【ライブレポート】ステレオポニー、ロック魂見せたラストライブ「泣いて唄えないなんてありえない」

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今年(2012年)10月に解散を発表していたステレオポニーが12月27日(木)、最後のライブとなる<ステレオポニーFinal Live ~BEST of STEREOPONY>を赤坂BLITZ実施。4年間の活動に終止符を打った。

ステレオポニーの最後の姿を見届けようと、チケットが即日完売となった会場はファンの熱気に溢れていた。さらに会場の外にはチケットを手にできなかったファンも集まり、最後の時間を一緒に過ごしていた。

そして始まったこの日のライブは、“BEST of STEREOPONY”とタイトルされたライブ名の通り、これまでのステレオポニーが凝縮された内容。1分1秒を惜しむように、しかしその時間を楽しもうとするファンの思いが一体となり、会場のボルテージをどんどん上げていく。

中盤の「I do it」では、今年で活動休止を発表しているYUIが登場し、共演するサプライズも。ステレオポニーとYUIは、過去に楽曲を提供し、コラボレートしたこともある間柄。その後のトークでも、初めての出会いのときのエピソードを楽しげに話すなど、ラストライブに花を添えた。

その後も、ベースNOHANAが「最高に楽しいライブにしたい」と公言していたとおり、終始笑顔が溢れるライブとなり、数々のヒットシングルや想い入れの深い楽曲など、アンコールを含む全28曲を演奏。ステレオポニー史上最長となる、約2時間に及ぶ全力のステージで完全燃焼した。

メンバーは、会場からの声援に目を潤ませるシーンもあったが、「私たちの都合で解散するのに、最後まで泣いて唄えないなんてありえない」(AIMI/Vo)と涙は封印し、演奏に集中していた。そして「この日があったことを忘れないでください」と、最後まで彼女たちらしいロック魂を感じさせた。

ステレオポニーは、メンバーそれぞれ次のステップに向けて動き出しているという。その目はすでに次を見据え、迷いのないパフォーマンスで満員のオーディエンスを最後まで魅了した。彼女達の今後にも期待したい。

なお、このライブの模様は、2013年にDVDとなり発売が予定されており、詳細はオフィシャルサイトなどで後日発表されるのでお楽しみに。

写真●平野タカシ

<ステレオポニーFinal Live ~BEST of STEREOPONY>
2012年12月27日(木)赤坂BLITZ セットリスト
M1.青春に、その涙が必要だ!
M2.アイ アム ア ヒーロー
M3スウィート・ブルー
-MC-
M4.OVER DRIVE
M5.スーパーガール
M6.Dreamin’
-MC-
M7.fuzz
M8.おしゃれ番長
M9.Blowin’ in the wind
-MC-
M10.ありがとう
M11.たとえば唄えなくなったら
-MC-
M12.狼
M13.stand by me
M14.effective line
M15.again
M16.I do it
-MC-
M17.泪のムコウ
M18.ツキアカリのミチシルベ
M19.小さな魔法
-MC-
M20.ビバラ・ビバラ
M21.星屑カンテラ
M22.はんぶんこ
M23.乙女心Hey Hey Hey
--MC-
M24.青空very good day
EN1.さよならの季節
-MC-
EN2.スマイライフ
EN3.ステレオポニーの旅は続く
-MC-
EN4.ヒトヒラのハナビラ.

BEST ALBUM
『BEST of STEREOPONY』
2012年11月21日発売
【初回生産限定盤】
SRCL-8177~78¥\3,990(tax in)
CD+DVD+ブックレット
【通常盤】
SRCL-8179 ¥3,059(tax in)

◆ステレオポニー オフィシャル・サイト
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