ローランドのUSBオーディオ・インターフェースのフラッグ・シップモデル「STUDIO-CAPTURE」登場、最大16イン10アウトでライブ録音にも

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ローランドは、USBオーディオ・インターフェース「STUDIO-CAPTURE(スタジオ・キャプチャー)」を3月下旬より発売する。

「STUDIO-CAPTURE」は、パソコンに接続して、本格的な音楽制作やライヴ録音、リスニングなどを実現する「USBオーディオ・インターフェース」のフラッグシップ・モデル。ローランドのUSBオーディオ・インターフェースには、5機種のラインアップがあるが、今回新たにラインナップに加わった「STUDIO-CAPTURE」は、最大16入力で最高の音質と低いレイテンシー(入力された信号がパソコンから出力されるまでのタイムラグ)を実現した、プロ・レベルの音楽制作が可能なモデルとなっている。

基本スペックとしては、まず16系統のインプットと10系統のアウトプット(うち2系統はデジタル)を搭載。最大24ビット/192kHzに対応(サンプリング周波数が192kHzの場合は、8イン/4アウトの入出力に対応)。リュックにパソコンとともに放り込んで持ち運べるコンパクトなボディに、豊富な入出力を搭載することにより、バンドの一発録りから大規模な音楽制作まで幅広い用途で活用可能。さらに入力音の大きさを表示するレベルメーターの視認性を高め、各チャンネルの選択ボタンを新たに装備するなど、本体での操作性が飛躍的に向上。また、パソコンからの操作を可能にする付属のコントロール・ソフトも大幅に改善。使う側の視点に立った操作環境を提供する。


音質面では、プロ・レベルのハイ・クオリティな音質を実現する「VS-PREAMP」に注目。「VS PREAMP」は、音の入力部において最高の音質を確保するため、こだわりのアナログ回路と自社開発のデジタル・コントロールにより、一切の妥協なく音質を追求したプリ・アンプ。ノイズを最小限に抑えながら、小さな音から大きな音まで非常に幅広い音に対応可能だ(VS PREAMPは、16チャンネルのアナログ・インプットの内、12系統のXLR/TRSコンボ・ジャックに搭載)。また、レイテンシー(入力された信号がパソコンから出力されるまでの時間差)を出来る限り少なくするため、自社開発のカスタム・チップとドライバを組み合わせた独自の技術「VS STREAMING」も搭載する。

多チャンネル録音に威力を発揮するのが「AUTO-SENS機能」。これは、音の入力レベルを最適な状態に自動調整することのできる独自の機能で、レベル合わせの作業が不要になると同時に、過大入力によるクリップ(音割れ)を防ぐことが可能。生ドラムやボーカルなど、音量変化の激しいパートの録音に最適となっている。

本体パネルには入力レベルを瞬時に確認できるよう、本体前面に視認性の高いLEDを使ったインプット・レベル・メーターを装備。また目的のチャンネル設定をすぐに変更できるインプット・チャンネル・ボタンを搭載する。また、複数のチャンネルの設定を同時に変更できるレンジ・セレクト機能を装備。例えばINPUT1とINPUT8のインプット・チャンネル・ボタン押すことで、INPUT1からINPUT8のチャンネルすべてが選択され、ファンタム電源のON/OFFやマイク・プリアンプの設定をまとめて行うことができるのもポイントだ。

●2イン2アウト、iPadにも対応するコンパクトな「DUO-CAPTURE mk2」も登場

このほか、オーディオ・インターフェースにはコンパクトでリーズナブルなUSBオーディオ・インターフェイスとして高い実績のある現行機種の「DUO-CAPTURE」をベースに、iPad対応を実現したモデル「DUO-CAPTURE mk2」も発表された。

「DUO-CAPTURE mk2」はマイクやギター、キーボードなど多彩な機器に対応する2系統の入力と2系統の出力を装備。24bit/48kHzに対応する。iPad、Mac、Windowsのいずれにも対応(iPadとの接続には、別途Apple iPad Camera Connection KitまたはLightning-USBカメラアダプタと電源供給のできるUSBハブが必要)。音楽制作ソフトウェア「SONAR X1 LE」を同梱する。

◆STUDIO-CAPTURE
価格:オープン(想定実売価格 100,000円前後)
発売日:2013年3月下旬
◆DUO-CAPTURE mk2
価格:オープン(想定実売価格 8,000円前後)
発売日:2013年2月23日

◆STUDIO-CAPTURE 製品詳細ページ
◆DUO-CAPTURE mk2 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ローランド
◆ローランド、2013年春の新製品内覧会レポ、BOSSコンパクトや小型ギターアンプ・キーボード・PC用インターフェイスなど多数登場
◆ローランド チャンネル
◆BARKS 楽器チャンネル
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