【イベントレポート】新木場スタジオコーストが揺れた<LIVE SUPERNOVA 81.3>

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▲TK from 凛として時雨
▲ONE OK ROCK
▲the telephones
▲藤田琢己
3月28日(木)新木場スタジオコーストにて、J-WAVE主催イベント<J-WAVE 25th ANNIVERSARY “TOKYO REAL-EYES” LIVE SUPERNOVA 81.3DX>が開催された。「TOKYO REAL-EYES」のプロデュースによるライブ・イベント<LIVE SUPERNOVA>のデラックス版だ。

◆<LIVE SUPERNOVA 81.3>画像

<LIVE SUPERNOVA>はJ-WAVE「TOKYO REAL-EYES」(毎週金曜日深夜24:00~28:00・ナビゲーター:藤田琢己)が「リアルでフレッシュな新しい音楽との出会い」をテーマにほぼ毎月実施しているオリジナルイベントで、通常は番組リスナーを招待して開催されているもの。今回81回目を迎え3月に開催されるという「3月開催の81回目」は、J-WAVEの周波数「81.3」そのもの。<81.3 DX>と題された当スペシャルライブは、会場を新木場スタジオコーストに移し3アーティストが結集となった。

出演は、Vo./Gt./Syn.の石毛 輝が創造するさまざまな音楽の情報量を感じさせる楽曲と、エネルギッシュかつ個性あふれるステージングで独自のダンサブルなエレクトロサウンドをスパークさせる、the telephones、「凛として時雨」の中枢TKが、自らの意識を解き放ち既存のジャンルの壁すらも超越したプロジェクト、TK from 凛として時雨。そして、エモ、ロック、メタルの要素を詰め込んだサウンドとアグレッシブなライブパフォーマンスが圧倒的な支持を集める、ONE OK ROCK。今もっとも熱い3組が集結するこのスペシャルなライブイベントは、4月19日金曜日24:00~放送のJ-WAVE「TOKYO REAL-EYES」で、このライブの様子がオンエアとなる。

藤田琢己の<LIVE SUPERNOVA 81.3>ライブレポート

3月28日に、J-WAVEで毎週金曜日の夜12時から生放送しているTOKYO REAL-EYESの番組ライブイベントの拡大版、「J-WAVE 25th ANNIVERSARY “TOKYO REAL-EYES” LIVE SUPERNOVA 81.3DX」が行われた。ほぼ毎月渋谷O-nestで開催されているライブイベントだが、81回目を数えた今回は拡大版という事で、新木場STUDIO COASTで行われた。

出演は、the telephones、TK from 凛として時雨、ONE OK ROCKという、今のロックシーンを牽引する若手実力派が揃ったライブとなった。ソールドアウトとなった会場は、オープン前から会場外で待つ人々のざわめきが大きく、スタートのきっかけサウンドが鳴るや否や歓喜の声が上がり、人がフロアでうねるように動いていた。番組のナビゲーター藤田が登場し、トップバッターを呼び込む。
最初のパフォーマンスは、凛として時雨のボーカルギター、TKのソロプロジェクト。本体のバンドとは違い、ベース、ドラムにバイオリンとピアノを入れる編成でライブが展開されていった。どこか無機質で金属音のようなギターサウンドにハイトーンで、時に叫びを帯びるようなTKのボーカルを、バイオリンとピアノが儚さと柔らかさで包み、ベースの日向秀和とドラムのBOBOが強烈なグルーヴで音をうねらせて飛ばして行く。切り裂くような音にどこか温かみのある音がブレンドされ、会場は圧倒されながらも世界観に呼応するかのようにステージを見つめていた。

続いて登場したのは今音楽シーンを席巻しているロックバンド、ONE OK ROCK。先月リリースになったアルバムでは、海外の大御所エンジニアによる音のこだわりが随所に感じられるサウンド感だったが、その世界観を表現するような重厚感とパワー溢れる音世界が繰り広げられた。半年間ライブから遠ざかっていたという、ライブバンドとしての鬱憤を晴らすかのように、エネルギーを放出し、全身を震えさせるように楽器、マイクに向かう姿が印象的だった。分厚いロックサウンドに会場もヒートアップし、人の動きが激しくなり、場内の温度、湿度が急激に上がっていったようだった。

ONE OK ROCKのライブ後、バズーカで番組オリジナルTシャツを撃ち、お客さんがキャッチするというプレゼントタイムがあり、一盛り上がりしつつ最後のアーティスト、the telephonesを呼び込む。

今回のライブのトリをとったのはthe telephones、会場の沸点も最高潮の中、一曲目から怒涛のアップテンポ曲のラッシュで、メンバーも所狭しと動き、お客さんを煽っていく。もともと踊れる曲を得意とするバントだが、今回は特に力強く、スピード感があるように感じた。攻めていくように演奏していく彼らに、お客さんも飛び跳ねながら応えていった。楽屋にいても会場の揺れを感じるほどの盛り上がりをみせたライブは、アンコールに加え、ボーカル石毛が、初めてラジオ出演したのがTOKYO REAL-EYESで、自身もラジオと共に成長してきた、と語るMCもあり、番組のライブイベントという特異性を表現したパフォーマンスであった。

8年間、80回分のイベントの、その一つ一つが繋がっていって初めて今回のようなライブの空気感が出せたんだと感じるほど、他のライブイベントで感じないような一体感を味わえた一夜だった。
イベントはすでに次に向かっている。会場や出演者によって特別なものを感じさせるだけではなく、音楽に向く熱を常に感じる事がそもそも特別なんだと思ってもらえるイベントを目指してこれからも邁進していきたい。

by J-WAVEナビゲーター藤田琢己

<J-WAVE 25th ANNIVERSARY “TOKYO REAL-EYES” LIVE SUPERNOVA 81.3DX>
3月28日(木)@新木場スタジオコースト
出演:the telephones、TK from 凛として時雨、ONE OK ROCK
MC:藤田琢己(J-WAVE「TOKYO REAL-EYS」ナビゲーター)
TK from 凛として時雨
1.flower
2.12th laser
3.phase to phrase
4.Abnormal trick
5.haze
6.新曲
7.film A moment

ONE OK ROCK
1.Deeper Deeper
2.Re:make
3.Nothing Helps
4.アンサイズニア
5.Clock Strikes
6.The Beginning
M7.完全感覚Dreamer

the telephones
1.Monkey Discooooooo
2.sick rocks
3.A.B.C.DISCO
4.Keep Your DISCO!!!
5.AAUUOOO
6.HABANERO
7.I Hate DISCOOOOOOO!!!
8.Urban Disco
EN.Love&DISCO

◆「TOKYO REAL-EYES」オフィシャルサイト
◆the telephonesオフィシャルサイト
◆TK from 凛として時雨オフィシャルサイト
◆ONE OK ROCKオフィシャルサイト
◆【連載】藤田琢己のライブ・バズーカ!
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