マイア・ヒラサワが再始動。岸田繁（from くるり）も参加

2011年のJR九州「全線開通」CMや、花王「エッセンシャル」、トヨタ「LEXUS CT200h」といった多数のCMソングに起用されたシンガーソングライターのマイア・ヒラサワ。彼女の通算4枚目となるアルバム『WHAT I SAW』が5月22日にリリースされることが決定した。

2011年に発売されたメジャー・デビューアルバム『maia hirasawa』は日本未発売音源も含んでいたため、全曲書き下ろしによるオリジナル・フルアルバムということでは、実に約4年ぶりのリリースとなる。

新作ではスウェーデンが誇る鬼才ラッセ・マーテンを共同プロデューサーとして起用。また、＜京都音楽博覧会 2011＞への出演を機に親交がある岸田繁（くるり）との共演も実現した。完成したのは、究極のアットホームソング。作詞・作曲はマイア・ヒラサワ、全編日本語詞で岸田とデュエットした。

今回のアルバムタイトルは、「WHAT I SAW （私が見てきたもの）」。マイア・ヒラサワが見てきたもの。

たまたま休暇目的で1年間仙台に長期滞在をはじめた2010年から現在まで、マイアには日本で様々な新しい出会いがあった。偶然手掛けたCMソングで知名度を獲得し、日本デビュー・アルバムやEPがヒット。さまざまな邦楽アーティストとの共演と順風なキャリアを重ねてきた。

一方で、2011年3月11日。自身も東京に滞在中に東日本大震災を経験し、人生観を変えられたほど深い悲しみを負った。震災後に発表された「JR九州/祝！九州キャンペーン」CMソング「Boom!」は、カンヌ国際広告祭をはじめ、さまざまな賞を受賞し、復興ソングの象徴ともなった。

その後スウェーデンに帰国してから双子を出産。2012年は育児に追われる日々を過ごした。そして2013年の『WHAT I SAW』。マイアはこれまでの体験や想いを音に託したのかもしれない。

なお2013年は、アルバムの発売に加え、夏フェスやツアーへの参加も予定しているとのこと。

◆マイア・ヒラサワ オフィシャルサイト