川本真琴、無尽蔵なクリエイティブエネルギーを見せつける“遅すぎた新作”

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遡ること11年、2001年12月1日に行われた川本真琴のライヴが遂に『KING SIZE BEDROOM TOUR【完全生産限定盤】』として発売されることとなった。

◆川本真琴画像

ソニーミュージック在籍時、最もアグレッシヴだった時期のパフォーマンスが収録されたもので、Blu-ray化による驚きのハイクオリティ映像で甦っているという。さらにBlu-spec仕様CD2枚組も同梱しており、こちらは同録マルチテープをミックスしライヴアルバムとして完成させた音源だ。またPATiPATi連載の「4コマ漫画」31編も完全収録したスペシャルブックレットが付属する。

11年を経ての発売になるわけだが、ここにいる川本真琴は独自のクリエイティビティを発揮し多様な魅力と音楽性を発散しており、自己制御が不可能なのかと思わせるほどエネルギッシュでオリジナリティに富んだ姿を見せつける。“遅すぎた新作”とでもいうべきこの企画は、ライヴパフォーマーとしての存在感を見せつける決定版でもある。

「私の曲はいつもリハが大変です。CDの時に、もうちょっとLiveのこと考えて作ればいいのにって思います。歌も大変。詞もメロディも難しくてリハの前にブルーになります。いっそ全曲、他人のカバーだったら楽だろうか?と思ったり。でもまじめすぎなくて好き。こうやって聴いてみると演奏かっこいい。CDとはまた違って、、、ていうかこれが完成系かも。」──ブックレット掲載、川本コメントより

もともとは、2001年12月にCS放送で生中継された映像だが、セカンドアルバム『gobbledygook』、七尾旅人を作詞、共同プロデューサーとして迎えたシングル「ブロッサム」発表後、満を持して行われたツアーがこの<KING SIZE BEDROOM TOUR>であった。「早退」「STONE」「ハート」「雨に唄えば」など、全く新しい解釈でリアレンジされており、まるで新作のような“ここでしか聴けない”素晴らしい別ヴァージョンが多数存在し、当時の川本真琴の無尽蔵なクリエイティブエネルギーを見せつけるものだ。鬼気迫る無国籍アレンジの「キャラメル」、名演「月の缶」のオリジナルヴァージョン、極限まで高速化した初期代表曲「やきそばパン」「DNA」、ヘヴィにロック化した「TOKYO EXPLOSION JP」など、見所満載のパフォーマンスとともに、多種多様な音楽性が盛り込まれた息つく間も無い非常に完成度の高い構成力が次々と露わになる。特に「FRAGILE」の“プログレッシヴファンク”とも言える圧巻のパフォーマンスから一気にギアを入れ替え、世にも美しい弾き語りの「ブロッサム」「ピカピカ」へと移っていく流れは、今作のハイライトのひとつだ。

『KING SIZE BEDROOM TOUR【完全生産限定盤】』
生産限定商品 \5,500(税込)
※Blu-ray1枚組
※Blu-spec仕様CD2枚組
※豪華三方背ジャケットに収納
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