【ライブレポート】ユーミン、ベスト盤効果で苗場の来場者数増加!?恒例<SURF&SNOW in Naeba>スタート

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昨年2012年11月にリリースした40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』が大ヒット中の松任谷由実が、2月1日(金)新潟・苗場プリンスホテルで毎年恒例のリゾートライブ<SURF&SNOW in Naeba>をスタートさせた。

◆松任谷由実 画像

今年2013年のテーマは“氷の世界”ということで、“未来の氷河期”を連想させる時空を超えたファンタジックな世界感はユーミンならでは。氷河期の洞窟の中にステージが出現したイメージのセットに、音と照明によってその氷の洞窟が様々な表情を見せる演出。

オープニングは、氷の女神が古代ローマ時代から未来にタイムスリップしたような衣装のユーミンが登場。選曲も、スキー場でのライブということで、これまでも冬をイメージする楽曲が多かったが、今年は「BLIZZARD」は勿論のこと「吹雪の中を」「SUGAR TOWNはさよならの町」「Northen Lights」 など“雪”や“氷” をモチーフとなっている楽曲が、これまで以上に多数選曲されている。

途中、苗場名物“リクエストコーナー”を挟みつつ、終盤では「リフレインが叫んでる」「真夏の夜の夢」など、氷河も溶かすと思われるほどの熱いパフォーマンスを披露した。

1981年から始まったこのコンサートは、今年で33回目だが、今回ほどコンセプチュアルなステージは初めてだという。昨年は、ディナーショーや帝国劇場での舞台、英ロックバンド、プロコル・ハルムとのコラボレーションライブなど、精力的に新たなチャレンジをしてきたユーミン。今回の苗場は、ユーミンの真骨頂であるツアーを思わせるコンセプチュアルな内容で、初日から会場に訪れたファンを魅了した。本公演は、2月13日まで全8公演行なわれる。

ちなみに、会場である苗場プリンスホテルは今シーズンで50周年を迎え、「ファミリーに優しいエンターテインメントリゾート」をコンセプトに約3億円を投じ客室を改装し、リニューアルオープン。若い頃、華やかなファッションに身を包み、スキーを楽しんだ40代を中心とした世代が、現在は子供を持ち“家族で楽しむレジャー”として訪れているという。過去のスキーブームでの経験により、「再度スキーをしたい」「自分が経験したスキー、雪遊びの楽しさを子供に体験させたい」という意欲が高い世代なのだそうだ。

そうした世代をターゲットに、苗場プリンスホテルでは子供も楽しめる客室インテリアや小学生以下リフト無料など、子供を対象としたサービスを充実させている。また、80年代バブル期に大ブームとなった『私をスキーに連れてって』の世代が、今シーズン苗場プリンスホテルを選んだ理由として、ユーミンのベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』も大きく影響しているとの事。ユーミンベストを購入し、青春時代を振り返るきっかけとなり、当時を思い出して再び家族で訪れているようだ。

1月末現在、苗場プリンスホテルの来場者数は前年度比20%増の49,450人、苗場スキー場利用者は前年度比10%増の326,300人と、増加。時代を創ってきたユーミンならではの経済効果といえそうだ。

松任谷由実 40周年記念ベストアルバム
『日本の恋と、ユーミンと。』
2012年11月20日発売
【初回限定盤】
CD3枚組+特典DVD1枚
TOCT-29100~2 ¥4,200(tax in)
【通常盤】
CD3枚組
TOCT-29103~5 ¥3,600(tax in)
・初回限定盤 スペシャルスリーブ仕様
特典DVD:観るベスト YUMING SUPER PERFORMANCE
・2012年最新リマスタリング

<SURF&SNOW in Naeba>
2013年2月1日(金)、2日(土)、5日(火)、6日(水)、8日(金)、10日(日)、11日(月)、13日(水)
開場 21:00/開演 21:30
会場:苗場プリンスホテル ブリザーディウム
http://www.princehotels.co.jp/naeba/

◆松任谷由実 オフィシャルサイト
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