ホイットニー・ヒューストン、映画『スパークル』サントラには新曲も

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ホイットニー・ヒューストンが出演する最新の、しかしながら最後になってしまった映画『Sparkle|スパークル』(米8月17日公開)のオリジナル・サウンドトラック国内盤が、9月5日発売となった。主演ジョーダン・スパークスとの軽快なデュエット「セレブレート」と古典ゴスペルの名曲「ヒズ・アイ・イズ・オン・ザ・スパロウ」という2曲が、ホイットニーが生前にレコーディングしていた新曲として収録されている。

◆ホイットニー・ヒューストン画像

「セレブレート」は、R.ケリーが作詞・作曲・プロデュース・アレンジを手掛けた珠玉のR&Bポップ・ソングだ。そのほか、サントラにはシーロー・グリーンや、アメリカン・アイドル優勝者のジョーダン・スパークス等が参加しており、カーティス・メイフィールドによる楽曲も複数収録されている。なおR.ケリーは、「セレブレート」以外にも複数曲で楽曲提供・プロデュースでこのサントラに全面的に参加しているほか、映画のエクゼクティヴ・ミュージック・コンサルタントとしてもクレジットされている。1960年代、モータウン全盛期のアメリカを舞台に、スターを目指す3人姉妹とそのシングル・マザーの絆を描いた作品を彩るにふさわしい珠玉のR&Bサウンドトラックといえる仕上がりなのだ。

映画『スパークル』は、ホイットニー・ヒューストンが出演する劇場公開映画としては、1996年「天使の贈り物」以来約16年ぶり4作目となる作品だ。1976年に、アイリーン・キャラ主演で公開された映画『Sparkle』(日本未公開)のリメイクで、ゴールド・ディクスとなった当時のサウンドトラックからは、アレサ・フランクリンが歌うヒット曲「Something He Can Feel」も誕生している。映画とサントラのヒットは、その後の多くのブロードウェイ・ミュージカルにも影響を与えたと言われているほどだ。

全米では8月に公開された『スパークル』は、初週の全米興行成績5位を記録するヒットとなっている。また一般劇場公開に先駆け、ロサンジェルスのチャイニーズシアターでプレミア上映され、主演のジョーダン・スパークスをはじめとする共演女優・俳優陣のほかにも、ホイットニーの愛娘のボビー・クリスティーナや、多くの著名人がホイットニーの遺作となるこの映画の鑑賞に訪れ、賑わいを見せていた。

この映画は、企画を長年あたため続けていたという彼女にとって夢のプロジェクトで、作品のエグゼクティヴ・プロデューサーとしても携わってきているが、ホイットニーは映画撮影中も自分の娘役となる3人の若手女優たちにも熱心なアドバイスをしていたという。映画の中でホイットニーの娘役を演じ、またこの5月に行われたBillboard Music Awardsで「I Will Always Love You」を歌った主演のジョーダン・スパークスは、「この映画はホイットニーからみんなへの贈り物よ」と、ロサンジェルスのプレミアで語っている。

『スパークル オリジナル・サウンドトラック』
国内盤9月5日(水)発売
SICP-3656 \2520(税込)
歌詞対訳付
1.アイム・ア・マン / シーロー・グリーン
2. イエス・アイ・ドゥ / カルメン・エホゴ
3.ラニング / ゴアペレ
4.ジャンプ / カルメン・エホゴ、ティカ・サンプター&ジョーダン・スパークス
5.フックド・オン・ユア・ラヴ / カルメン・エホゴ、ティカ・サンプター&ジョーダン・スパーク.ス
6.サムシング・ヒー・キャン・フィール /カルメン・エホゴ、ティカ・サンプター&ジョーダン・スークス
7.ヒズ・アイ・イズ・オン・ザ・スパロウ / ホイットニー・ヒューストン
8.ルック・イントゥ・ユア・ハート / ジョーダン・スパークス
9.ワン・ウィング / ジョーダン・スパークス
10.ラヴ・ウィル / ジョーダン・スパークス
11.セレブレート / ホイットニー・ヒューストン&ジョーダン・スパークス

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