【ライブレポート】NOKKO、デーモン閣下、木根尚登、曽我部恵一ら<Child Aid Live>で児童虐待防止を訴える

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10月27日(土)に品川プリンスホテル・品川ステラボールにて、『児童虐待防止キャンペーンライブ「Child Aid Live」』が開催され、4時間にわたってライブ&トークが繰り広げられた。

◆「Child Aid Live」 画像

この「Child Aid Live」は、子どもを虐待から救い、子育てに悩む親のSOSを社会全体で受け止めるような環境へと変容させることを目指して企画されたもので、子どもに関わる関係団体とエンターテインメント業界の協働で立ち上げられた「Child Aid プロジェクト」が主体となり、イベントは「Child Aid実行委員会」(※)により運営されている。

児童虐待防止に向けた強いメッセージを発信することで、地域における子育て支援を充実させ、より多くの人に実態と理解を深めてもらうことを目的としている「Child Aid Live」の趣旨に賛同し、今回のイベントには木根尚登、曽我部恵一、AFRA、HIDEBOH、NOKKO、デーモン閣下が出演。「児童虐待を防止しよう」という同じ志のもとに集まった6組が、アコースティックからヒップホップ、ダンスパフォーマンス、ソウルフルなボーカルにハードロック……と、驚くほどの幅広さと多彩な楽しさに満ち溢れるライブを繰り広げた。

まず、オープニングに登場した木根尚登は、子どもたちへ向けたメッセージソングをギターやピアノの弾き語りで披露。続いては、3人の子持ちで「今日の昼間も小学校の校庭でカレーを作ってきました。楽しかった」という曽我部恵一。最初の子どもが産まれた時に作った「おとなになんかならないで」も披露したステージでは、語りかけるような曽我部の声に応えるように、客席にいた子どもの声が挙がる。そして、次にステージ上がったのは、曽我部のライヴに歓声を上げた子供に「あれ絶対うちの子や!」と語ったAFRA。そんなAFRAは、フリースタイルでヒューマンビートボックスを聴かせると、当の曽我部を迎え入れてジョイント。ユニット「AFRAに曽我部」としてアルバム『listen 2 my ♥ beat』を11月21日にリリースする二人は、同アルバムにも収録されている「スタンドバイミー」などを披露した。

ライヴ後半ではHIDEBOHが、のっけから「座頭市」のテーマに乗せて超絶タップで度肝を抜く。彼もまた「2歳の女の子を持つ身として、児童虐待のニュースなどに心を痛めていたので、今日は参加できて嬉しいです」とコメントし、気づくことの大切さを訴えた。そして、続いて登場したのはNOKKO。彼女も6歳の子どもを持つお母さんであり、「生んでみないとわからないんだけど、子どもは3歳までが本当に大変。でもようやく少し落ち着いたので、ライブもやれるようになりました」と、久しぶりのステージで「フレンズ」「moon」などの名曲をソウルフルな歌声で披露。「昔の曲は2日くらいかけて馴染ませないとなんだよね(笑)」と若干照れ笑いを浮かべつつも、最後は子育ての日々を綴った「ゆうぐれなき」でお母さんたちにエールを送った。

そして、大トリに登場したのが、今回のライブで主導的な役割を果たしたデーモン閣下。「Age Of Zero」「太陽がいっぱい」「ANAPA」と立て続けに披露し、パワフルかつ伸びやかなボーカルを会場全体に響かせる。さらに、MCに入ると、「我輩はみなさんも知っての通り、残忍なキャラクター。それがなぜこんなテーマで動いているのかと、多くの諸君が思っていると思う。よくわかっておる(笑)」と語りオーディエンスを湧かせる。しかし、「それもゆえあってのことで、児童虐待はもちろん、もっと大きく教育ということを含めて、子どもたちの未来を考えようではないかということだな」とメッセージを送る。「今回のイベントをきっかけに、あまり関係ないと思っていた人にも、けっして他人事ではないと知ってもらえれば」とさらに語り、「なるべくポジティブな曲を選んできた(笑)」と、「toi toi toi」「SOLA」「ハート8」を歌い上げ、ライブは見事大団円を迎えた。

なお、ライブの合間には出演者と、駒田健吾(TBSアナウンサー)、藤田玲、青木玄徳の3人のMCによる児童虐待についてのトークも展開された。「車に置き去りにすること」「強く揺さぶること」など児童虐待にあたるケースを取り上げつつ、「自分たちが気をつけるのはもちろん、何かおかしいと思ったら、迷わずに児童相談所に電話してほしい」とメッセージ。さらにライブ終了後には、藤田玲と青木玄徳によるチャリティ握手会も行われ、大人一人ひとりが意識的になる必要性を訴えた。

※「Child Aid実行委員会」は、児童虐待防止全国ネットワークをはじめとした15団体で組織され、内閣府、法務省、文部科学省、厚生労働省をはじめとした17団体が後援。今回のライブでの収益は「Child Aid実行委員会」の運営に充てられます。

◆「Child Aid」 特設サイト
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