ウサイン・ボルトのユニフォームは、セデラ・マーリーのデザイン

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ジャマイカ代表のウサイン・ボルトがロンドン五輪陸上男子100m・200mで金メダルを獲得、前人未到の2大会連続の2冠を達成し、自他ともにその伝説っぷりを大きくアピールしたのは、皆さんご存知の通りだ。

◆独立50周年記念式典&ボブ・マーリー画像

彼のユニフォームは、ジャマイカをそのままイメージするラスタカラーに彩られていたが、そのユニフォームのデザインを務めたのは、同じくジャマイカが誇るもう一人のスーパーヒーロー、ボブ・マーリーの娘セデラ・マーリーだ。ユニフォームにはジャマイカの伝説ボブ・マーリーの顔や、「Positive Vibration」の歌詞が縫い付けられており、メダル獲得を後押しするものとなっていた。

ちなみに、8月6日(月)は奇しくもイギリスからの独立50周年記念日を迎え、ジャマイカのナショナル・スタジアムにて記念式典が行なわれ、ジャマイカ国民も大興奮していた状況だ。このナショナル・スタジアムは、9月1日からロードショーとなる映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』でも印象的に描かれている<ワン・ラブ・ピース・コンサート>が行なわれた会場でもあり、ジャマイカ独立50周年記念作品として公開される当映画をさらに盛り立ててくれるイベントのようでもあった。

セデラ・マーリーも登場する映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』は、レゲエというひとつの音楽ジャンルを世界に広めたミュージシャンであり、ジャマイカの歴史さえ変えた伝説のカリスマ、ボブ・マーリーの波乱に満ちた人生、その“素顔”を描いた作品だ。本作は、世界的なアイコンとなり神格化された彼の生涯を、家族や友人、バンド・メンバーによる貴重なインタビュー、さらに今まで明かされることの無かった秘蔵のプライベート・アーカイブで綴った、初のオフィシャル・ドキュメンタリーでもある。

当時、血で血を洗う政争を繰り広げていたジャマイカで、二大政党の党首をステージ上で握手させた<ワン・ラヴ・ピース・コンサート>、そのボブ・マーリーにしか成し得なかった奇跡に至る、彼の行動と緊迫の背景に迫る展開は圧巻だ。

多くの女性を魅了した華やかな一面から、幼少時より受けた人種的偏見の逆境に立ち向かう青年期まで、初めて語られるエピソードも数多く描かれ、ゴスペルバージョンの「ノー・ウーマン、ノークライ」などの未発表音源、ボストン・コンサートの「エクソダス」など、未公開映像も散りばめられた伝説を探る決定版なのだ。

『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』
監督:ケヴィン・マクドナルド『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』『ラストキング・オブ・スコットランド』
出演:ボブ・マーリー、リタ・マーリー、ジギー・マーリー、セデラ・マーリー、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュ、リー・ペリー、ジミー・クリフ、クリス・ブラックウェル
エグゼクティブ・プロデューサー:ジギー・マーリー、クリス・ブラックウェル
2012年/アメリカ、イギリス/144分/1998×1080 1:1.85(FLAT)/5.1ch
原題:MARLEY
字幕翻訳:石田泰子
字幕監修:藤川毅
後援:ジャマイカ大使館、ジャマイカ政府観光局
9/1(土)より、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、吉祥寺バウスシアター他にて
3週限定ロードショー
(C)SHANGRI-LA ENTERTAINMENT LLC AND TUFF GONG PICTURES LP 2012
公式HP:http://www.bobmarley-movie.jp
公式facebook:https://www.facebook.com/bobmarley.rootsoflegend
公式twitter:https://twitter.com/Bmarleymovie
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