋優熱唱

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8月11日より公開となる映画『桐島、部活やめるってよ』とFM番組「SCHOOL OF LOCK!」がコラボ、「SCHOOL OF LOCK!」が贈る夏の特別試写会が中高生300人を招待して行われた。

◆イベント画像

中高生たちのツボにリアルにはまると評判の『桐島。部活やめるってよ』だけに、上映中は何度も笑いが起こっていたが、終盤には中高生たちも食い入るようにスクリーンに集中。ラストでは大きなどよめきがおき、エンドクレジットともに流れる高橋優の主題歌が終わると、大きな拍手が巻き起こった。

休憩をはさんでも、まだ興奮冷めやらない場内でイベントがスタート。「SCHOOL OF LOCK!」のとーやま校長とよしだ教頭が「本日のゲスト講師、高橋優先生!」と呼び込み、主題歌「陽はまた昇る」を担当した高橋優が登場すると、生徒たちから大歓声が巻き起こった。映画の感想を聞かれた高橋優は「僕は映画好きって公言してるんですけど、自分が主題歌をやっているとかそういうことは関係なく、すっごく面白かった。前田(神木隆之介)の友達の映画部のタケフミに共感してます。“おまたー”(タケフミの台詞)ってやってます(笑)」と笑いを誘った。その後、生徒たちから募集した「○○、××やめるってよ」宣言の発表が行われ、「フモベ、好きな人を諦めるの、やめるってよ」「タクミ、野球部やめるってよ」と2人の生徒の宣言が発表された。

そしていよいよ、この日発売となった映画主題歌「陽はまた昇る」の生歌披露となった。映画に触発されて書き上げた胸に響く歌詞、あらあらしくかき鳴らすギター、魂のこもった力強い歌声に観客全員が引き込まれるパフォーマンスを見せつけた。さらに続いて「もう1曲歌わせてください。ロンドンで輝いた友へ。世界で闘う入江陵介くん(ロンドンオリンピック競泳背泳ぎ日本代表)にエールを贈りたくて書いた曲なんですが、あんなふうに彼の頑張ってる背中を見せられると、こっちが反対に勇気や元気をもらった」と、「陽はまた昇る」のカップリング曲でもある「旅路の途中」を披露。

曲の中には<ゴールはまだ先>という歌詞もあり、ロンドンで見事3つのメダルを獲得した今の入江選手のこの先、次のリオデジャネイロ五輪を予感させるようなエールが響いた。歌い終えた後、高橋は、実際にロンドンへ赴き入江選手の100メートルの予選・準決勝・決勝を応援し、銅メダル獲得の瞬間をその場で観ていたという話から、入江選手の両親とレース前後で食事をし、レース後には一緒に祝杯をあげたというエピソードも明らかにした。

そしてここで観客にさらなる嬉しいサプライズ!「実は、この映画のキャストの皆さんが一緒に客席で聴いていたんだぞ!」という校長の言葉とともに、神木隆之介、橋本愛らキャストたちがステージに登場し、客席はさらなる歓声に沸いた。

神木らキャストたちも主題歌「陽はまた昇る」を生で聴くのは今回が初めてのことだった。高橋の生歌を聴いた感想を神木は「鳥肌が立ちました。なんだか曲という感じじゃなくて、映画の一部のような気がしてくるんです。熱い想いが伝わって来て感動しました」と語った。橋本愛は高橋が撮影現場に来て、生で「福笑い」を歌ってくれた時の事を「泣きました。生だからダイレクトに胸に響いて。今も泣くのをこらえるのが大変でした」とコメント。

続いて大後寿々花は映画について「どなたが見ても共感できる映画なので、1人でも多くの人に見て欲しい」。そして「(映画初出演だったので)映画の事が何もわからなかったけど、キャストやスタッフの皆さんに助けられた」(東出昌大)、「(公開を前にして)ワクワクしてる」(清水くるみ)、「映画って過酷って思ったけれど、スタッフ・キャストの優しさで乗り越えられた」(山本美月)、「撮影中は合宿みたいで楽しかった」(松岡茉優)とそれぞれに語り、最後は神木が「ワクワクどきどき、期待と不安が入り交じってますが、8月11日の初日を無事迎えられたらと思います。そして今日見てくれた皆さんは、もう僕たちと同じ学校の生徒。ちょくちょくぜひ遊びに来てください」と締めくくり、会場からの大きな歓声を受けた。

イベントの最後は、観客と一緒のフォトセッションで「ガンバレ、日本!ガンバレ、青春!」のボードを手に、ロンドンで活躍するオリンピック日本代表と、日本全国の青春まっただなかの中高生たちの未来に熱いエールを贈り、<日本チャチャチャ、青春チャチャチャ、桐島チャチャチャ>と会場全員で声を揃え、熱気を湛えたままイベントは幕を閉じた。

映画『桐島、部活やめるってよ』は、いよいよ今週末8/11より全国で公開される。
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