デヴィッド・ボウイ、ソーシャル時代に裏をかくダンディな施策

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66歳の誕生日となる2013年1月8日、全世界へ突然発表したデヴィッド・ボウイのニュー・シングル「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」は、全世界119ヶ国のiTunesにて一切の事前発表なく、一斉に配信開始となった。同時に10年ぶりにして30作目のスタジオ・アルバムとなる『ザ・ネクスト・デイ』もiTunesにて予約の受付が急遽開始され、なんと24時間以内に27カ国のトップアルバムチャートで1位の座に駆け上った。

◆デヴィッド・ボウイ画像

全世界で1億3000万枚以上のアルバムを売り上げ、2012年ロンドンオリンピック閉会式では大トリとしての出演を依頼されたとされるデヴィッド・ボウイだが、一切の前触れなくいきなりの作品発表は、見事なものだった。SNSやゴシップ系のWEBサイトの包囲網が張り巡らされた現代において、デヴィッド・ボウイはいかにして情報を流出させずに新作を制作したのだろうか。レコーディングスタジオを出入りする姿を見かけた者も居ず、Twitterで口を滑らせた関係者もいない。音源のリークも勿論のこと、噂すら立っていなかったのだ。

ソーシャルの時代において、いかにバズを広げ渇望状態を作り出すがが常套手段だが、彼は常識を覆し、これらの行為を一切行わないことで、『ザ・ネクスト・デイ』を2013年最大の注目作品に仕立て上げた。さすがデヴィッド・ボウイだ。

「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」はボウイ自身が作曲し、ニューヨークで録音された作品だ。トニー・アウスラー監督による、ボウイのベルリン時代を思わせる印象深いビデオでは、半実写、半人形のボウイがアパートの下にある自動車修理工場の荒涼とした風景を覗いている。「Where Are We Now?」(僕たちは今どこにいるのか)と投げかけ続ける歌詞が印象的だ。この楽曲を、既に全世界の有名人、ミュージシャン、他分野のアーティストやクリエイター、メディアが絶賛している。

Telegraph(UK):「哀愁を帯びたこの新曲は、ロック史上最も人々を驚かせた、彼の帰還を祝すために最適なシングルと言えるだろう。ボウイは、ポピュラー音楽文化が彼を最も必要としているタイミングに突然、最前線に帰ってきた。」

Paul Trynka(作家):「文化というものを創造した人々は何処へ行ってしまった?エルヴィスは死んだ。ビートルズももういない。つまり、これはただのシングルじゃない。現代における、文化の創造だ。」

ニュー・アルバム『ザ・ネクスト・デイ』は、トニー・ヴィスコンティがプロデューサーを務めている。通常盤、完全生産限定盤の2形態が展開され、完全生産限定盤は3曲のボーナストラックを含む17曲入り。全世界では3月12日に、日本盤では3月13日に発売予定。また、日本盤は通常のCDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマット、Blu-spec CD2仕様となる予定だ。


デヴィッド・ボウイ『ザ・ネクスト・デイ』
US盤2013年3月12日発売予定
日本盤2013年3月13日発売予定(高品質Blu-spec CD2仕様)
完全生産限定盤:SICP-30127
通常盤:SICP-30128
1.The Next Day
2.Dirty Boys
3.The Stars (Are Out Tonight)
4.Love Is Lost
5.Where Are We Now?
6.Valentine's Day
7.If You Can See Me
8.I'd Rather Be High
9.Boss of Me
10.Dancing Out In Space
11.How Does the Grass Grow?
12.(You Will) Set the World On Fire
13.You Feel So Lonely You Could Die
14.Heat
以下完全生産限定盤ボーナストラック
15.So She
16.I'll Take You There
17.Plan

◆デヴィッド・ボウイ・オフィシャルサイト
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