HMOとかの中の人。(PAw Lab.)、『増殖』カバーではコントも収録

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HMOとかの中の人。(PAw Lab.)の2ndアルバム『増殖気味 X≒MULTIPLIES』(仮題)が、12月19日にリリースされる。このアルバムにはYMOの名曲を初音ミクなどのVOCALOIDでカバーした楽曲に加えて、曲間にコントが収録されるという。

◆HMOとかの中の人。(PAw Lab.)画像

『初音ミクオーケストラ』と題したYMOのカバー・アルバムを2009年8月に発表。ボカロファンのみならずYMOファンを唸らせたHMOとかの中の人。(PAw Lab.)の2ndアルバムは、YMOのアルバム『増殖』(1980年発表)を元に制作される。「NICE AGE」や「TIGHTEN UP」「THE END OF ASIA」などの名曲カバーとともに、曲間に収録されるのがコント「MO ON THE AIR」だ。YMOのアルバム『増殖』に収録されたコント「スネークマンショー」と同数の5本が本作のために書き下ろされ、オリジナル盤のコンセプトを完全再現する予定だ。

「MO ON THE AIR」には、初音ミクのキャラクターボイスを担当する声優の藤田咲、巡音ルカのキャラクターボイスを担当する浅川悠が参加。"初音ミクが新人車掌"、"初音ミクがペットの猫"といった設定で、「スネークマンショー」を彷彿とさせる絶妙の掛け合いコントが繰り広げられるという。脚本を手がけるのは、星雲賞(SF作品を対象とした投票型文学賞)を7回受賞している作家の野尻抱介氏だ。

「なにしろスネークマンショーといえば「神」なので、この仕事のオファーを受けたときは、断ることしか考えなかった。彼らのコントは天才の業であり、こつこつ組み立てるタイプの私には、どうしたって太刀打ちできない。いったんは引き受けてからも、あれこれ理由をつけては降りたいと訴えた。そんな負け犬モードの私を駆動したのは、ひとえに初音ミクへの尽きせぬ萌え心、そして「かわいいは正義」の信念であった。かつてYMOは日本文化の顔だった。21世紀のいま、世界がイメージする日本とは、kawaii物件満載の不沈空母である。「ミクがかわいければいいじゃないか」『増殖』という題だから、無数のミクが社会のあらゆる場所に浸透して、日々かわいく活動しているさまを描こう。それしかできないし、それでいいよね……そう思いながらじたばたしていたら、脚本ができあがった」――野尻抱介

これまで、ニコニコ動画とVOCALOIDをテーマした短編連作集『南極点のピアピア動画』を発表し、シーンに対する造詣の深さでも知られる野尻氏の脚本にも期待が高まるところだ。

なお、『増殖気味 X≒MULTIPLIES』には、現在開発中のVocaloid3エンジンを使った初音ミク英語版βバージョンを使用しており、表現力を増した歌声でサウンドが届けられる。初回限定盤には赤いチャイナ服を着た"ねんどろいどぷち"が同梱されるということだ。

(C)Crypton Future Media, Inc. www.piapro.net

『増殖気味 X≒MULTIPLIES』(仮)
2012年12月19日(水)発売
【初回生産限定盤(CD+DVD)】UMA-9009-9011 4,200円(税込)
【通常盤(CD+DVD)】UMA-1009-1010 3,000円(税込)
※初回生産限定盤のみ特別仕様パッケージ(商品予定)
(1)CD+DVDの2枚組特殊仕様デジパック(通常盤と共通)
(2)“増殖気味”CD専用フレーム(紙製)
(3)"ねんどろいどぷち HMOミク増殖気味版”付属
1.JINGLE "YMO"
2.NICE AGE
3.HMO ON THE AIR
4.TIGHTEN UP (Japanese Gentleman Stand Up Please!)
5.HMO ON THE AIR
6.HERE WE GO AGAIN ~TIGHTEN UP
7. HMO ON THE AIR
8.CITIZENS OF SCIENCE
9.HMO ON THE AIR
10.DAY TRIPPER
11.HMO ON THE AIR
12.THE END OF ASIA
13.TAISO (Bonus track for Japan only)
<DVD>
1.君に、胸キュン。 -浮気なヴァカンス-
2.体操
3.特典映像
以上、収録予定。

◆HMOとかの中の人。(PAw Lab.) レーベルサイト
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