【インタビュー】Yun*chi、「夢は世界征服!」だけどその前にやりたいこといっぱい

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“きゃりーぱみゅぱみゅの妹分”として一躍注目の存在となったYun*chi(ゆんち)が、11月14日にミニアルバム『Yun*chi』でメジャー・デビューを果たした。個性的なハイトーンボイスと洗練されたヴィジュアル、そして妖精のようでありながらも小悪魔的な魅力をまとった、実に不思議なアーティストなのだ。そんなYun*chiの心と頭の中を覗くべくインタビューを試みると、彼女の中に溢れている実にたくさんの“やりたいこと”が見えてきた。そして、ミニアルバム『Yun*chi』収録曲「Reverb*」を、得意のイラストで表現してもらったので、そちらも合わせてチェックしてほしい。

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◆Yun*chiの“*”は小さな星のイメージ。だから全角ではなく半角希望です

名前のなかの“*”はアスタリスクという記号なんですけど。私、新しいものを見つけるとフットワーク軽く出かけるタイプで。しかも、身長が低くて150cmしかなくて、歌詞を書くときは恋愛ものが多くて、焼きもちやきだったりするんですね。そういうところ全部が『ピーターパン』に出てくるティンカーベルに似てるって人にいわれることから、ティンカーベルがかけるピクシーダストの、あのキラキラした妖精の粉のイメージで。それと、そのピクシーダストを浴びると空を飛べちゃうというという、ポジティヴなイメージなんです。あとは、アスタリスク自体に“小さな星”という意味があるので、それを原石的な意味にとらえて、私は歌を歌う人の原石でここから大きくなっていくよっていう気持ちを込めてこの記号をつけてみました。*は小さな星なので、全角ではなく半角表記にしていただけるとうれしいです。今回、そんなYun*chiのことを分かってもらうためにも、そして曲を聴いてキラキラして欲しいという思いも込めて、曲のタイトルすべてに“*”をつけました。次の作品にもつけられたらいいなぁ。


◆Yun*chiはAB型で双子座。だから性格も行動も両極端!?

いまのYun*chiヘアは、表面だけ地毛の黒。ジャパニーズカラーなんですけど、じつは内側は金髪なんです。これだと金髪の部分の髪が伸びてプリンみたいになってきても、上の黒髪で隠せるから頻繁に美容室に行かなくてもいいし、表面が黒髪だと“いい子”っぽく見えるじゃないですか。でも、じつは中身は金髪でやんちゃなんだよっていう感じも出せる(笑)。私自身AB型の双子座なので、性格も行動も両極端なんですよね。だからファッションも歌ってる曲も、かわいい感じのもあれば毒っ気があってかっこいい感じのもある。会う人によって、大人っぽいっていわれるときもあれば子供っぽいっていわれるときもある。普段生活してても、お家にすっごく籠っていたいときと外に出てアクティヴに活動したいっていうときの差がすごいんです。じつは、かわいがられたい願望とかすーごくあるんですけど、自分がコレやりたいと思ったら脇目も振らずすぐに突っ走っていってしまうタイプなので、よく“猫みたいだね”っていわれます。


◆ “やりたいこと”だらけのYun*chi。夢の一つはちっちゃい人用の大人ブランドを作ること

背がちっちゃくて得したことは、小さい頃から高校までやっていたダンスで、ちっちゃくて見えなくなるからっていう理由でいつも真ん中の一番前にしてもらってたこと(笑)。あとは、頭をぶつけないとか。それぐらいです。ちっちゃいと、電車のつり革もヒールの無い靴だとまったく手が届かないし。あと、人ごみに入るとすぐ見えないから、しょっちゅう探されます。洋服は、背も小さいし足も22cmなので、子供用で全然いけますよ。でも、逆にオシャレしようと思ったらこの身体のサイズでオシャレなものを探すのは大変で。だから、大人用のちっちゃい子向けのブランドを作れたらなと思います。とくに靴は作りたいですね。


◆歌い始めてから気付いた「変わってる声は武器」

声、特徴がありますよね…(苦笑)。よく“オートチューン使ってるんですか?”って聞かれるんですけど使ってないんですよ。ちっちゃいときにお祭りでヘリウムガスを吸っても声が変わらないという逸話があるぐらい、生声がケロケロ(ヴォイス)なんです(笑)。自分の声の高さに気づいたのは高校生のときで。演劇の授業があって、演技を録画した映像を見たとき“このアニメっぽい高い声の人は誰だろう?”と思ったら自分でした(笑)。友達には“アニメ声だからうるさい”っていわれるし、私の声で道行く人が振り返ったり、初めて話した人には“すごい声だね”ってかならずいわれるから“私の声はよくないのかな”と思って一時期低い声でしゃべる練習をしてたこともあったくらい、当時は自分の声が嫌だったんです。その頃は、単に音楽が好きという女の子だったんですけど、自分で歌いたいと思いだしてからは、(声が)変わってることはいいことだ、これは自分にしかないものだし、すごい武器になると思い出して。それからは自分の変な声をだんだんとポジティヴに思えるようになりました。いまは歌うとき以外にも、飲食店に入って注文するときもこの声が大活躍してます(笑)。 男の子とか声の低い子が「すいませ~ん」っていっても店員さんが全然来てくれないときでも、私が「すいませーん!」っていうとすぐに気付いてもらえるんです(笑)。


◆アルバムのサウンドプロデューサーはYun*chi自ら直談判

今回、アルバムでlivetuneのkzさん、浅田祐介(U-SKE)さん、AvecAvec(細川拓久真)と一緒にやらせてもらったんですけど。全員、私が突撃していって“どうしても一緒にやりたいんです”って口説き落としてきたんです。まず浅田さんは、私が昔から浅田祐介さんの楽曲がすごく好きだったんで、ソーシャルネットワーク的なものが出てきた当時“探したらいたりして?”と思って検索したら見つけて、そこからアプローチ。それでお会いしたときに“声は好きだけど、僕とやって化学反応が生まれる何かを見せてくれないとやらないよ”といわれまして。今回の「Guruguru*」という曲にはダブステップが入ってるんですけど、“J-POPでありながらもガーリーで、さらにそこにダブステップが入ってるものはいまの日本にはないですよね。それはU-SKEさんじゃないとできないと思うのでやってもらえませんか?”ってお願いしたら“歌詞もYun*chiが書くならいいよ”といわれて。それでできた曲です。kzさんはニコニコ動画で知ったんです。初音ミクが流行り始めたときからkzさんはニコ動に投稿してて。私が友達のイベントで初ライブをしたとき、たまたまそこにkzさんがいたんです。それで後日お話をさせてもらって。kzさんの曲は星空とか空とかが出てくるものが多くて、初音ミクに歌わせる曲はとにかく限界まで高音域を使って曲を作ってたんですね。“これを私の生声で歌ったら面白いんじゃないかと勝手に思ってるんですけど”ってことを伝えて生まれたのが「Believe*」。「Surfer*」はライブで盛り上がれたらなというイメージで作った曲ですけど。アルバムのなかに1曲アーバンな雰囲気のものを入れたいなと思って、AvecAvecさんにアレンジをお願いしました。彼は東京でイベントをやってるときに、こっそり観にいって、自分から声をかけて。サウンドに関しては、今後もいろんなクリエーターの方々との化学反応から生まれる新しいことをやっていけたらなと思ってます。


◆ジャケットは“声”を印象づけるためにくちびるがテーマ

今回、ヴィジュアルは女性のクリエーターの方々と一緒に作りました。ジャケットを手掛けてもらった吉田ユニさんとは、お会いしたときにまず“声、変わってますよね”といわれて。それから“私はトリックアートみたいなイラストを描くのが好きなんです”という話をしたら、ユニさんから、ヴィジュアルから入ってきた人にもまず声を印象づけるためにまず“くちびる”というものがでてきて。自分の姿が床に反射してくちびるに見える、トリックアート的な写真のアイデアが出てきたんです。ミュージッククリップはそこから派生してて、くちびるがたくさん出てくるんですけど。この映像はCGではなく、大きなプロジェクターで背景を映して、その前で私が歌ってるんですね。曲のなかにもアナログのシンセの音を使ったりしてるので、新しい感じだけどアナログ的なところは、クリップを作ってくれた浜根玲奈さんが曲とリンクさせてくれました。


◆夢は世界征服! その前に、日本を代表する歌手になる

いま一番の願いは、日本の人たちに“Yun*chiってこういう歌を歌ってる人だね”っていうことで自分の歌を大勢の人に楽しんでもらうことなんです。それを叶えたら……私は日本語を大切にして歌詞を作っているので、海外の方が聴いても分かる日本の歌として、海外の人にもたくさん聴いてもらえるようになっていきたいと思ってます。見た目もすごくジャパニーズなので、日本を代表する歌手になって、夢は世界征服です!!

取材・文●東條祥恵



メジャーデビューミニアルバム
『Yun*chi』
2012年11月14日発売
CRCP-40334 ¥1,800(税込)
収録曲
01. Reverb*
02. Guruguru*
03. Believe*
04. Mekurumekuru*
05. Surfer*
◆「Reverb*」は10月24日よりmusic.jpにて着うた、着うたフル独占先行配信

◆Yun*chi オフィシャルサイト
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