【インタビュー】NIGHTMARE、新作『SCUMS』に漲る“負のパワー”とは? 愛すべきSCUMSの“LOVE”をさぐる

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【インタビューpart2】LOVE LOVE ナイトメア

◆「一人でいると後ろ向きだけど、メンバーに会うと悩みが吹っ飛ぶ。コレなんなんだろう?」(Ni〜ya)

――もうじきバレンタインだし、【LOVE LOVE ナイトメア】という企画を考えてきたんですね。

RUKA:なんだそれ!!(吹き出し笑)俺らがそれやるかどうかは質問にもよるな。

――メンバーのいろんなLOVEを探っていこうという内容なんですが。

Ni〜ya:ほら、ファンの人たちはそういうの読みたいと思うんじゃないの?

――ですよね、ですよね? Ni〜yaさん、この恩は忘れませんから。ではさっそく始めたいと思います。第1問、『ナイトメアのここがLOVE』。どうですか?

YOMI:他のヴィジュアル系のバンドと比べると、気持ちいいほどSCUMSなところ! 他のバンドは隠したがるのに、俺らはあからさまにSCUMSなところを見せるでしょ? そういう部分が俺は男らしくて好きだな。

咲人:この人(YOMI)がバカなことやってるのをみんなで笑い合えるところ。

RUKA:仮歌詞ですごいのができたときだな。メンバー含め、みんなが真剣にやってる音楽にクソみたいな歌詞をのっけて、それを真剣に歌ってくれる。メンバーの特権を利用した、メンバーしか知らないゴージャスな遊びだな。

Ni〜ya:一人でいると後ろ向きだし、生きてりゃいろいろ辛いことあるよね? 悩んだりしてるときは“仕事行きたくねぇな”って思うんだけど、メンバーに会うとね、別に俺の悩み相談してる訳でもないのに悩みが吹っ飛ぶんだよね。コレなんなんだろう?

咲人:セラピーだよ、セラピー(笑)。

YOMI:Ni〜yaはナイトメア解散しちゃったら、たぶん壊れちゃうんじゃない?(笑)

Ni〜ya:だな。解散してもみんなに電話しまくるわ。“これから集合”って。

――いいお話です。続いて第2問、『メンバーのここがLOVE』。

RUKA:俺、ゾジーさんは“乳首”。

YOMI:ありがとっ(ハァト)。

RUKA:柔らかくて気持ちいいの。

YOMI:ちなみにね、俺RUKAさんにいつも触られるほうだけ胸の膨らみがデカいの(ハァト)。

RUKA:あと、ゾジーさんの耳たぶは、朝は赤ちゃんの匂いなんだけど、夜になるとオッサンの匂いに変わるんだよ。耳といえば昔、ゾジーさんの耳に何かを詰めるのがマイブームだったときがあって。食ってるおにぎりの具とかを耳に詰めたりしてた(思い出し笑)。

YOMI:耳の匂いかいでるのかな? と思ってたらいきなり梅干しの種とか入れられてた(笑)。

Ni〜ya:“柿の種”入れてたこともあったな(笑)。

咲人:そういうことやられてもガツンと“止めて”っていわないんだよ、コイツ。自分のなかに溜め込むタイプだから(笑)。

RUKA:それで、ゾジーが誰かと飲みに行ったとき“今日も耳ん中に梅干しの種入れられたんだよ”って愚痴ってるのを見るのがまた、面白いんだよ。想像するだけで笑えるでしょ? こんな人、世の中にいないから貴重だと思うんだ。俺だってこれまで生きてきて、人の耳に梅干しの種入れたのコイツが初めてだし。そういう衝動が湧きあがってくるの。ゾジーさんといると。

YOMI:乱暴に扱っても大丈夫的な感じ?

RUKA:めちゃめちゃ頑丈なオモチャだよ(笑)。

――では咲人さんのLOVEなところは?

RUKA:咲人は、仕事と音楽を除くと、俺が一番興味があるもの、若干オタクくさいところは一番俺と近い気がする。

咲人:それはあるかもね。

Ni〜ya:俺は、仕事してて一番頼れるところ。

YOMI:昔の咲人って、守ってた部分があったと思うんだけど、そこが最近はオープンになって。その心の扉を開いてる感じがLOVEかな。

咲人:コイツ(YOMI)と柩が無理矢理こじ開けてきたからだよ(笑)。

YOMI:それがあったからこそ、咲人から今回のタイトル『SCUMS』が出てきたと思うんだよね。

Ni〜ya:10年前の咲人からは出なかったと思うよ。

咲人:そう考えると、俺の素直な部分を引っぱりだしてもらってるのかもね。人間ってさ、本来カッコ悪い部分がいっぱいあるから、そこを出せるか出せないかって大事だと思うんだよ。そのためにも、いままで守ってきたものを死守するんじゃなくて、それを崩してみることをいまやってるんだと思う。

――ではNi〜yaさんのLOVEなところは?

RUKA:身体が柔らかいから揉み心地は一番!

YOMI:一緒に飲んでて呑み心地も一番!

咲人:人間的に感情が安定してるから居心地も一番!

――上手い!!(笑) ではRUKAさんのLOVEなところは?

咲人:さっきの仮歌詞の話に通じるんだけど、例えば仮歌詞の言葉選びとか、笑いにもっていくセンスが突出してるんだよ。

YOMI:俺が一番変態だと思われがちだけど、じつはRUKAさんが一番変だから。あと、一番先頭きって俺たちの外敵にぶつかっていってくれるところは頼もしい。

RUKA:こんなこといってるけど、所詮俺の事はバリア程度にしか思ってないから。(一同爆笑)

Ni〜ya:俺は、兄貴っぽいところかな。自分の兄貴に似てるんだよ。変態っぽいところは抜きにしてだけど(笑)。

咲人:昔っからこの2人(RUKAとNi〜ya)はジャイアンとスネ夫みたいな関係が成り立ってる。

――では柩さんのLOVEなところは?

YOMI:人を観察する力とか、じつはすごい。

咲人:一番面白いことをするキャラだから、ムードメーカーとしてナイトメアの明るい部分を担当してて。そういうところがLOVE。

Ni〜ya:一緒にいて楽しいし、いろんなことを知ってるとこもいい。

RUKA:ああ見えて、触ると身体の揉み心地は硬いんだけどね(笑)。

◆「いつかは東京ドームができるバンドになりたいというのはあるけど、一番の目標は、自分たちがカッコいいと思えるバンドでいること」(YOMI)

――では第3問、『ナイトメアのライブのここがLOVE』。

YOMI:曲中はふざけないってところかな。

RUKA、Ni〜ya:ふざけてるよ!!

YOMI:あ、そっか(苦笑)。

咲人:どんなに負のパワー、ネガティブなことを歌ってたとしても、ライブ中は笑顔があったりする。そこはナチュラルな気持ちでライブができてるってことだから、俺はこのライブ空間の居心地のよさかな。

RUKA:俺は2つあって。まず1つ目は、個人的な感想として、フロント4人と俺、その間に完璧な線引きができてるところがやりやすい。

YOMI:いやいや、RUKAさんはやりやすいかもしれないけど、俺は毎回アンコールでRUKAさんファンのこと考えて一言RUKAさんに貰いにいくときとか、すげぇ間を考えてやってんだから。

RUKA:俺の“しゃべるボタン”があるから、そこを突いてくれたら俺だってしゃべるのに。全然見当違いなところのボタン押すから、こっちはしゃべることがないんだよ!

Ni〜ya:たしかに、ゾジーのMCの振り方で“え、それに対してなにしゃべればいいの?”ってときあるよね。

RUKA:俺は毎回“今日はゾジーさん、こういう振りでくるかな”って予想してしゃべること考えてるのに。

YOMI:じゃあ、ボタンの在処を“ここだよ”って探れるものをください(微笑)。

咲人:ヒントを書いてもらっといたらいいんじゃない?

RUKA:あと、それからもう1つ。ライブの大っきいミスに対してみんな寛大。そこもLOVEだな。曲を間違っちゃうぐらいのミスすると俺、下向いちゃうんだけど、チラッとみんなのことを見ると笑ってるんだよ。それは10何年間の積み重ねがあるからなのかもしれないけど。

咲人:あと、各々過去にステージで大っきい失敗してるからっていうのもあるんじゃない?

RUKA:人の失敗ってね、すっごいテンションが上がるんだよ。

Ni〜ya:そういう失敗も含め、俺らはライブが始まったら何事に対してもプラス思考になる。どんなにお客さんが少なくても、来てくれた人に対していいライブをしようって考えだから。

咲人:そういう逆境をどう乗り越えられるか。そこはバンド力が問われる部分だよね。

Ni〜ya:さっきの失敗の話も含めてね。

咲人:逆境をうまく乗り越えられるかどうか、そこをプラスに転換しようとする力こそ、プロだと思うから。それがいまのナイトメアにあるところはすごくLOVE。

――なるほど。ではそんなナイトメアが、いまバンドとして見据えている目標というと?

YOMI:毎年武道館ができるようにとか、いつかは東京ドームができるバンドになりたいというのはあるけど。でも一番は、自分たちがカッコいいと思えるバンドでいることかな。



NewAlbum
『SCUMS』
2013年1月30日発売
【type A】CD+DVD
YICQ-10284/B ¥3,780(tax in)
[DVD]
MUSIC CLIP「Assaulter」
【type B】CD+DVD
YICQ-10285/B ¥3,780(tax in)
[DVD]
MUSIC CLIP「終わる世界の始まりは奇なり」
【type C】
YICQ-10286 ¥3,150(tax in)
[CD]
1_My name is “SCUM”
2_ASSaulter
3_mimic
4_riddle
5_雨と夜に墜ちて
6_DISSEMBLE
7_ERRORs
8_終わる世界の始まりは奇なり
9_Droid
10_404
11_I’m not
12_Deus ex machina
13_BLACK OUT(※type Cのみ収録)
14_BEHIND THE MASK(※type Cのみ収録)

<NIGHTMARE TOUR 2013「beautiful SCUMS」>
2.10(sun)仙台・RENSA
2.12(tue)札幌・ペニーレーン24
2.16(sat)岐阜・club-G
2.17(sun)金沢・EIGHTHALL
2.23(sat)新潟・LOTS
2.24(sun)郡山・HIPSHOT JAPAN
3.2(sat)高松・オリーブホール
3.3(sun)広島・CLUB QUATTRO
3.6(wed)戸田市文化会館
3.9(sat)オリンパスホール八王子
3.10(sun)東京エレクトロンホール宮城
3.16(sat)市川市文化会館
3.20(wed)栃木総合文化センター
3.23(sat)京都・KBSホール
3.24(sun)福岡国際会議場メインホール
3.30(sat)日本特殊陶業市民会館フォレストホール
4.7(sun)大阪オリックス劇場
4.19(fri)中野サンプラザホール

<NIGHTMARE TOUR 2013「beautiful SCUMS」追加公演>
2013.4.20(sat)日比谷野外大音楽堂
OPEN 16:45 / START 17:30
チケット料金 指定席・立見:¥5,500(tax in)
一般発売日 3月9日(土)
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

◆ナイトメア オフィシャルサイト
◆ナイトメア『SCUMS』特設サイト
◆BARKS ヴィジュアル系・V-Rockチャンネル「VARKS」
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