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AKB48の主要メンバー陣が秋葉原の劇場を満員にできず必死に活動をしていた頃から、週末ヒロインの言葉通り、ももいろクローバーが週末に小さな会場でライブ活動をしていた時期にも、ライブアイドル・シーンの先頭に立って、今へ繋がる環境をライブ会場で築き続けてきたのが、d-tranceだった。

◆d-trance画像

d-tranceが誕生したのは2003年7月のこと。当時のライブアイドル界と言えば、プロを目指す意識よりも憧れの延長としてアイドルを模倣するソロ・シンガーたちが中心になっていた時代。当時から"地下アイドル"という言葉が広がっていたように、趣味の延長で活動を行うアマチュアたちが中心の世界として成り立っていた。

d-tranceも、その当時は地下アイドルという大きな括りのひとつとして捉えられる立場からスタートしている。だが2005年より、身体を躍動させゆくトランス・サウンドと本格的なダンス・パフォーマンスを魅力に、唄い踊るアイドル・ユニットとしてその姿を一新。他のアイドルたちとは明らかに異なる存在感とクオリティが評判を呼び始め、2006年頃からは、新しいアイドル・シーンの流れを担ってゆくユニットとしてd-tranceに注目の視線が集まり出した。

過去にも、メジャー界ではSPEEDのよう歌い踊れるユニットはいたが、ライブアイドル界隈でその姿勢を提示してゆく人たちは、当時は本当に少数だった。そんな中だからこそ、身近な今にも手が届きそうな環境で、クオリティの高いステージングを行うプロ意識を持ったアイドル・ユニットが現れたことは、嬉しい衝撃として迎え入れられた。

今ではアイドル・ユニットとして必死条件である、“パフォーマンス性と高い歌唱力を魅力にした歌い踊れるステージング”。そして“ステージと客席が一体化したコール飛び交う熱いライブ空間”。その「当たり前」な環境を作りあげたのも、d-tranceの活動を支持してゆく人たちが増え、それが、“ライブを中心としたアイドルとしてあるべき常識”に塗り替えられたことが起因になっている。

これまでに6枚のシングル作品と、アルバム『with☆smile×again』を発売。どれもすでに入手困難な状態だ(アルバムは、復活の日に2曲追加収録した形で限定発売となる)。当時は、渋谷O-EASTでの単独公演も2回実施。東名阪ツアーも行っていた。

まさにライブアイドルとしてのあるべき姿の礎を築いたd-tranceだったが、幾度かのメンバー・チェンジを繰り返しながら、2011年5月にその活動を止めることとなった。

それから約2年の歳月が経過。d-tranceの誕生年から数えたら約8年の日々を積み重ねてきた中、今や、音楽シーンの中心がライブ・アイドルたちになっている。もちろんその間には、たくさんのユニットが誕生しては消えていった。でも、当時の空気を体感している人たちは、卒業するどころか、今でも変わらずライブ・アイドルたちを支持し続けている。もちろん、新たにこの世界へ足を踏み入れ、d-tranceが作り上げたあの熱狂と同じ空気を、日々の糧にしている人たちも増え続けている。そんな今だからこそ、「もう一度、あの伝説を感じたい」。

活動停止から約2年。3月20日に、d-tranceが<一夜限りの復活ライブ>を行う。場所は、東京キネマ倶楽部。yoshimi/ayana/riaの3人が、この夜、ふたたび舞台上へ集結。今や伝説として語り継がれているステージを描こうと、その扉の鍵を開けてくれた。

この日のステージが、さらなる未来へ続くのか?それとも、本当に一夜限りの夢の舞台になるのかはわからない。でも、ひとつ確実に言えるのが、「お客さんも巻き込んだ、ライブアイドルとしてのライブ・パフォーマンスの原点を、この日、体感できる」ということだ。d-tranceのステージを経験している人たちは、もちろん。語り継がれた噂でしかd-tranceを知らない人たちも、ぜひ、その姿を目撃して欲しい。たった一夜限りの貴重な時間になることは間違いない。封印された伝説の扉が開くのは、間もなくだ。

TEXT:長澤智典

<d-trance 1夜限りの復活ライブ GIRLS×GIRLS×GIRLS(Night)>
2013年3月20日(水・祝)
@東京キネマ倶楽部
オープン15:30 スタート16:00予定
料金:¥3,500 D代別
出演者:d-trance、コスメティックロボット、KNU、ライムベリー、Barbee、T!P、Feam、SPACE GIRLS PLANET、Jelly Kiss、美脚戦隊スレンダー、爆乳ヤンキー、胸の谷間にうもれ隊、WeLove

◆d-tranceオフィシャルサイト
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