【インタビュー】真野恵里菜、マネティとハロー!プロジェクトでの日々を振り返る

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■ ふたりの嬉しかった思い出

── じゃあ、今日までで、一番嬉しかった思い出ってなんですか?

真野ちゃん:なんだろう……ドラマとか映画が決まったっていうのは、常に一緒にいるから……一緒にいる時に、電話が来るんですよ。『SPEC』とかそうなんですけど。

マネティ:沖縄料理店にいたね。

真野ちゃん:沖縄料理店でご飯食べていたら(笑)、ちょっと地下で電波があまり良くないところで電話きて。(マネティが)席を外したんですよ。「これは何かの電話だな……?」って思って。で、戻ってきたら「ちょっとここ電波悪いから早く外に出よう。もしかしたら決まるかもしれない。」って。そういうのを、ソロだからこそリアルタイムに知れる、ってのは大きいですね。一緒に「やったね!」って言えるのは嬉しいです。ほんとはその場にいちゃいけないんでしょうけど(笑)。

── そうなんですか?

マネティ:ま、基本は決まってからじゃないと……でも、お芝居に関しては、事前に本人にも意見を聞いているので。本人の納得できないお芝居はやらせない、みたいな。

── では逆に、マネティは、一番嬉しかったことは?

マネティ:嬉しかったこと……。

真野ちゃん:覚えてる?

マネティ:……覚えてない。

真野ちゃん:あははは。

マネティ:……(しばし沈黙)……まぁでも、仕事が決まることは、嬉しかったですよ。

真野ちゃん:『わが母(の記)』とか?

マネティ:『わが母』は決まるって思ってたし。

真野ちゃん:やだぁ~。(マネティは)自信はいつもあるんですよ。「大丈夫だから。」って「大丈夫だから、決まるから。」っていつも言ってくれて。

マネティ:そうなんですよね。(私は)図太いんで。その差はあったよね。繊細な人と図太い私、みたいな。

真野ちゃん:私は不安で不安で。「大丈夫ですかね?」っていつも聞いてて。「もし決まらなかったらどうしよう~。」って言ったら「大丈夫だよ、決まるから。」って。

マネティ:「大丈夫だよ! うるさいな何回も何回も。」ってタイプ(笑)

── ふたりの凸凹な感じがいいのかもしれないですね。

真野ちゃん:正反対かな。性格は。同じB型なんですけどね。(性格が)違うからいいのかもね。性格が似すぎたら、かち合っちゃう。

マネティ:そうね……嬉しかったこと……。悔しかったことのほうが俄然多いんで。

── じゃあ、そっちの話にしますか?

真野ちゃん:(嬉しかったこと)ないの? それはそれで失礼しちゃう(真野ちゃん膨れる)。

マネティ:(笑)。いやいや、コンサートやりきった時とかは、「あぁ、良かったなぁ」って思いますよ。

── 具体的にどのコンサートが、とか……毎回?

マネティ:……<801DAYS(真野恵里菜コンサートツアー ~2011ハタチの乙女 801DAYS~)>の時は、「真野、歌、上手くなったなぁ。」って思いました。「さすが、あたし!」みたいな。

真野ちゃん:なんで! 違うでしょ、そこ。

マネティ:スケジュールにいっぱいボイトレ入れた「さすが、あたし!」みたいな(笑)。

真野ちゃん:そこ?(笑) 1stコンサート・ツアーだっけ? 写真撮って本にしてくれたの。

マネティ:デビューコンサートの次に、1stツアーが決まってたんですけど、これから大変だろうなとわかってたので、デビューコンサートの時はいっぱい写真撮って、本にして渡しました。

真野ちゃん:(マネティに諭すように)1stコンサートツアーでもらったの。

マネティ:ああそうか。「あの楽しかったコンサートの思い出を忘れないでね」って意味を込めて。
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