【ライブレポート】YUKIみたいに脳髄に響く、ナディーンの声

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氷点下10度の厳しい寒さと大雪がベルリンを襲った1月22日(火)、オストクロイツ近くのバーMadame Claude Berlinにてナディーン&プルーシアンズのライブを見た。同バンドは、2012年に4作目となるソロ・アルバムを発表直後にヨーロッパツアーを行なったマーシャ・クレラが5月29日に地元ベルリンにてリリース記念ライブを開催した折に前座を務めたバンド。2007年に結成され、女性ヴォーカリスト、ナディーン・フィンシュターブッシュ(Nadine Finsterbusch)の演劇的なステージ・パフォーマンスと高音ボイス、ポップな楽曲が印象的。

◆ナディーン&プルーシアンズ画像

2012年5月に見た際には5人編成(ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムス)であったが、今回のライブはデュオ編成。ギタリストのブルーノ・バオホ(Bruno Bauch)が1本のギターから、サンプラーを駆使しつつグルービーかつメロディアスなサウンドをその場で創りあげ、その上にナディーンの高音ボイスが加わる。ライブが終わったあとも頭のなかをずっとぐるぐる廻るような強烈にキャッチーな旋律を持つ曲が多く、とりわけ「Fact」「Passing」が佳曲である。今回のライブでは、キーボード奏者が最後の数曲のみゲスト参加した。

ナディーンの声は、日本のアーティストYUKIの声質に非常に近しいものがある。実際に下のリンクからオフィシャル・サイトをチェックして、ナディーンの声を聴いてみてほしい。YUKIと同じく、ナディーンの素敵な声には、脳みそのシワに詰まった埃やゴミを一掃してくれるような爽快感がある。

文:Masataka Koduka


◆ナディーン&プルーシアンズ・オフィシャルサイト
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