【ライブレポート】w-inds.、日中の架け橋として決行、香港公演を大成功に

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10月20日(土)、w-inds.が7月に発売されたアルバム『MOVE LIKETHIS』をひっさげての全国ツアー<w-inds. LIVE TOUR 2012”MOVE LIKETHIS”>を敢行、そのファイナルを、幾多の困難を乗り越え、香港Kitec-StarHallで開催、4,000人を動員し大成功をおさめた。チケットは8月に現地で発売され、即日完売となっていたものだ。

◆w-inds.画像

2001年にデビューしたw-inds.は、そのデビュー当初よりアジアでの活動で人気を獲得し、日中国交正常化の旗頭として、古くは胡錦濤国家主席の前でパフォーマンスをするなど、堅実な実績を重ねてきている数少ないアーティストのひとつだ。こと香港での人気は非常に高く、2007年には<香港返還10周年記念コンサート>に日本人アーティストとしては唯一参加したキャリアを刻み、2012年2月16日には香港での最も権威のある音楽セールス賞「香港IFPIベストセールス賞2011日韓部門」を日本人アーティストで史上初の7年間、9作連続で受賞し、日本人最多記録をみずから更新し続けている。

また、中国版Twitterのウェイポーでは300万人のフォロワーを保有しており、日本人としては蒼井そらに次ぐフォロアー数となっている。日本人ミュージシャンの中では最大のフォロワー数を誇るw-inds.は、そのまま中華圏で最も人気のある日本人ミュージシャンと言える存在なのだ。

中国尖閣諸島国有化問題が起こり、反日デモが激化したという報道のさなか当然のように開催が危ぶまれていたものの、主催者側とメンバーの強い意志により決行、その予想を覆し公演は見事な大成功を収めた。香港の空港には事前の発表がなかったにもかかわらず500人のファンが殺到し、彼らを迎え入れてくれた。

ヴォーカルの橘慶太は「自分たちが公演を中止することで、ファンが悲しむのをみたくなかったし、問題が悪化することの方がマイナスだと思った。自分たちの音楽が日本と中国の架け橋となって距離を近づけたいと思った」とコメント、強い意志と背筋の伸びたアーティストの姿勢が、政治にまみれた国交を少しでも浄化することを、身を持って実践してくれたのがw-inds.だった。
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