【ライブレポート】中央アジアに響く日本の歌。INSPi、日本人初のカザフスタン、ウズベキスタン単独公演を実施

ツイート

アカペラグループ・INSPiが、カザフスタンおよびウズベキスタンでライブを実施した。

◆INSPi カザフスタン&ウズベキスタン公演 画像、ライブ映像

両国で日本人アーティストの単独公演が開かれるのは、今回が初めて。ライブは大成功に終わり、中央アジアの空に、日本の歌、日本語でのアカペラが響き渡った。

■ カザフスタン公演

10月15日。最初の公演地は、キルギスと中国の国境にも近い、中央アジア最大都市アルマティ(カザフスタン)。この街にあるカザフ国立音楽大学 大ホールに集まった観客は、超満員の500名。INSPiは、日本の文化、四季を表現する「さくらさくら」「朧月夜」「東京ブギウギ」「竹田の子守歌」など、古くから伝わる“日本のココロ歌”を歌い上げ、クラシックホールならではの響きと重なって、会場を埋めたカザフスタンの人たちの心に共鳴した。

MCでは、ロシアに近い土地柄もあって、カザフスタン語とロシア語の通訳2名が登場。しかし、“郷に入れば郷に従え”というのも、また日本の諺であり風習。INSPiがカザフスタン語で挨拶すると、会場は大きな拍手に包まれた。

公演では、観客が参加したボイスパーカッション講座や、日本センターで日本語を勉強する現地の学生20人と「上を向いて歩こう」も一緒に披露。最後には大喝采のスタンディングオベーション。鳴り止まない拍手を受け、客席をバックに記念写真を撮影しようとすると、観客が次々ステージに駆け上がるという一幕も。なお、現地のTV局2局、新聞2誌も取材に訪れ、初めて聞く日本のアカペラ、そして日本の文化に、聴衆もメンバーも大満足な夜となった。

10月17日、大草原の中に忽然と姿を現すカザフスタンの首都・アスタナ。朝の気温は0度で雪まじりの雨が降るこの街での公演は、日本とカザフスタンとの国交20周年記念事業の一環として開催された。ちなみにこの都市、日本人建築家・黒川紀章の都市計画に基づいた開発が行なわれた街である。

会場となったカザフ人文法科大学の講堂には、アルマティに続き超満員400名の観客が集まり、さらに日本大使を含む各国の大使も20名近く姿を見せる。そんな中、INSPiは外の寒さを忘れさせるような温かいハーモニーを披露。カザフ語で歌うオリジナル曲「ココロの根っこ」の歌詞に<カタコトの言葉で僕らは大丈夫>と、あるとおり、まさに音で心で観客とINSPiが繋がりあい、講堂全体に響く歌声に熱い拍手が巻き起こった。

この場所でのボイスパーカッション講座には希望者が殺到。初めて聞くボイスパーカッションに驚き、そして誰もが真似をしようと、一生懸命に声を重ねる。さらに、アルマティ同様、地元の大学生15人が「上を向いてあるこう」に参加。見事なハーモニーを繰り広げた。

また終演後には、カザフスタン日本大使公邸で開催された歓迎パーティーで、ライブに来場して頂いた各国大使から大絶賛を受けたINSPi。カザフスタンの街で、世界の要人たちの胸にも日本のココロ歌が届いた。

【カザフスタン公演 セットリスト】
1 inspiritual voices ~竹田の子守唄
2 エニャコラ
3 この木なんの木
4 百万本のバラ
5 さくらさくら
6 朧月夜
7 夏は来ぬ~お祭りマンボ
8 紅葉~津軽海峡冬景色
9 戦場のメリークリスマス
10 ココロの根っこ
11 ボイパ講座「恋のバカンス」
12 Aittim salem kalymkas (カザフスタン曲)
13 ジャパニメーションメドレー(アンパンマン~セーラームーン~ポケモン)
14 東京ブギウギ
15 風になりたい
16 上を向いて歩こう(現地学生と共演)
17 この星の子守歌
この記事をツイート

この記事の関連情報