abingdon boys school【インタビュー】約3年ぶりシングル「WE aRE」に込めた想い「“個”になりがちだけど、一人であって一人ではない」

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abingdon boys school(以下、a.b.s.)が約3年ぶりとなる待望のニュー・シングル「WE aRE」を9月5日にリリース。『戦国BASARA HD コレクション』(PlayStation 3 ゲームソフト)の主題歌にもなっている本作は、楽曲、歌詞、歌、演奏、すべてが文句なく圧倒的! かつ、フックが多く、そのぶん何度でも聴き返したくなる中毒性のあるロックナンバーになっている。彼らにしか鳴らせない音を鳴らした、熱い一撃。そこに込められた想いとは? abingdon boys schoolメンバー4人に話を訊いた。

◆abingdon boys school メッセージ映像

――BASARA曲はこれまで、柴崎さん(G)とSUNAOさん(G)がそれぞれ1曲ずつ作曲されていますけど、今回は岸さん(Key &Pro)の曲なんですよね?

岸 利至(Key &Pro):そうなんですよ。僕もSUNAOさんのメールで気がつきました。

SUNAO(G):俺、なんか言ったっけ?

岸:“これで3人揃ったね”って、メールくれたじゃん!

西川貴教(Vo):言った本人がよく覚えてないっていう(笑)。

――ははは。でもこの「WE aRE」は聴き所満載の曲になってますね。最初の雄叫びから間奏、そして終わり方に至るまで、フックがいっぱいで、何度も聴きたくなります。これは最初から「戦国BASARA」の世界観をイメージして作られたんですか?

岸:正直、メロディを書いた時点では意識はしてなかったです。今回、3年ぶりのシングルになるんですけど、その間a.b.s.としてはイナズマロックフェスに出たり、それ以外にも、各自デモを作ったり、それを聴いたりっていうことをやってて、これはその中の1曲だったんですよ。だから、BASARAの主題歌としてシングルを出すっていうことを意識したのは、アレンジの段階からですかね。

西川:アレンジでだいぶ変わったよね、この曲。

岸:うん。“どこを切り取ってもa.b.s.”っていう曲にしたかったんです。そのためには、アレンジをa.b.s.のサウンドの要であるギタリストに託してみよう、と。そういうところから始まって。

――託された側としては?

柴崎 浩(G):やっぱりね、久しぶりの作品を届けるっていう想いがあったので、ファンの方が聴いて“あぁ、今までもやっていたこういう曲か”って思われるのは嫌だったんですよね。だから新しい部分を見せたいっていうのがあって、4人でいじり倒したというか(笑)。みんなでアイディアのキャッチボールをしながら、今やってみたいサウンドの方向性をいろいろ盛り込んでいった感じですね。

――その“今やってみたいサウンドの方向性”というのは?

柴崎:この曲にも反映されていると思うんですけど、展開が多いとか、“おや?”って思うところがあるとか。

SUNAO:攻めの感じですよね。基本的には1回聴いてすごく印象に残るもの、なおかつ、さっきおっしゃってたみたいに、何度も聴き返したくなるもの。あそこはどうなってるんだろう?って聴き返したくなるような作品にしたいなって。

西川:うん、中毒性のある曲っていうのは、今後の自分たちの一つのテーマかもしれないですね。

岸:で、サウンドって時間をかければかけただけ面白さが出たりすると思うんですけど、この曲はそれがすごくいい形で出たなと思ってます。

――歌詞もドラマティックで。例えば1番では“We’re all alone“と歌われてる箇所が2番では“We’re not alone”になってたり。そういう一つ一つもすごく印象的でした。

西川:昨今は、お隣が何してるか分からないとか、とかく“個”になりがちじゃないですか。でも、一人であって一人ではないと思うんです。で、バンドもそういうものかなって、改めて感じていて。それはメンバーだけじゃなく、ファンの皆さんも含めてね、一つの集合体なんだ、と。そういうことがもっともっと感じられる音楽を作っていきたいし。だからこれは、その宣言とか宣誓みたいな感じですね。

――“呼応する心音を重ねて/UNKNOWN,SOUND,BOUNCE”……未知なる音を響かせていくぞ、と。

西川:そうですね。“世の中で今こういうサウンドがいいらしいよ”じゃなくて、自分たちの肌感だったり、自分たちの思う信念に正直に、a.b.s.でしかできないものを作り続けていきたいっていう。

――で、この歌詞には四字熟語もいろいろ入ってますけど、辞書に載ってないというか、実は造語の四字熟語も結構入っていて。これは「戦国BASARA」のキャラクターのキャッチコピーをアレンジしたものですか?

西川:そういうものもあります。せっかくなら自分たちの想いと、「戦国BASARA」の世界観を重ねてうまく表現できたらなと思ったので。だから自分で造った言葉もいっぱいあるし、例えば“無限六爪”だったら……。

SUNAO:“無限六爪”は伊達政宗(のキャッチコピー)だよね?

西川:うん。で、うちはメンバーが4人ですけど、ライヴにおいてもレコーディングにおいても、他にドラムとベースがいて、6人で音を出しているっていうのがあるから、“無限六爪”に“無限の音を6つの爪で……”みたいな意味を込めてたり。

一同:おお~っ!! なるほど!!

岸:その話、今初めて聞いた!

西川:その“六爪”の“爪”を、演奏の“奏”に変えようかなとも思ったり。

一同:おお~っ!! なるほど!!!

柴崎:すげーなぁ!(笑)

――深いですねぇ。ところで……ちょっと訊いてみたいことがありまして。「戦国BASARA」のキャラクターを自分に当てはめるなら?

一同:うわ~(笑)。なんだろう!?(ワイワイガヤガヤ)

SUNAO:僕は、前田慶次かなぁ。楽天家だったり、動物好き、みたいなところが(笑)。

西川:あぁ、そうかも。和を取り持とうとしてるとことかもね。

柴崎:僕は……何かなぁ?

西川:柴崎さんはBASARAの中で言うと、半兵衛とかじゃない?(笑)。

――そのココロは?

西川:秀吉の側近なんですけど、知恵者で陰のフィクサーみたいな感じだから。

岸:じゃあ、僕は?

西川:岸さんは、こう見えて内面はストロンゲストで(笑)、最もスポーツが好きだったり、熱いものが好きだったりするから、長曾我部元親かな。みんなに慕われるって感じで。

――では西川さんは?

西川:なんだろうなぁ? まぁバンドで言うと僕はセクシー担当なので(笑)、BASARAだと、かすがかな。

SUNAO:露出度高いしね(笑)。

――でもマジメな話、ヴォーカリストは色気がないとダメですからね。

西川:そりゃそうだ、うん。まぁ僕はセクシーかセクシーじゃないかって言ったらセクシーです(笑)。

――ははは、わかりました(笑)。そして、カップリングの「COLD CHAIN」ですけど、これはスケール感のある曲ですね。

SUNAO:僕らが10代の時に聴いていたハードロック……その中でも特にヘヴィなものが好きだったので、それを今やってみたらどうなるのか?っていうのをやってみた感じですね。

――前に一度だけライヴで披露したことがあるんだとか。

柴崎:そうなんですよ。そしたら、そのライヴに来れなかった人たちが“ぜひ聴きたい!”と。そういう声がたくさんあったので、このタイミングで出すことになったんです。

――歌詞は最初から英詞だったんですか?

西川:いや、ライヴでやった時は日本語詞でした。ただ、新たにレコーディングすることになって、もうちょっと掘り下げたいところがあったので。日本語詞をトランスレートして、より話を膨らませていった感じですね。

――英語は得意なんでしたっけ。

西川:いや。今、一生懸命勉強しているところでございます。でもこれから、ファンの方が外国にもいらっしゃると思うと、より英語の勉強もやっていかないとなと思っています。

――今回、「WE aRE」も世界33ヵ国に先行配信されてますけど、海外進出したいという思いも強くなってきているんでしょうか。

SUNAO:海外進出というより、より多くの人に聴いてもらいたいっていう思いはありますね。

西川:うん。たった一度の人生の中で、出会える人が広がる可能性っていうのは、自分で求めていかないと得られないし、はなから諦めていたら手に入らないものって山ほどあるから。とはいえ……これまではね、聴いてくださる皆さんに喜んでもらえるものをっていう想いが強かった気がするんですよ。でも今後、ゆるいペースかもしれませんけど、3枚目のアルバムとか、その次っていうのは、より自分たち4人がやっていて楽しいものとか、“これいいなぁ!”っていうものを作っていきたいと思っているんです。今のシーンに捕われずに、自分たちがこのバンドでやるんだ!っていうものを、1コ1コ確実に作っていきたいなって。で、その先にはそういうもの(海外進出)もあるかもしれないし、逆に言えば、それは二次的三次的なものの気もしているんです。だから、次は「WE aRE」よりも、もっと良い曲をとか、これまでやったライヴよりも、もっと良いライヴをとか、そういうすごくシンプルなところに思いがあるんですよね、今は。

取材・文●赤木まみ


9th Single
「WE aRE」
※「戦国BASARA HDコレクション」主題歌
2012年9月5日発売
【初回生産限定盤】CD+DVD 2枚組
ESCL3911-2 ¥1,500(tax in)
[CD]
1. WE aRE
2. COLD CHAIN
[DVD]
1. ミュージックビデオ「WE aRE」(FX Free)
2. 戦国BASARA HD コレクション オープニングムービー
●PCブラウザ「ブラウザ戦国BASARA」限定カード「豊臣秀吉」シリアルコード付フライヤー封入
●Mobage「戦国BASARA カードヒーローズ」限定カード「前田慶次」シリアルコード付フライヤー封入
【通常盤】CDのみ
ESCL3913 ¥1,223(tax in)
1. WE aRE
2. COLD CHAIN
3. WE aRE (NISHIKAWA Free)
4. WE aRE (SHIBASAKI Free)
5. WE aRE (SUNAO Free)
6. WE aRE (KISHI Free)
※メンバー各パート抜きのインストトラックを収録
●通常盤初回仕様分のみ「WE aRE」Tab譜付き

◆9月5日リリースに先駆け、アジア、北南米、欧州、豪州含めた海外33カ国/地域にて8月7日に海外先行配信

<iTunes>
配信国/地域:
アメリカ、カナダ、
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、フィンランド、スウェーデン、オランダ、オーストリア、スイス、
ニュージーランド、オーストラリア、
アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルー、
香港、台湾、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、ブルネイ、マカオ、スリランカなど。
※配信日時等は各国/地域により多少前後する可能性があります。

<Amazon>
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなど。
※配信日時等は各国により多少前後する可能性があります。

<Digital Release>
配信国:
韓国、中国など。※配信日時等は各国により多少前後する可能性があります。

<イナズマロック フェス 2012>
2012年9月15日(土)
滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場 (滋賀県琵琶湖博物館西隣 多目的広場)
12:00開場 / 14:00開演 (20:00終了予定)
チケット: 15日券 7,800円 (税込)
ブロック指定・オールスタンディング・整理番号付
※3歳以上有料
お問い合わせ: キョードーインフォメーション 06-7732-8888 (10:00-19:00)
オフィシャルサイト http://inazumarock.com/

◆abingdon boys school オフィシャル・サイト
◆abingdon boys school Official Twitter  @a_b_s_official
◆abingdon boys school Official Facebook
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