【ライブレポート】木村カエラ、5回目の<オンナク祭>は熱烈・熱狂の女子祭り

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今年(2012年)も、クリスマスシーズンの恒例となっている木村カエラ企画・主催のライブイベント<オンナク祭オトコク祭2012>が、12月18日(火)、19日(水)にわたり東京・LIQUID ROOM ebisにて行なわれた。今年で5回目、5th Anniversaryとして大阪での<ナニワク祭>(なんばHatchで12月10日に開催)も追加され、計3日間での開催。18日(火)に行なわれた男子禁制の<オンナク祭>には、Chara、チャットモンチーが出演し、熱狂かつ濃密な一夜となった。

5回目を迎えても、やっぱりいいニオイの熱気がフロアに立ち込める<オンナク祭>。

トップで登場したCharaは、レゲエのリズムが心地よい「18」でスイートかつソウルフルな歌で黄色い歓声を集めると、「カエラみたいなかわいいボブの子がいっぱいいるね~。今日は楽しみにしてたよ」と語りかけ、「20年くらい大切に歌っている歌があるの。聴いてくれる?」と、珠玉の名曲「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」を披露してフロア中を温かく包み込む。

「恋してる? 女の子は笑顔がいいよ!」と、「あたしなんで抱きしめたいんだろう?」や「やさしい気持ち」といった大ヒットチューンで観客たちのハッピーオーラを引き出していくパワフルな歌。弾き語りで届けた新曲「蝶々結び」や、生のストリングスと相まって圧倒した「プラネット」と、披露された曲は全て“恋”“愛”に包まれた楽曲で、「オンナク祭」に来た女子たちへのエール、そしてCharaの大きな愛が溢れたステージで観客たちを魅了した。

2番手に登場したチャットモンチーは、橋本絵莉子と福岡晃子が曲によってパートチェンジしながらのライブ。

橋本がリフを一発弾き、ループするギターリフの中でカエラの「リルラ リルハ」の一節“忘れないで 見つめることを”を冒頭で歌い上げて盛り上げると、そのままドラムに移動して「恋愛スピリッツ」で、福岡晃子がグルーヴ感たっぷりのベースを披露。続く「ハテナ」は、福岡がドラムへ移動し、橋本がギターをかき鳴らしてハープを吹く。ベースレスながらも圧倒的な音圧で迫るサウンドで観客たちを一気に惹きつけていった。

「女の子ばっかりやね」(福岡)、「空気が澄んでるというか。嬉しいな、呼んでもらってな」(橋本)と、のんびりしたほっこりとするMCとは対照的に、クルクルとパートチェンジしながら2人だけで「染まるよ」「満月に吠えろ」などエモーショナルなロックサウンドと歌を刻みつけていく。

ラストの「きらきらひかれ」ではキャーッという黄色い歓声が飛び、新たなチャットモンチーサウンドで大きな熱狂を呼び起こした。

キャー!! という熱烈な黄色い歓声を浴びてトリで登場したカエラは、「Yeah!! オンナク祭――!!」と、3本の圧巻のギターが迫る「BEAT」で一瞬にしてフロアの雰囲気を掴むと、「喜怒哀楽plus愛」をたたみかけて更なる熱狂を呼ぶ。

フロアの凄まじさは、「すごい元気だね! 大丈夫? 大丈夫じゃないよね? ちょっとだけ下がろうか」とカエラが促すほど。続く「マミレル」はグルーヴ感たっぷりに届けて観客たちはハンドクラップで応えた。

「やっぱり女の子だけのパワーはすごいね! Charaさんもさ、チャットモンチーもさ、素敵だったね。(観ていて)幸せだなって思いました」と語ると、その思いを代弁するように、温かい最新シングル曲「Sun shower」、ライヴでは久々となる「sweetie」を優しく歌い上げた。

観客たちとフレンドリーにガールズトークしながら、最新アルバム『Sync』収録曲の「HERO」をいち早く披露。ラストは「Yellow」「TREE CLIMBERS」「マスタッシュ」とライヴ鉄板曲を連発し、黄色い掛け声と大合唱にまみれたフェス状態へと突入する濃厚なステージを見せる。

さらにアンコールでは、「コレやってほしい!(タオルぐるぐる回す)」「聴きたい!!」という声に「え!? やれと!?」と戸惑いながらもバンド内緊急ミーティング。その結果、「じゃ、やりますか!」と、なんと予定になかった「Circle」が急遽演奏される大サプライズ! 待ってました!とフロア中ぐるぐる回るタオルに、とてつもない破壊力を持ったグルーヴ感。バンドのメンバーをはじめ、PA、照明チームも含めたライヴスタッフのチームワークの素晴らしさを感じた瞬間となった。

さらに振り付けもキュートな映画『フランケンウィニー』インスパイアソング「WONDER Volt」、オーラスは“みんなの笑顔が見たい!”と叫んだ「Magic Music」で会場中をハッピー感でいっぱいにして、5回目の<オンナク祭>は幕を閉じた。

帰りには一足早いカエラからのクリスマスプレゼントが配られ、受け取った観客たちから「かわいい!」という声が飛び交った。

木村カエラは、12月19日にニューアルバム『Sync』をリリース。そして年明け2013年1月27日からはアルバムを引っ提げた全国ホールツアー<LIVE Synchronicity TOUR 2013>をスタートさせる。

アルバムに収録されたワクワクするリズムと驚きに溢れた楽曲たちは、カエラからの極上のプレゼント。受け取りはお忘れなく。

New Album
『Sync』
2012年12月19日発売
【限定盤CD+DVD】COZP-743~4 ¥3,675(税込)
[CD]
1. マミレル 【AxSxE プロデュース】
2. HERO【高本和英(COME BACK MY DAUGHTERS) プロデュース】
3. Sun shower【ミト(クラムボン) プロデュース】
4. coffee【飛内将大(agehasprings) プロデュース】
5. Hello Goodbye【Jim O'rourkeプロデュース】
6. sorry 【Jhameelプロデュース】
7. MY WAY【今谷忠弘(ホテルニュートーキョー)プロデュース】
8. Synchronicity【AxSxE プロデュース】
9. so i【ミト(クラムボン)プロデュース】
10. Merry Go Round【蔦谷好位置(agehasprings) プロデュース】
11. Cherry Blossom【AxSxE プロデュース】
12. WONDER Volt【渡邊 忍 プロデュース】
[DVD]
1.マミレル -music video-
2.Sun shower -music video-
3.so i -music video-
4.Sun shower –making movie-

【通常盤CD】COCP-37725 ¥3,150(税込)
1. マミレル 【AxSxE プロデュース】
2. HERO【高本和英(COME BACK MY DAUHTGERS) プロデュース】
3. Sun shower【ミト(クラムボン) プロデュース】
4. coffee【飛内将大(agehasprings) プロデュース】
5. Hello Goodbye【Jim O'rourkeプロデュース】
6. sorry 【Jhameelプロデュース】
7. MY WAY【今谷忠弘(ホテルニュートーキョー)プロデュース】
8. Synchronicity【AxSxE プロデュース】
9. so i【ミト(クラムボン)プロデュース】
10. Merry Go Round【蔦谷好位置(agehasprings) プロデュース】
11. Cherry Blossom【AxSxE プロデュース】
12. WONDER Volt【渡邊 忍 プロデュース】

New Album
『フランケンウィニー・アンリーシュド!』
2012年12月5日発売
AVCW-12901 ¥2,400(税抜¥2,286)
発売・販売元:エイベックス・マーケティング株式会社
レーベル:ウォルト・ディズニー・レコード
収録内容:日本ボーナストラック2曲を含む、全16曲収録予定。
(※「WONDER Volt」は2曲目に収録)

<木村カエラ LIVE Synchronicity TOUR 2013>
※全国17都市19公演
1/27(日)神奈川県・伊勢原市民文化会館
2/1(金)千葉県 ・市川市文化会館
2/3(日)神奈川県・神奈川県民ホール
2/10(日)岐阜県・土岐市文化プラザ サンホール
2/11(月/祝)愛知県・名古屋国際会議場 センチュリーホール
2/15(金)石川県・本多の森ホール
2/17(日)新潟県・新潟テルサ
2/24(日)栃木県・栃木県総合文化センター メインホール
3/1(金)広島県・広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)
3/2(土)兵庫県・神戸国際会館 こくさいホール
3/7(木)08(金)大阪府・オリックス劇場
3/15(金)福岡県・福岡サンパレス
3/17(日)香川県・サンポートホール高松 大ホール
3/22(金)宮城県・仙台サンプラザホール
3/24(日)北海道・ニトリ文化ホール
3/27(水)28(木)東京都・NHKホール
3/31(日)沖縄県・ナムラホール

◆木村カエラ オフィシャル・サイト
◆コロムビア
◆BARKS:木村カエラ『Sync』インタビュー
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