暗黒世界への使い魔。その人の心のダークサイドへ寄り添う、魔界から降り立った危険な使徒。そんな異名も取る、札幌アンダーグラウンド界の帝王バンドがシックス。インダストリアル/ヘヴィロック/ヴィジュアル/ゴシック/デジタルな要素を楽曲の中へコンフュージョン。奏でる音の独創性は、この世界では唯一無二?!そんなヤバい連中だ。シックスは、3月27日に発売となる渋谷REX制作によるオムニバス盤『Exalted recipe feat.なまら・ぶい』に「Torment」で参加。ここでは、魔界に住む彼らとメール・インタビューを実施し、その独創的な存在の魅力を、ここにお伝えしたい。

――97年に結成。現在で“第十期目”を迎えているシックスですが。もともと、どんなコンセプトを持ってバンドは誕生したのでしょうか?

猛毒アヒル:腐ル血様、ヒデト様、お願いします。

腐ル血:最初はヴィジュアル系としてのアプローチは無くて、個人的にはパンク・ニューウェイヴ系お化粧バンドの様なイメージでした。打ち込み系ロックバンドとしてのコンセプトは今と変わらないですね。

ヒデト:……。

――メンバーが変わるたびに、音楽性にも変化は生まれているのでしょうか? 変わらぬ点、変化してきた面、その辺について教えてください。

腐ル血:変わらない点は、打ち込み系ロックバンドと言う事でしょうか、インダストリアル、ラウド要素は以前より強く出ているかと思います。変化した点は、年々メイクが濃くなって来てる事でしょうか?(笑)

猛毒アヒル:猛毒アヒルとして言えることは。私が加入時に、より“へヴぃ”にして欲しいとの要望を伝えました。

――ダーク/ゴシック/インダストリアルな音楽スタイルを軸に据えているシックス。その暗黒世界観には独創的な香りを覚えます。やはり以前からこのシーンでは、他には染まることのない独自の色を放っているのでしょうか?

腐ル血:そうですね、バンドのコンセプトは一貫してると思います。売れ線からは完全に外れてましたね。(笑)いろんな意味でブレてないです。

猛毒アヒル:ありがとうとざいます。そう出来ているかとは思います。

――ヴィジュアル面でも次々と変化。今のスタイルになった理由。その暗黒の貴公子然とした姿になった経緯も興味あります。

猛毒アヒル:腐ル血様、お願いします。

腐ル血:単純に好きなんですね、正装的スタイルが。ライブではかなり暑いですが。

――今回、オムニバス盤『Exalted recipe feat.なまら・ぶい』へ参加していただいたわけですが、参加のオファーがあったときの気持ちや、決めた理由も聴かせてください。

猛毒アヒル:腐ル血様、ヒデト様、お願いします。

腐ル血:コンピレーション盤に参加するのは今回が2度目なんですが、こんなに大々的な企画への参加は初めてなので、オファー頂いた時は正直嬉しかったです。北海道の超マイナーバンド「シックス」を、多くの皆さんに知って頂ける良い機会ですので、参加出来て本当に感謝しています。

ヒデト:……。

――オムニバス盤『Exalted recipe feat.なまら・ぶい』に、シックスは「torment」で参加。この楽曲を選んだ理由を教えてください。

腐ル血:メンバーそれぞれ意見が割れたのですが、「torment」の様な速い曲を知って頂いて、ライブに足を運んで頂けたらと思い決めました。

猛毒アヒル:もちろん、すべての曲にシックスの持ち味は出ているとは思いますが、この曲に関しては、ハードな割に以外と初聴でもノリやすい曲なので、打ってつけと思いました。

――「torment」は暗黒インダストリアル/デシダルゴシックな世界観が炸裂した感情切り裂き系の楽曲。でも、物語を語るような歌がとても明瞭に胸へ響く作品です。この楽曲が生まれる背景。制作していくうえでのエピソードがあったら教えてください。

腐ル血:若さ故の心の葛藤 焦り 苛立ち 両親 学校 居場所 先生 同級生 視線…思春期の様々な思いを一気に排出した感じです。

猛毒アヒル:リフの誕生キッカケについては内緒です(笑)。

――「torment」の歌詞に詰め込んだ想いも聴かせてください。

猛毒アヒル:腐ル血様、お願いします。

腐ル血:いじめは許されざる卑劣な行為である。

――今のシックスの活動の中、「torment」はどんな位置をシメる楽曲なのでしょうか?

腐ル血:ライブの後半に演奏します。

猛毒アヒル:アドレナリン注入曲です!

――とてもマイペースで活動をしているシックス。メンバーそれぞれ、シックスとは「自分の中でどんな存在」になっているのでしょうか?

腐ル血:活動歴も長いので、ライフスタイルに完全に溶け込んだ感じでしょうか?(笑)なくてはならないと言うか…。

猛毒アヒル:自己の歪んだ感情を表現できる唯一の場所です。

――きっとシックスの場合、メンバーのライフワークとして活動は続いていくと予想します。今後のシックスの気長な予定を教えてください。音源も数多く出していますので、その辺の宣伝もあればお願いします。

シックス:夏頃にアルバム、秋からツアー的な地方でのライブ(東京含)を予定しています。

――今回の若手陣が多く参加しているオムニバス盤への参加は、バンドにとってはどんな意味を持ちましたでしょうか?

腐ル血:あー、こんなバンドも居たのかーくらいでよろしいかと思います(笑)。

猛毒アヒル:V系の中でも異色のバンドなので、少しでも多くのリスナーに知っていたただける良い機会になってくれればと思います。

――では最後に、メッセージをお願いします。

一同:この度『Exalted recipe feat.なまら・ぶい』に参加する事になりました、北海道のシックスです。残念ながらSHIBUYA-REXで行われる先行発売記念イベントへは参加出来ないのですが、皆さん是非、この『Exalted recipe feat.なまら・ぶい』をご購入して頂き、アルバムに収録している10曲目まで聴いて下さい。よろしくお願い致します。Bang that head that doesn't bang!!!

取材・文●長澤智典



V.A.
『Exalted recipe feat.なまら・ぶい』
2013年3月27日発売
REXUME-001 ¥2,300(tax in)
01.「xxx」is D£AD「shining days」
02.THEATER「THE SPIRAL IRRITATION」
03.Zelktage「Voice」
04.L「New World」
05.L&DS「ココロの地図」
06.METEOROID「DIVER」
07.Pastel Holic「明日の朝」
08.2nd awake「frost」
09.ヴァロア「舌媚-zetsubi-」
10.シックス「torment」

◆シックス オフィシャルサイト
◆渋谷REX オフィシャルサイト
◆ULTRAVIBE オフィシャルサイト
◆BARKS ヴィジュアル系・V-ROCKチャンネル「VARKS」