【ライブレポート】摩天楼オペラ、ドラム・悠、ベース・燿が復帰「5人の音で音楽シーンを照らしていく」

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ドラムの悠の左腕治療のため、6月からライブ活動を休止していた摩天楼オペラが、10月5日東京渋谷BOXXで「GLORIA」ツアー<GLORIA TOUR -scene I->の初日を迎えた。

◆摩天楼オペラ画像

公式サイトなどで「10月に行うツアーに向け、完全な回復を目指す」と告知していた通り、久々に5人がそろったライブ。悠は「5カ月ステージに立てなくて…、療養中へこむこともあったけど、ブログやツイッターとかで励まされ、やっとこうしてステージでドラムを叩くことができました」と話し、つまる場面も。会場から「悠!」と声援が送られると顔をあげ、「ここからscene Iを盛り上げていく。かかってこいよ東京!」と気炎。歌いながらドラムを叩くなど、身体の全てでよろこびを体現し、復活を遂げた。

ステージでは発売したばかりの新曲「GLORIA」など19曲を披露。ボーカルの苑は同曲の歌唱前、「最近ニュースとかで、CDが売れなくなった。ライブに行く人が少なくなっているって言われている。音楽系の会社もライブハウスもなくなって、音楽シーンが縮小して行っているんだよね。オレたちにとってはお先真っ暗だけど、はい、そうですかって小さくなる訳にはいかない。摩天楼オペラの音で照らしていくしかない。光を栄光を求めて進んでいこう。栄光の第一歩、一緒に歌おう」と呼びかけ。苑の歌に合わせ、フロアからも5人に思いを届けるように声が大きくなっていく。紫と白色のペンライトが揺れる中、<We will see the world full of Gloria>と合唱し、会場がひとつになった。

この日は、ベースの燿も左手中指の手術を経てのステージ。燿は「3本で弾いているとは思えないでしょう」と故障した指先に巻いた白いテープを見つめて苦笑い。「新しいベースで、新規一転頑張っていきます!」と笑顔を見せた。

ツアーは盛岡(8日)・仙台(9日)、新潟(11日)、金沢(12日)、岡山(14日)、福岡(15日)、大阪(17日)、名古屋(18日)、横浜(20日)をめぐり、燿の誕生日でもある30日に東京・渋谷O-EASTで最終日を迎える。

文・写真:西村綾乃

「GLORIA」
KICM.1412 \1,260(税込)
1.GLORIA
2.Psychic Paradise
3.CAMEL
4.初恋は永遠に
※初回製造分のみ『GLORIA』&『Innovational Symphonia』2作連動応募抽選券封入

●ニコニコ生放送「摩天楼オペラdeナイト」
隔週金曜日 22:00~22:30無料放送中
※摩天楼オペラのバンド初の冠番組「摩天楼オペラdeナイト」を、ニコニコ生放送で無料放送中。番組は苑(Vo.)とAnzi(Gt.)がMCを務める音楽番組で、毎回Anziとゲストギタリストがギターバトルをする「Anziの頂バトル」が目玉コーナー
http://ch.nicovideo.jp/channel/matenrou-opera
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