【ライブレポート】杉本善徳、活動休止前最後のライブを舞い散る桜の中で完結「また会いましょう!」

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喉の療養のために活動休止を宣言していた杉本善徳が、休止前最後のライブとなるワンマンライブ<ニクの日感謝祭GIG「ヨシノリズム2」-さよなら善徳先生->を2月9日(土)、渋谷O-EASTで開催した。

◆杉本善徳 画像

開場時には、入場者全員に出来たての3rdアルバム『善徳-zentoku-』を無料配布するという粋な計らいもあり、満員のファンで膨れ上がったフロアは杉本の登場を待つ熱気に包まれていた。

定刻を少し回ったところで、いよいよライブがスタート。“歌うギタリスト”としてソロ名義のステージに立って約7年。この日のために制作した映像で振り付けをレクチャーし、初心者でも楽しめる演出で会場を一つにしたり、ウィットに富んだMCで観客を沸かせたり、エンターテイナーとしてのサービス精神に溢れたステージ展開はさすがだ。そして、今ではライブの定番となっている代表曲に加え、当日無料配布されたニューアルバムからも数曲を披露するなど、新旧織り交ぜた最新型の杉本善徳を存分に表現したライブとなった。

そしてこの日、何より印象深かったのは、アンコールも含め全24曲を歌い切った後のことだった。

客席の三方に向かって、いつものように感謝の礼をした後、ステージセンターに戻った杉本は、フロアに向かって「しーっ」と静粛を促すポーズをとった。歓声から一転、静まりかえった会場に向かって生声で「また会いましょう!」というメッセージを叫んだ。

するとその言葉と共に、「Good bye for now.」と刻印されたハート型のカードが無数に客席頭上から舞い降り、ゆっくりとファンの元に吸い込まれていった。まるで、桜舞い散る卒業式を思わせる光景だった。

しかし、それだけで終わらないのが杉本の真骨頂。センチメンタルな雰囲気の中、フロアからロビーに出ると、まさに桜の花びら舞い散る光景がそこにも広がっていたのだ。

ハート型の桜色の花びらが大量に舞い踊るロビーをくぐり抜け、会場を後にするファンの脳裏には、また次の春が訪れ、元気な姿で登場する杉本との再会の景色が映ったに違いない。そう確信した夜だった。

そして、この記念すべきライブが早くもDVDとなって登場することも発表された。『Good bye for now.』と名付けられたこのライブDVDは、完全受注生産となり、3月25日(月)23:59まで申し込み受付けを行なっている。

杉本善徳LIVE DVD
『Good bye for now.』
※完全受注生産
FEYS-005~6 ¥7,600(tax in)
DVD2枚組
・収録内容:2013年2月9日 Shibuya O-EAST
<GIG「ヨシノリズム2」~さよなら善徳先生~>
・申込受付期間 2013年2月9日(土)22:00~3月25日(月)23:59
・発送 2013年4月下旬予定
・DVD申し込み http://www.ys1126.com/yoshinorism2/

◆杉本善徳オフィシャルサイト
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