“ピアノの画家”加古隆、デビュー40周年の軌跡をたどるNHK BSプレミアム『旅のチカラ』

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2013年、デビュー40周年を迎える作曲家・ピアニストの加古隆。彼が自身の足跡をたどるNHK BSプレミアム『旅のチカラ』が、2月14日21時より放送される。

今でこそ自由かつ個性的なスタイルで人気の加古。しかしデビューまでには挫折もあったという。加古は、東京芸術大学・大学院を修了後、20代後半で作曲家を目指し、名門パリ国立高等音楽院に留学した。留学先で畏敬する現代音楽の巨匠オリヴィエ・メシアン教授に自信作を披露するが、「過去の模倣に過ぎない」「自分のスタイルを見つけよ」と一蹴される。

加古は初心に戻ると同時に、パリの自由な空気の中で、それまで封印してきたジャズにも再び挑戦し、黒人のリーダーを持つ仲間と斬新なフリージャズを創作しデビュー。メシアンの弟子でジャズ・ミュージシャン(?)と、自分でも想像し得ない人生が待っていた。

そしてそこから“ピアノの画家”と称される、ジャズ、クラシック、現代音楽を融合させた独自の作風が誕生してゆく。

番組では、デビュー当時の懐かしい人々との再会や現在のパリ国立高等音楽院の学生との演奏などが紹介される。若き後輩たちとの演奏で加古はどんな刺激を分かち合うのか。青春時代の創作の原点を訪ね、音楽への新たな思いに燃えるパリの旅。

デビュー40周年の節目に加古は何を感じ、何を視るのだろう。

【番組情報】
2013年2月14日 21:00~22:00
NHK BSプレミアム『旅のチカラ』

(c)Yuji-Hori
◆NHK BSプレミアム『旅のチカラ』 公式サイト
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