heidi.【インタビュー】こういうシングルを出すのはいま俺らができる一番大きな挑戦だと思っている

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9月19日リリース予定の5枚目のオリジナル・アルバム『アルファ』から先行シングルとして「曇り空には恋模様」を発売するheidi.がBARKSに初登場。ミニアルバムのリリースとツアーを経て、本格的に音源制作など動き出した彼らに、BARKSが密着取材を決行。まずはその第一弾として、heidi.入門編とニュー・シングルについてのインタビューをお届けしよう。

◆heidi.「曇り空には恋模様」~拡大画像~

■ヴィジュアル系以外のファンにも聴いてほしいから
■音源の間口を広げることに挑戦したシングル

──今年で結成7年に突入というみなさんに、あえてこんな質問から入ってみたいと思います。heidi.というバンド名の意味をまず教えてください。

ナオ:バンド名自体に意味はなくて。バンド名を考えるときに、憶えやすくて響きがよくてっていうところから始まって。

義彦:長いのはないなって。

ナオ:それで、憶えやすそうなものをいくつか候補に上げていったなかにこれがあって。

義彦:たぶん、みんなで飲んでて決めたんですよね。コレに。ノリと響きで。

──「アルプスの少女ハイジ」とはまったく関係ないんですね。

義彦:いまだにそれ言われるんで(笑)、そこを超えなきゃいけないですね。僕らが。

──これまでバンドとしてはライヴ中心に活動を行ってきたんですか?

義彦:基本ライヴですね。

ナオ:そうだね。最初自分たちでやってたときは、目標をきっちり決めて活動してたんですよ。バンド結成して、まずは無料ワンマンで動こうって決めて、heidi.のスタートは無料ワンマンから始まったんです。で、その1年後にはSHIBUYA O-WESTワンマンをやろうと。そこが埋まんなかったら解散しようと。

──最初からそこまでの決意で?

ナオ:俺はこのバンドでもう最後だと思ってたんで。長くダラダラやってもしょうがないと。始動から1年、悔いが残らないようにやるだけやって、それでダメだったらバンドは終わりにしようって気持ちでやろうとみんなで話し合って。O-WESTワンマンに合わせてフルアルバムを出さなきゃってことで、アルバムも作ったりしました。それでO-WESTワンマンを成功させて。それ以降、事務所に入ってからも、コンスタントに音源は作る。そしてライヴをきっちりこなしていくというのを基本にやってきました。

──ギルガメッシュやlynch.とは同期ぐらいですか?

ナオ:僕らよりもバンド歴は彼らのほうが長いですよね。最近はあんまりないけど、2~3年前はしょっちゅう対バンしたり。

義彦:ツアーとかもギルガメと2マンで行ったりしてましたね。

──いまはまったく違うジャンルの人ともライヴをやったり。

ナオ:俺らがやってることは昔から変わらないんですよ。

義彦:俺らは別にヴィジュアル系じゃないジャンルの人たちとやってもまったく変わらないんで、そういう人たちと単純にやってみたいってことでやってるだけですよ。

──なるほど。そして、そんなheidi.久々のリリースが決定しました。

ナオ:シングルとしては1年半ぶりですからね。

義彦:この後に出すアルバムは2年半ぶり。

──なんでこんなに空いちゃったんですか?

ナオ:これがいろいろあってね。震災もありましたし。その間にいろいろ予定が白紙になったものもありましたし。5周年ベストを出したりライヴはやったりしてましたけど、去年はまったく思うように動けなかったんですよ。そうしたら、いつの間にかこのタイミングになっちゃったんです。

──その思うように動けない間、改めてheidi.のことを考えたりしたんじゃないですか?

ナオ:しましたね。今後のどうやっていくのか、どんな音源を提供するのか、みんなで話し合ったりする機会になりました。それで、今回の音源はプロデューサーを起用しよう、ジャケット、PVなどのアートワークもまったく新しい人にお願いしようってことになり。そういうのも初めてのことなんですよ。バンドとしてはずっとセルフ(プロデュース)でやってきたんで。

──なんでそういうトライをしてみようと?

ナオ:単純にやったことがないのでやってみようかと。あと、音源の間口を広げたいというのもありました。そのためには外部の人の意見も重要だなと思って。自分たちにはないところ、他者の意見を積極的に取り入れようと。そこに関してはメンバーみんな同じ考えでしたね。

義彦:やってみて新しい刺激をもらえればいいかなと思って。

──間口を広げたいという気持ちはどこから出てきたんですか?

ナオ:さっき義彦も言いましたが、俺らはヴィジュアル系でやってきましたけど、それ以外の一般層の方にも聴いて欲しいんですよ。ヴィジュアル系っていうだけで聴いてもらえないのはもったいないとずっと思ってたので、そこを超えるためには、より客観的な意見が必要だと思って、プロデューサーを立ててみることにした。そこはデカいですね。

◆インタビュー続き
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