The Flickers、8otto、ent出演<HighApps×New Audiogram #01>大盛況で終了

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気鋭のアーティストを送り出してきたイベント<HighApps>と、WEBマガジン「New Audiogram」による初のコラボイベント<HighApps×New Audiogram #01>が、昨日9月26日に東京・新代田FEVERにて開催された。

The Flickers、8otto、entの3組による競演となったこの日、まずはThe Flickersがトップバッターとして登場。実は彼らは、約一年前にイベント<HighApps>が初開催された時にも、CDリリース前でありながら抜擢され登場した経歴の持ち主。「あの時は、すごく緊張してたのを覚えてます。今日も……緊張します」と安島裕輔(Vo, G, Syn)がMCで当時を振り返る。そこから1年、切なく踊れるエレクトロニック・ロックのサウンドで人気を拡大してきた彼ら。2枚のミニアルバムのリリースと数々のイベントやフェスへの出演を経て、ぐっと芯の太くなったサウンドを聴かせてくれた。安島がマイクを振り回し絶叫した「non-fiction」や「lovender」など、全8曲をテンション高く熱演。堀内祥太郎(B)は「今、新しい曲を作ってます」と、現在レコーディング中であることも明かし、さらなる成長への期待を伺わせた。

続いての登場は、8otto。昨年にリリースされた4thアルバム『Ashes To Ashes』以降、今年5月にはUKとパリを回るツアーも敢行した実力派だ。ステージにはバンドのシンボル「8」をかたどった電飾のオブジェが置かれ、マエノソノ マサキ(Drums, Vox) を中心に4人が一列に並ぶスタイルで、独自のロックンロールを展開。独特のクールな色気を放つマエノソノの歌声、ソリッドなアンサンブルで熱気を高めていく。さらに、「CHINA」ではマエノソノがドラムセットから立ち上がって客席へ降りて歌い、「Say」ではTORA(B)が「今日一番のジャンプを見せてください」と煽るなど、オーディエンスを巻き込むパフォーマンスで熱い喝采を集めていた。

ちなみに、マエノソノはINORAN、FEEDERのタカ・ヒロセ、同じくFEEDERのサポートギタリストとしても活躍するディーン・テディと結成した4人組バンドMuddy Apesのメンバーとしても活動中。9月28日には渋谷クアトロにてライヴも予定されている。また、8ottoとしても新曲を制作中とのことで、TORAは「格好いい曲できてるよ、マジで」と、自信たっぷりの表情を見せていた。

そしてこの日のラストは、ストレイテナーのホリエアツシによるソロプロジェクト、ent。ギターにOJこと大山純、ドラムとマニピュレーターにレコーディングエンジニアの菅井正剛を迎えた3人編成の「ent band」としての登場だ。「いいイベントで、対バンも格好よくて、最後にやるのも気が引けますけど、楽しんでいってください」と、ホリエアツシ。エレクトロニカやポストロックを経由した繊細なサウンドを披露。なかでもボーカルにオートチューンのエフェクトをかけた「Airwalker」や「Silver Moment」では、先鋭的な美学を感じさせる。アンコールの「Sleeping Ghosts」まで、幻想的でスケールの大きい音楽性でオーディエンスを魅了していた。

それぞれ表現のスタイルは違えど、00年代以降の海外のインディロックシーンと呼応しあう刺激的なサウンドを鳴らす3アクトが集ったこの日。盛況のうちに<HighApps×New Audiogram #01>は幕を閉じた。

11月22日には、同じく新代田FEVERにてシリーズイベントの第2回<HighApps×New Audiogram #02>が開催される。こちらには、キドリキドリ、クリプトシティ、Qomolangma Tomatoの出演が決定。新世代の音楽シーンを担うアーティストをいち早くチェックしたい人は、ぜひ足を運んでおこう。

取材・文●柴那典

<HighApps×NewAudiogram #02>
日時/会場:11月22日(木) 東京 新代田FEVER
開場/開演:18:00/19:00
チケット代:前売 2,500円/当日 3,000円(ドリンク代別)
出演: キドリキドリ / クリプトシティ / Qomolangma Tomato …and 1 band
問い合わせ:03-6304-7899(FEVER)
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