RMEから8チャンネル192kHz対応、AES/EBU、ADAT、DA/ADコンバーター「ADI-8 DS Mk III」

ツイート

シンタックスジャパンは、RMEの8チャンネル高品位AD/DAコンバーター「ADI-8 DS Mk III」を発売した。

「ADI-8 DS Mk III」は、高度な柔軟性を誇る8チャンネルのAD/DAコンバーターおよびデジタル・フォーマット・コンバーター。8チャンネル高品位AD/DAコンバーター「ADI-8 DS」の進化形であり、優れたアナログ回路デザインと超低レイテンシーのコンバーター・チップ、そしてRMEの誇るSteadyClockにより、アナログ/デジタル・コンバーターの新しいリファレンスとなるモデルだ。

1Uサイズのコンパクトなボディに、AES/EBUとADATのI/O、アナログ入出力はD-subとTRSを搭載。サンプリングレートは最高192kHzまで対応する。また、多用途に使用できるパッチ・モードも搭載。アナログアウトはD-sub接続で最高+24dBuまでの4つのリファレンス・レベルを選択可能だ。

音質面では、完全に対称のシグナル・パスを使用するため、すべてのレベル設定において桁外れなサウンド品質と限りなく低い歪み、そして、最高のS/N比を実現しているのが特徴。また、すべてのレベル・オペレーションにおいてフル・ダイナミックレンジを取り扱うために、電子的にスイッチされる個別のゲイン・ステージを使用することで、オーディオ・パスに余分なノイズや歪みを生じさせない。さらに、洗練されたAD/DAコンバーターは、192kHzまでのサンプル・レートと、120 dBAのS/N比を提供する。デジタル部では、RME独自のジッター抑制技術であるSteadyClockが根底となり、すべて機能をさらに向上させ、リファレンスのクロック信号の品質に関わらず、常に最上のサウンドクオリティーを確保するとしている。このほか、RMEを特徴付けるIntelligentClockControl(ICC)やSyncCheck、SyncAlignどの機能も実装されている。

業務レベルのAD/DA変換に対応する、コストパフォーマンスに優れたアナログ入出力も注目だ。「ADI-8 DS Mk III」は、TRSおよびD-sub出力に個別のドライバー・ステージを持っている。また、サーボ・バランス仕様のTRS端子は+21dBuにまで対応。なお、D-sub出力に+24 dBuを選択した場合、TRSには+19 dBuの出力レベルが提供される。2つのADAT I/Oポートは、96kHz時に8チャンネル(S/MUX)、192kHz時に4チャンネル(S/MUX4)にまで対応。D-sub 25-pinのAES/EBUインターフェイスは192kHzで8チャンネルに対応する。アナログ、ADAT、AES/EBUのすべての出力は同時に使用可能だ。また、TRSおよびD-sub端子からの入力を受け付け、どちらもサーボ・バランスで+24dBu までのレベルに対応する。

AESとADAT間のデジタル変換を自在に制御できるデジタル・パッチモードも見逃せない。ソースと送信先を自由に選択できるデジタル・パッチベイ機能により、ADATをAESに、あるいはAESをADATに、といった相互変換を同時に行ったり、他の機器間とのADATシグナルの流れをモニタリングするためにアナログ出力させたり、といったさまざまなことかが可能になる。ADAT出力は、2つの異なる ADAT機器間のコピー・モードをサポート。これらの強力かつ簡便なモード設定により、 最高の音質と合わせて優れた機能性を提供している。

<おもな機能>
・8チャンネル AD コンバーター、フル・シンメトリカル設計、119 dBA
・8チャンネル DA コンバーター、ダブル・バランス出力、120 dBA
・低レイテンシー変換:12 サンプル以下の遅延
・4×AES/EBU入出力(D-sub)、8チャンネル@192 kHz
・2×ADAT入出力、8チャンネル@96 kHz、4チャンネル@192kHz
・ワード・クロック入出力
・2×8チャンネル・レベル・メーター
・電源オン / オフ時のアナログ出力へのノイズ防止機能
・双方向への自由なルーティングを実現するパッチ・モード

<入出力>
・8×アナログ入出力(最大 +24 dBu)
・4×AES/EBU入出力(8チャンネル @ 192 kHz)
・2×ADAT入出力(S/MUX、S/MUX4)
・ワード・クロック入出力

◆ADI-8 DS Mk III
価格:オープン(市場想定価格 220,000円前後)
発売日:2013年2月1日

◆ADI-8 DS Mk III 製品詳細ページ
◆シンタックスジャパン
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス