家入レオ【インタビュー】1stアルバム『LEO』生意気だと思われても嫌われてもいいから自分は自分らしくやっていきたい

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──「Bless You」は、あきらめたふりをしながら実は愛を渇望している、そんな心の叫びが描かれた曲ですが。

◆家入レオ1stアルバム『LEO』~拡大画像~

家入:はい。私は小さい頃、両親と離れて親戚の家を転々としてた時期があるんです。その後、両親とはまた一緒に暮らすようになったんですが、どこかお互い気を遣ってしまう部分があって。そういう状況の中、当時はまだ子供だったので、自分は愛されていないんじゃないかって考え込むこともありました。でも東京に来てから気付いたんです。私は愛されていたし、私が相手を傷つける勇気を持って「なんで私を手放したの?」って言えてたら、両親も「そうじゃないんだよ。こういう理由があったから」と言ってくれたのかな、と。一番いけなかったのは、親子なのにお互い気を遣いすぎてたことなんだなって。それからは、「Bless You」で自分の過去をバン!と出して、その過去と向き合った時に、何か解放されたというか、音楽的にも縛りがなくなったんです。だから「キミだけ」とかも、「Bless You」があったからこそ書けた曲だと思います。

──その「キミだけ」は、優しく美しいメロディと柔らかな歌声が印象的でした。

家入:これは「恋愛の歌?」ってよく訊かれるんですけど、実は“キミ”というのは母のことなんです。福岡を離れる時に友人とか学校とか、いろいろ手放すことはできたけど、母とサヨナラした時には本当に悲しかった、という歌で。今までは感情を顕わにして歌うことが多かったんですけど、ここでは“大切だよ”という気持ちを敢えて秘めて歌いました。“愛だよ”って伝えることが愛ではなくて、敢えて伝えないことが実は愛なのかもしれないって思ったから。で、ここまでバラードっぽいバラードは今まで書いたことがなかったし、生のストリングスも入れたりして、挑戦でした。

──お母様には伝えました?「お母さんのことを書いた曲を歌ったよ」って。

家入:まだ言ってないです。それこそ敢えて伝えないことが愛情だと思ったので。インタビューとかを見て知ってくれたらいいなぁと。

──じゃあBARKSを見ていただいて。

家入:あ、そうですね! 言っておきます、「BARKS見てねー!」って(笑)。

──どの曲も渾身作ですけど、「Linda」とかもすごく胸に来ました。クラスで孤立している子が友情ごっこや人間の醜い部分を鋭く見抜いてたりして。

家入:実は私自身がそうだったんです。福岡から東京の学校に転入してきた時、休み時間に一人で小説を広げて“私は独りにされてるんじゃない、独りになってるんだ”って思いながらも、うしろで話してる女の子達の会話が気になったりして。何か自分のことを言われてるんじゃないか、嫌われてるんじゃないかとか。周りにどう思われているか、すごい気にしていたんです。でも“もういいよ。誰にも気を遣わず自分は自分らしくいればいいじゃない”という心もあって。その強い心に“Linda”という名前を付けました。

──なんで“Linda”だったんです?

家入:メロディを作ってる時、リンダという言葉が自然と出てきて、“だってリンダ、リンダ”っていうのが単純にハマったので。

──それから、「Lady Mary」は物語性があったり、「Fake Love」は危険な恋の香りがしたり。

家入:「Fake Love」は、上京した時に周りの大人の人達にいろいろ優しい言葉をかけてもらって、嬉しかったけどここで心を開いたらまた傷つけられるなと思って。その状況が危険な恋の駆け引きに似てたので、そういう歌にしたんです。だから、自分の感情から広げていくっていうすべもこっちに来てから学んだのかなと思いますね。

──いろんな表現やいろんな家入レオの表情が詰まった1枚になりましたね。

家入:はい。原点みたいな、スタートのアルバムになったと思います。この『LEO』があるから、もっとポップも出せるし、もっとヘヴィーも出せるし、これからいろんな挑戦ができるなって。

──レオちゃんの中にはもっといろんな家入レオがいる?

家入:はい。もっと激しいです、私の中の感情は。だから、求められる“いい子”にはなりたくないというか。普通の17歳だったら、“いい子”でいることが一番良いのかなと思うんです。でも私はいろんなことが気になって、目についたら“もっとこうした方がいいんじゃないかな?”って言いたくなります。それを“いい子”と思われたいがために飲み込んじゃったら、音楽をやる意味がないし、アーティストとしてもつまらない人になってしまうと思うんです。もちろんワガママはダメですよ(笑)。ワガママじゃなくて、私は言いたいことをバンバン言っていきたいなって。生意気だと思われてもいい、嫌われても全然いいから、自分は自分らしく、家入レオらしくやっていきたいなって思ってます。

──毒にも薬にもならないより、毒にも薬にもなった方がおもしろいしね。

家入:そうなんです。なんで傷口に消毒液を塗るかって言ったら、痛くても傷を治すためで、私自身、いろんなアーティストの方々の正直な言葉や正直な歌に救われてきたので、私も素直に音楽をやっていきたいです。

取材・文●赤木まみ

『LEO』
初回限定盤:VIZL-502 \3,500(tax in)
通常盤:VICL-63931 \3,000(tax in)
10月24日発売
CD
01.サブリナ
02.Last Stage
03.Say Goodbye
04.Shine
05.明日また晴れますように
06.Second Dream
07.キミだけ
08.Bless You
09.Fake Love
10.Hello
11.ミスター
12.Lady Mary
13.Linda
DVD
イジワルな神様 [Music Video & Making]
Live from SETSTOCK'12
LEO Files 2011-2012

AL「LEO」封入特典:
初回限定盤・通常盤(初回プレスのみ)共通
1stツアー追加公演・特別先行抽選予約シリアルナンバー封入
受付期間:10/23(火)12時~11月06日(火)12時

<家入レオ1stワンマンツアー~LEO~>
2013年1月17日(木) 福岡DRUM Be-1
[問]BEA 092-712-4221
2013年1月19日(土) 梅田クラブクアトロ
[問]キョードーインフォメーション 06-7732-8888
2013年1月20日(日) 名古屋クラブクアトロ
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
2013年1月25日(金) 渋谷クラブクアトロ
[問]SOGO TOKYO 03-3405-9999
【追加公演】
2013年3月9日(土) 心斎橋BIGCAT
[問]キョードーインフォメーション 06-7732-8888
2013年3月17日(日) 赤坂BLITZ
[問]SOGO TOKYO 03-3405-9999
*一般発売は2013年2月2日。



◆家入レオ オフィシャルサイト
◆オフィシャルYouTubeチャンネル
◆オフィシャル BLOG
◆ビクターエンタテインメント

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