【連載】THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載[Vol.26]平田ぱんだ「ロックンロール的映画相談」

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昨年2012年は『THIS IS POP !!!』と『BOHEMIANS FOR LIFE』という2枚のオリジナルアルバムのリリースに加え、ムッシュかまやつとのコラボレートアルバム『THE SPIDER BEAT』のリリース、秋には現段階での集大成として<THE BOHEMIANS ワンマンツアー2012~ THE BEST OF THE BOHEMIANS Volume 1 ~>を敢行したTHE BOHEMIANS。見るたびに次なるステージへの大きな期待を抱かせてくれる彼らの魅力にさまざまな角度から触れていく当連載「5人全員かたまりダイナマイト連載」。第26回目は、THE BOHEMIANSのフロントマン、平田ぱんだがロックンロールな琴線に触れる映画を熱く語る「ロックンロール的映画相談」です。

◆平田ぱんだ「ロックンロール的映画相談」
◆第6回:ヒッチャー


俺です 平田ぱんだです よろしくでおます
好きな映画の話をするためにここにいる
わかってくれ
評論じゃねえぞ
あくまでもオススメ文だから 二度と間違えるな?
だからこれを読んだあんたは観なくっちゃだめなんだ
観てほしいからさ!

さあ2013年だ
平田ぱんだが、今年一番最初に観た映画は「ヒッチャー」だった
今日はそれについて書かせてもらおうか
いつもは、昔から好きな映画を
キッズにオススメするだけの平田ぱんだだが、
観たばかりの映画を 
すぐにおすすめにまわしちまう粋なところもあるってこと

1980年代の、アメリカの、
世界がもっとも馬鹿馬鹿しかった時代の映画だ
この映画は、天才中年殺人鬼が 普通のつまんないその辺の若者に
殺されるための必然性を獲得するまで の物語だ
たったそれだけだが
それだけでいいんだ
なぜなら 男の映画だからだ
性別の話じゃない
魂の姿勢の話だ
女子供は黙ってろ!

軽くストーリーを話すとな
若者の男性が一人で アメリカ合衆国のハイウェイをカーでぶっとばして
いるところ 中年の渋めの男性がヒッチハイクをしているからのせてみたら
なんかナイフとか出して
「俺は絶対お前を殺すから それが嫌なら俺をぶっ殺すしかないよ」って
理不尽に攻めてきて わけわかめすぎるから、気合い入れて
走ってる車から 突き落として 中年男性が落ちて、
やったーこれで終わったーって思ったら
中年男性は「いてえ」って感じで起き上がって 生きてることがわかって
なんかしばらくしたら 他の速い車ヒッチハイクして
主人公の若者がのってる車の前にまた現れてビックリしたら
中年男性が のってる車の家族全員殺し始めて
「お前が俺を殺さないからこうなったんだよ」って感じの理不尽な態度で、
もう、中年男性は滅茶苦茶万能選手だから 警察何十人とか皆殺しにできて
飛んでるヘリさえも撃ち落としたりできてもの凄いんだけど
なぜかそれ全部 主人公の若者がやったことになるように仕向けられてて
いやーどう考えても俺じゃないでしょ?こんな強くねえよ俺って
がんばるけどどんどん 主人公悪くなっていくんだけど、
最初 車から突き落とされたことへの、
手の込んだ仕返しをしているんだと思えた中年男性なんだけど
どうも そうでもないご様子なんだけど
もうよくわかんねえよアイツは、もう俺が殺さないと
一生こういう状況続くわ、
終わらせることをのぞんでいるんだ 奴は最初からって決意して
逃げずに立ち向かう最終決戦で 中年男性を殺して終わり

という
結末まで話すとこういう話なんだけど わかった?

わからないのは 俺の文章能力の低さもあるけど
きっと君がまだ 男の物語に魅せられた青春を
おくったことがないっていうことだとも思う
だが大丈夫、君にもすぐにわかるよ。
そして病みつきになる

男ドラマというものはなんといっても 対決にあるんだ
二人の男の対決なんだ
主人公が成長して かつて 全然敵わなかったでっかい男を
超える瞬間のカタルシス
そこに俺たちは、何度もしびれてきたんだ
この映画は一見
無茶な展開のわけわかめな理不尽突進型ムービーにみえるが、
もう まさに俺たちのツボをえぐりまくって離さない
そんな興奮の坩堝
まず この敵役の中年殺人鬼おじさんの、
常人には理解できないあの佇まいが 全てだ!
一目でわかる! ただの頭のおかしい奴じゃない凄みを感じる!
頂に到達してしまったゆえに、
あとは自分は下ることしかできないことを知っている男の背中だ
理解者のいない、孤独の背中だ!
きっと 完璧じゃあないんだ彼は
できないことを知っている
できることは全てできる
あきらめちまったすげえ奴の 貫禄を感じる
なんて魅力的なダークヒーローなんだ!
「全部簡単だつまんねえ、でも肝心なことは何一つできねえ、
死にてえ、でも死ぬのは簡単過ぎてつまんねえ、もういっそ誰か殺してくれ、
でもつまんねえやつじゃ俺は殺せねえ、普通に殺されるのなんてつまんねえ、
全部クソだ」
もうなんか ロックンローラーみたいな奴じゃないか
やめ方にパワーを向けているところが 全く正反対だが基本は同じだよな
やり方にパワーを向けるのが、ロックンローラーだ

ほいで
この物語のもう一人の主人公、
つまりこの中年殺人鬼のダークヒーローをぶっ殺す善悪定義づけるなら
正義の味方の方はというと
もう これがまるで80年代みたいなダサイ髪型と服装の
普通の若者なんだな これが
それが、なぜもう一人の主人公になれたかというと
単純にいうと 中年殺人鬼ヒーローに見初められたからなんだ
理由は簡単
中年殺人鬼おじさんを 車から振り落としたからだ
だって いくらエイヤーって気合いいれても
普通 走ってる車から人を落とせないでしょ。だって車ってドアあるし。
でもなんか 色々気合いでエイヤーってやったら
なんとなく落とせちゃったもんだから、天才中年殺人鬼の方が
ああ、こいつに殺されようって思っちゃったのだ
でも こいつじゃ俺は殺せないんだ
こんなしょうもない奴ではだめだ
でも コイツしかいないんだ間違いない
だって俺 車から振り落とされたもんそれだけで十分っしょ

そして思惑通りに成長した主人公が、
中年殺人鬼を乗り越える 最後の対決は素晴らしい
結果 誰も幸せにならない やりきれないラストの空気感最高
「悪魔のいけにえ」のラストみたいだ
いや「悪魔のいけにえ」のラストの方が好きだけど
つーか「悪魔のいけにえ」は最高の映画だ
「悪魔のいけにえ」について書きたくなったから
もう「ヒッチャー」はこのくらいにしておこうか
でも「ヒッチャー」みたいな男の映画をひさしぶりにみれて
すごい嬉しかったよ
しかも新年一発目にね
でも家でみたから 次は映画館にいきたいね
ロックライブは部屋で映像でみるのもいいけど
現場にいってみるのが それはそれでとても楽しいからね
人がまわりに たくさんいるかいないかの違いさ

ということで
次はいつになるかわからないけど しばしまたさようなら
なんせ順番がまわってこないと書けないシステムだからなここは
俺は「悪魔のいけにえ」のオススメ文を書きたいから早くね
次はギタービートりょう
面白いの頂戴!

◆「THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載」まとめページ


THE BOHEMIANS avec ムッシュかまやつ
『THE SPIDER BEAT』
2012年10月3日発売
FLCF-4436 ¥1,500(tax in)
1. フリフリ
2. メラ・メラ
3. モンキー・ダンス
4. あの時君は若かった
5. なればいい
6. なんとなく なんとなく
全6曲

Major 3rd album
『BOHEMIANS FOR LIFE』
2012年12月5日発売
FLCF-4444 ¥2500(tax in)
1 MONO
2 The Comeon
3 That Is Rock And Roll
4 もしも ~if~
5 つめたくしないで
6 It's OK
7 MY GIRL
8 Paint It White
9 KISS ME BABY, LIFE IS VERY SHORT
10 BROTHER
11 チャックベリーはアメリカ人

<CHEMICAL BUMP SHOW!!>
日程 :2013/1/28(月)
時間 :OPEN 18:30 / START 19:00
会場 :高円寺 HIGH (http://koenji-high.com/)
出演 :山中さわお、THE BOHEMIANS
チケット :オールスタンディング整理番号付 前売¥3,500(ドリンク代別途)
一般発売 :12/22(土)より イープラスにて
お問い合わせ :HIGH 03-5378-0382

<BEA × Zepp Fukuoka presents F-X>
日程 :2013/2/23(土)
時間 :OPEN 11:00 / START 13:00
会場 :Zepp Fukuoka(http://hall.zepp.co.jp/fukuoka/)
出演 :THE BOHEMIANS、[Champagne]、Nothing's Carved In Stone、BIGMAMA、ASPARAGUS、the band apart、N'夙川BOYS、キノコホテル and more
チケット :前売1F¥4,500 / 2F指定席¥5,500 / 当日¥5,000 (すべてドリンク代別)
※前売券は、最速先行で購入するとグッズが付きます。(下記参照)
※高校生までの学生の方は、当日証明書をご提示いただくと¥1,000キャッシュバック
最速先行(グッズ付き) :11/30(金)13:00〜12/28(金)23:59 http://l-tike.com/f-xhp/ にて受付
一般発売 :2013/1/19(土)10:00~
ローソンチケット 0570-084-008 (Lコード:82871)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:187-000)
イープラス
お問い合わせ :BEA 092-712-4221 (月~金/11:00~18:00 第2・第4土/11:00~15:00)
オフィシャルサイト :http://www.bea-net.com/FX/

<HAPPY JACK>
日程 :2013/3/16(土)、3/17(日)
※THE BOHEMIANSの出演日は追ってお知らせします
時間 :両日とも OPEN 13:30 / START 14:00 / END 21:00(予定)
会場 :熊本DRUMBe-9Vi,V2,V3、Django、ぺいあのPLUS'
※PASS交換所:熊本PARCO1Fイベントスペース
出演 :THE BOHEMIANS 他
チケット :1日券 ¥4,500、2日券 ¥7,000(税込)
※両日とも1ドリンク券(¥500)をPASS交換所で別途購入が必要です。
先行販売 :11/14(水)より200枚限定で受付 コチラから
一般発売 :2013/1/12(土)より
ローソンチケット 0570-084-008 (Lコード:72478)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:185-004)
イープラス
お問い合わせ :HAPPY JACK 2013実行委員会事務局(KKT事業部内)
096-363-6175(平日10:00~17:30) happyjack@kkt.co.jp
オフィシャルサイト :http://www.kkt.jp/event/happy_jack/index.html

◆THE BOHEMIANSオフィシャル・サイト
◆FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT
◆THE BOHEMIANS avec ムッシュかまやつ対談

  
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