【ライブレポート】佐藤タイジ主宰<THE SOLAR BUDOKAN>、「ソーラーで出来たという事を忘れないで!」

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▲Leyona
▲和田唱&佐藤タイジ
▲ LOVE PSYCHEDELICO&佐藤タイジ
▲加藤登紀子&佐藤タイジ
▲Salyu&佐藤タイジ
▲田中和将
▲増子直純&佐藤タイジ
▲浜崎貴司&佐藤タイジ
▲土屋公平&屋敷豪太&佐藤タイジ
▲Char&屋敷豪太&佐藤タイジ
▲吉川晃司
▲奥田民生&佐藤タイジ
▲奥田民生&藤井フミヤ
▲斉藤和義&佐藤タイジ
▲仲井戸“CHABO”麗市&佐藤タイジ
武道館の公演で使用する電源を太陽光発電でまかなうという壮大なイベント<THE SOLAR BUDOKAN>が12月20日、東京日本武道館で開催された。この日、佐藤タイジが提唱した趣旨に賛同したミュージシャン18組が集結し、4時間近くに及ぶ熱いパフォーマンスが繰り広げられた。

◆<THE SOLAR BUDOKAN>画像

18時過ぎ。オープニング・アクトとして佐藤タイジのプロジェクトであるインディーズ電力、The sSunpauloの2組が演奏。まずは会場を暖める。

開演時間の18:30にはTHEATRE BROOKが登場しイベント開会の挨拶を行う。続いて「佐藤カッコいい!みなさん、踊る準備はいいですか?」と現れたのはLeyona。佐藤タイジの後輩ミュージシャンである和田唱は「先輩!お願いします!」のかけ声で一緒にTRICERATOPSの『FEVER』を歌う。

このイベント、もともとは佐藤タイジが一度武道館でやってみたい!という事から始まったプロジェクト。「武道館童貞でしたぁ!ただ今筆下ろし中!」と下ネタで会場を沸かせながら LOVE PSYCHEDELICOのふたりをステージに呼び込む。

タイジを含めた3人がギターを持って横一線で並ぶ様は、1970年代のロック・コンサートを彷彿させるような迫力だ。

「私に与えた影響は巨大です。革命の人を紹介します!」と呼び込んだのは加藤登紀子。THEATRE BROOKの最新アルバムに収められた加藤とタイジの共演曲「愛と死のミュゼット」を歌う。バンドネオンをフィーチャーしたタンゴ・ナンバーで、暗めに設定された場内照明とあいまって、こちらは、さながら1970年代のアングラ・シアター公演のような妖しさ。

「最近の私の友だちです!」と紹介されたSalyuは、12月26日リリースのアルバム『A 100% SOLARS』に収録されたタイジとの共演曲「together tonight」を初披露。

田中和将はタイジと一緒にGRAPEVINEの「光について」を演奏し、そのまま怒髪天の増子直純を呼び込み3人でTAIJI at THE BONNETの名曲「R'N'R JEDI」を競演。続いての増子直純はオーディエンスを激しく煽りながら怒髪天ナンバー「オトナノススメ」を歌い会場を最高潮に熱くする。

ひときしきりバンド・ステージが落ち着くと、ここからはアコースティック・コーナー。最初に登場した浜崎貴司はタイジの池袋のレコード店員時代から20年以上のつきあいとなる盟友。FLYING KIDSのデビュー曲「幸せであるように」をふたりでしっとりと歌い、続いて土屋公平がステージに上がり、「太陽光の綺麗な電気でギター弾きたかったんだ!」とコメントし、カホンに屋敷豪太が加わって豪華なセッションを展開。このアコースティック・コーナーの、ほの暗い会場照明は、ステージ上手前方に置かれたCandle JUNEがデコレートしたキャンドルの幻想的な灯りがよく映える。

屋敷豪太はそのままステージに残り、タイジが酋長(?)と呼び慕うCharがステージに呼ばれる。20歳の頃に作ったという「Shinin' You, Shinin' Day」に「Smoky」の2曲を演奏。Char、屋敷にタイジの鬼気迫るパフォーマンスは本公演の白眉ともいうべき素晴らしさだった。

アコースティック・コーナーが終わるとステージにはTHEATRE BROOKらのメンバーが着陣し再びバンド・モード。そして20時22分。この日いちばんの歓声に迎えられ吉川晃司が登場。COMPLEXの「1990」に「BOY'S LIFE」を濃厚なパフォーマンスで歌いオーディエンスを圧倒。

「吉川晃司の同級生です!」とゆる~くステージに上がったのは奥田民生。「ルート2」に「マシマロ」をタイジと共に演奏し、そのままステージに残って藤井フミヤを迎える。最初に歌った「嵐の海」は奥田がフミヤに書いた曲。「太陽のエネルギーをそのまま曲に替えて贈ります!」とコメントし大ヒット曲の「Another Orion」をじっくりと歌い上げステージを降りると、替わって斉藤和義が舞台に上がる。「歩いて帰ろう」「やさしくなりたい」を演奏し会場を盛り上げ、全てのステージに立ち続けるタイジに「長丁場ごくろうさまです!」とねぎらいの言葉をかける。

最後のゲストは仲井戸“CHABO”麗市。「未来は我々の手で作っていこう!タイジの意志がたくさんの人に伝わるよう歌わせてくれ!」とジェリー・ガルシア(グレイトフル・デッド)が亡くなった時に書いたという「ガルシアの風」を歌う。曲の後半には、チャボとタイジのふたりで火花を散らすような圧巻のギター競演を披露した。

本編ラストはTHEATRE BROOKの壮大なバラード曲「昨日よりちょっと」。自身初の武道館公演への想いをかみ締めるようじっくりと力強く歌い切ると、タイジは「よっしゃぁ!100%ソーラーで出来ました!」と高らかに完遂宣言。この日出演したアーティストをステージに呼びTHEATRE BROOKの「ありったけの愛」を全員で唄う。

「ソーラーで出来たという事を忘れないで!帰ったら家族や友達に、私たちはやれたんだ!という事を伝えて下さい!」と集まった7000人の観客に向けてメッセージを託し、21時45分、途中電源が落ちる事なくSOLAR武道館の公演を無事終えた。佐藤タイジは終演後にバックステージで、「ソーラーでやれるというのを流行らせたい!これっきりじゃなく、来年もやりたい!」と早くも次回開催への意欲を語った。

<THE SOLAR BUDOKAN@日本武道館 12月20日>
1.インディーズ電力メドレー / インディーズ電力
2..Close To You / The Sunpaolo
3.まばたき / THEATRE BROOK
4.Tone / Leyona
5.Fever / 和田唱(TRICERATOPS)
6.Lady Madonna~Rockin' In A Freeworld / LOVE PSYCHEDELICO
7.愛と死のミュゼット / 加藤登紀子
8.together tonight / Salyu
9.新しいYes / Salyu
10.光について / 田中和将
11.R'N'R JEDI / 田中和将 & 増子直純
12.オトナノススメ / 増子直純
13.幸せであるように / 浜崎貴司
14.サンシャイン / 土屋公平 with 屋敷豪太
15.Shinin' You, Shinin' Day / Char with 屋敷豪太
16.Smoky / Char with 屋敷豪太
17.1990 / 吉川晃司
18.BOY'S LIFE / 吉川晃司
19.ルート2 / 奥田民生
20.マシマロ / 奥田民生
21.嵐の海 / 藤井フミヤ with 奥田民生
22.Another Orion / 藤井フミヤ
23.歩いて帰ろう / 斉藤和義
24.やさしくなりたい / 斉藤和義
25.ガルシアの風 / 仲井戸“CHABO”麗市
26.昨日よりちょっと / THEATRE BROOK
27.ありったけの愛 / 全出演アーティスト

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