Alice Nine、自身初の野外公演でシンガポールに足跡を残す

ツイート

“ASIA UNITE”を主旨に、毎年シンガポールで行なわれている音楽フェスティバル<Sundown Festival>。今年(2012年)は、12月1日(土)に昨年と同じMARINAPROMENADE(有名なSINGAPOLE FLYERのたもと、F1サーキットの最終コーナー)で開催。韓国からBToB、台湾からANTHONEY NEELY、中国からLIU LI YANG、香港からLAYMOND RAM、そして日本代表としてAlice Nineの5アーティストが出演した。

おりしも日本は急激な冷え込みで、師走に向け一気に冬にむかう中、モンスーン気候で常夏の現地には、全世界でもブレイク中のPSYがマリーナベイサンズで、2NE1がインドアスタジアムでと、本イベント以外にアジアのアーティストが大挙して集結したこの週末。チャンギ空港は、アジアスターをひとめ見たいと集まった現地のファンで異様な熱気につつまれ、Alice Nineが現れるや、これまでのジャカルタ、台湾をはるかにしのぐ黄色い悲鳴で、初のシンガポール上陸を歓迎した。前日に行なわれた記者会見でも、他国のアーティストをさしおいて、圧倒的な数の質問が記者から飛び交い、インドネシアや中国のメディアも数多く来場するなど、ここでもシンガポールでのAlice Nineの期待度の高さがうかがえる。

当日、朝から快晴に恵まれていた空も、午後にはお決まりのスコールに見舞われ、ステージ上はびしょぬれ。スタッフは開催を危ぶんだが、開場時には見事に晴れあがり、雨の中、開場をまちわびていたオーディエンスも、海辺のサーキットに設営された各国のアジア料理の売店や、スポンサーのブースでゲームに興じたり、現地のダンスグループ、オープニングアクトのローカルバンドのパフォーマンスに耳を傾けていた。

そんな中、特に大きな盛り上がりを見せたのがグッズ売り場。中でもAlice Nineのブースには長蛇の列ができ、人が並びきらない程であった。開演前には全てSOLDOUTしてしまい、ここでも現地ファンのものすごい熱気を感じた。

陽が暮れた20:00にいよいよイベントがスタート、まずは韓国代表のBToBが、若さあふれるパフォーマンスで場内を一気に盛り上げ、続くANTHONEY NEELY、LIU LI YANGのテンポよく進行していき、MCから次の出演者がAlice Nineということが告げられた瞬間、溢れんばかりの歓声と、鳴り止まない"Alice Nine"コールが会場の枠を超えシンガポールの街中に響き渡る。機材チェックで鳴らしている楽器の音が聞こえるたびに、待ちきれないと言わんばかりに大歓声がおこる熱狂ぶりであった。

そしていよいよMCがバンドを呼び込み、SEが始まる。ダンスビートに身を揺らしながらメンバー一人一人の名前を叫ぶオーディエンス。1曲目の「Heart of Gold」からステージ上に花火があがり狂喜乱舞し、会場は熱気に包まれた。つづく2曲目「RAINBOWS」ではさらに勢いのある花火が上がり、この日唯一の、バンドならではの演出で会場を盛り上げる。

MCでは、「I'm grad to see you Singapore!」と将(Vo)が英語で喜びの気持ちを告げ、次の曲が「FANTASY」であることをアナウンスすると、国内のライブと同じようにこの日販売していたグッズのフラッシュライトや、逆に国内では見ることのできないケータイのライトをかざして会場を埋め尽くす姿には、イベントのメインスポンサーであるSingtelとBlackberryの幹部も大満足。

続いて「ブループラネット」「TSUBASA.」と、長い間待ち続けたシンガポールのファンにAlice Nineの魅力を短時間で伝えるために凝縮したセットリストで、全力のパフォーマンスを披露。途中、普段は無いT字の花道を進み広い会場の隅々まで見渡すと、オーディエンスも身を乗り出し喜びを表現した。

最後は、国内外ともに人気の楽曲「春夏秋冬」で場内と一体になり、鳴りやまない歓声の中、「また戻ってくるからね」と笑顔で手を振りながらステージを後にした。

Alice Nine自身初の野外公演、しかも22:00過ぎてからの演奏と、国内とはかなり環境の違う中、約6,000人の動員とはなったが、Alice Nineとして確実にシンガポールに足跡を残した。将来のワンマン公演へ向け、そして帰国後すぐに始まる国内ツアーへの手ごたえを胸に、メンバーは飛行機に飛び乗り帰路についた。

<Sundown Festival 2012>
12月1日(土)MARINAPROMENADE セットリスト
1. Heart of Gold
2. RAINBOWS
3. FANTASY
4. ブループラネット
5. TSUBASA.
6. 春夏秋冬

<Court of “9” #3 club ALICE presents  BLACK PERIOD II>(FC限定)
12月4日(火) 仙台darwin
12月10日(月) 名古屋BOTTOM LINE
12月13日(木) 福岡DRUM Be-1
12月16日(日) 大阪BIG CAT
12月20日(木) 札幌PENNY LANE 24
12月25日(火) 六本木ラフォーレミュージアム
[チケット料金]¥4,725(tax in)※Drink代別
(問)club ALICE 03-5305-3813(weekday 12:00-18:00)

<Court of “9” #3 WHITE PERIOD IV>
12月5日(水) 仙台darwin
12月11日(火) 名古屋BOTTOM LINE
12月14日(金) 福岡DRUM Be-1
12月17日(月) 大阪BIG CAT
12月21日(金) 札幌PENNY LANE 24
[チケット料金]¥4,725(tax in)※Drink代別
[チケット一般発売日]9月22日(土)
(問)バックステージプロジェクト 
03-5786-2400(weekday 12:00-19:00)

<Court of “9” #4 Grand Finale COUNT DOUWN LIVE 12.31>
12月31日(月) 国立代々木競技場 第二体育館
[OPEN/START]21:00/22:00
[Ticket]\6,300(tax in)
[チケット一般発売日]10月27日(土)

◆オフィシャル・サイト
◆レーベル・サイト
◆BARKSヴィジュアル系チャンネル「VARKS」
◆Sundown Festival 2012
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス