レグ・プレスリーとセシル・ウーマックが死去

ツイート
ザ・トロッグスのボーカル、レグ・プレスリーが71歳で亡くなった。レグは1年間の癌闘病生活の末、2月4日(月)に英ハンプシャーの自宅で家族や友人に囲まれ息を引き取ったという。2012年肺癌が発見される以前も心臓発作に襲われたこともあったレグだったが、2012年までツアーを行なっていた。

◆レグ・プレスリー画像

ザ・トロッグスはグランジやパンクの先駆けとして1960年代に活躍し、「恋はワイルド・シング」などのヒット曲を世に送り出しており、レグはイギー・ポップやMC5などに多大な影響を与えたことでも知られている。ザ・トロッグスのヒット曲「ラブ・イズ・オール・アラウンド」はウェット・ウェット・ウェットがカバーし、1994年の映画『フォー・ウェディング』のサントラにも収録され当時イギリスで15週間連続1位を記録している。さらにレグは、ミュージシャンとしてだけでなく映画やテレビで俳優としても活躍していた。

また、セシル・ウーマックも2月1日(金)にこの世を去った。ボビー・ウーマックの弟で、サム・クックの娘リンダとの夫婦デュオ、ウーマック&ウーマックとしても活躍したセシルは、妻リンダと共に暮らすアフリカで65年の生涯を終えている。ボビー、ハリー、フレンドリー、カーティスら兄達と結成したゴスペル・グループはサムに見出され、その後グループ名をヴァレンティノスとし一躍人気となったが、セシルがパフォーマンスよりも作曲活動を好んだため、グループは自然解散となってしまった。

セシルは一時期、モータウン歌手のメアリー・ウェルズと結婚生活を送り、1970年代から1980年代にかけてオージェイズやパティ・ラベル、ジョージ・ベンソンなどのアーティストに楽曲を提供し、ヒット作を生み出している。その後リンダと再婚したセシルは自身のルーツであるアフリカに移住した。セシルの生前の希望に沿って、セシルの遺灰は自宅近くの川に散骨される予定だという。
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス