【ライブレポート】八代亜紀、ブルーノート東京で「今日は楽しい、すごくわくわくする」

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八代亜紀の『夜のアルバム』のリリース記念ライヴが、11月9日(金)南青山のブルーノート東京で開催された。1日2回公演のプレミアチケットを確保した総勢600名の前で堂々のパフォーマンスを披露、客席を魅了した。

◆八代亜紀画像

八代亜紀にとって初の本格的なジャズ・アルバムである『夜のアルバム』は、演歌歌手としてデビューする前のクラブシンガー時代に思いを馳せて制作された作品だ。10月10日の発売後、オリコン総合チャートにて「雨の慕情」以来31年9ヵ月ぶりのTOP20入りを果たし、SoundScan Japanの週間JAZZチャートでも発売以来4週連続1位を獲得中と大ヒットとなっている。また、アルバムは世界75ヵ国で同時配信され、iTunes Store Jazz Top Albumチャートでマレーシア1位、シンガポール2位などアジア各国で上位チャートインするなど注目を集めたばかりだ。

<An Evening with AKI YASHIRO>と題された一夜限りのこのライヴは、発表当初から話題を集め、アルバム発売を待たずして完売となったもので、場内は開演前から熱気に包まれていた。

ステージは「サマータイム」からスタート。銀座のクラブシンガー時代の十八番だったという「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」や、憧れの米国ジャズ歌手ジュリー・ロンドンの大ヒット曲「クライ・ミー・ア・リヴァー」といった『夜のアルバム』収録曲を、レコーディングにも参加した実力派ジャズメンをバックにしっとりと歌い上げた。さらにステージでは、アルバム未収録の「花と小父さん」(作詞作曲・浜口庫之助)や「別離(わかれ)」(ミーナ)といった昭和の名曲のカヴァーも披露。特に、「花と小父さん」はクラブシンガーのオーディションの際に歌った、思い出深い曲だという。

MCでは終始笑顔で「今日は楽しい、すごくわくわくする!」と、念願だったジャズ・ライヴの喜びを子供のように無邪気に語った。アンコールでは自身の代表曲「舟唄」を大胆なジャズ・アレンジで披露。最後はダンチョネ節のパートを圧巻のアカペラ歌唱で締めくくり、満員の観客もスタンディング・オベーションで喝采を送った。

八代亜紀は、2013年3月22日(金)に、<JAZZ WEEK TOKYO 2013>の一環として、渋谷ヒカリエ内の東急シアターオーブにてジャズ・コンサートを開催することが決定している。

<JAZZ WEEK TOKYO 2013>
2013年3月22日(金)
八代亜紀“夜のアルバム”(ゲスト:日野皓正)
@渋谷ヒカリエ 東急シアターオーブ
開場18:30 / 開演19:00 全席指定 ¥6,000(税込)
チケット一般発売日:11月24日(土)
※チケットぴあにて先行予約受付中(11月13日午前11:00まで)
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1243680
[問]サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 jazzweektokyo.com

八代亜紀『夜のアルバム』Produced by 小西康陽
UCCJ-2105 \3,150(tax in)

◆八代亜紀オフィシャルサイト
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