サラ・ブライトマン、宇宙へ

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10月10日(水)モスクワ時間の午後4時(日本時間同日午後9時)、モスクワにてサラ・ブライトマンが今後の活動に関する記者会見を行い、スペース・アドベンチャー社と協同で2015年10月に10日間の国際宇宙ステーションへの軌道宇宙飛行ミッションを行う予定であること、またその前に宇宙をテーマにした新作『ドリームチェイサー(夢追人)』を2013年1月にリリースすることを発表した。この宇宙旅行が実現すればサラ・ブライトマンは「史上初の宇宙に行ったアーティスト」となることだろう。

◆サラ・ブライトマン画像

会見には、サラ・ブライトマン本人の他に、モスクワにオフィスを持ち民間人の宇宙旅行を請け負うスペース・アドヴェンチャー社のチェアマン、エリック・アンダーソン氏、さらにはサラの今回の宇宙旅行のパートナーであるユネスコのニ―ル・フォード氏らも出席し、この夢のようなニュースをあくまで実現されるべき具体的な予定として発表した。

サラ・ブライトマンはソユーズ・ロケットに乗り国際宇宙ステーションへ向かう3名の乗組員の一員となって、ISS到着後毎日地球を16回周回し宇宙から歌を披露する予定だ。彼女の国際宇宙ステーションへの飛行の最終的な日程はロシア連邦宇宙局とISSのパートナー達との間でこれから決定される。

1969年にテレビで月面着陸の映像を見て以来、幼い頃から宇宙旅行を夢見ていたというサラ・ブライトマンは、今回の宇宙旅行は自身の長年の夢の実現だけが目的ではなく、“ユネスコ平和芸術家”としてユネスコと共通の目標である大切な2つのメッセージを宇宙から発信する使命を持っていると語った。

そのひとつは「次世代へいかに地球の資源を守り継いでいくか」ということ。そしてもうひとつは、「教育(特に女性の教育)の大切さ」だという。

「地球は宇宙船と同じ。水や空気が無ければ存続しないのです。また教育を満足に受けられない方たちに教育の場が設けられることは、自給自足的コミュニティを作り生活を向上させる上でとても大切なことなのです。」──サラ・ブライトマン

これらのメッセージを、サラは宇宙ステーションでのおよそ10日間の滞在中、宇宙から発信するという。また、アーティストであるサラ・ブライトマンにとって宇宙旅行と音楽活動は「一つの壮大なプロジェクト」であるとしている。まずは宇宙旅行の前に、宇宙からインスピレーションを受けたフィーリングやチャレンジを込めた曲を集めたニュー・アルバム『ドリームチェイサー(夢追人)』を発表。音楽を通じて、宇宙、自然の美しさ・大切さを伝えながら、最終的には宇宙から音楽を発信する…そこまでが今回の“ドリームチェイサー”というプロジェクトだ。

「私は自分を“夢を見る人間”だとは思っていません。むしろ、私は“夢を追いかける人間”なのです。今回の私の宇宙への旅が誰かの心に触れた時、それがその人自身の夢を追いかけるきっかけになり、さらには、この地球全体の大切な目的を遂行する足がかりになってくれることを願っています。」──サラ・ブライトマン

宇宙への思いや挑戦をもとに書かれた4年ぶりとなるニュー・アルバム『ドリームチェイサー(夢追人)』は2013年1月16日(水)にリリースされる。壮大なこのプロジェクトのスケール感を感じさせる最新シングル「エンジェル」は10月24日(水)にPC・スマホ主要サイトで配信となる。また、新作発表に伴い、2013年に自身のキャリアでも最大規模となる5大陸を制覇するワールド・ツアーを地球上で行う。

ニュー・シングル「Angel」
2012年10月24日(水)
PC・スマホ主要サイト配信開始

ニュー・アルバム『ドリームチェイサー(夢追人)』
2013年1月16日(水)日本先行発売予定

◆サラ・ブライトマン・オフィシャルサイト
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