ビル・ワイマン、「時代は過ぎ去っちまったんだ」

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2012年11月にロンドンで行われた結成50周年記念公演<50・アンド・カウンティング>に離脱後初となる参加を果たしたものの、ビル・ワイマンは今後も固定メンバーとしてバンドに復帰するには「時代は過ぎ去った」と感じているという。1993年まで30年間にわたってストーンズのベースを担当していた現在76歳のビルは、デイリー・エクスプレス紙に「30年間は素晴らしかったよ。でも今となってはもっと大事なことをしなきゃね。バンドメンバーとしての時代は過ぎ去っちまったんだ」と明かした。

◆ビル・ワイマン画像

ただ、<50・アンド・カウンティング>での復帰公演に関しては楽しみにしていたようで、実際に公演を終えた今はもっと目立ってパフォーマンスをしたかったと振り返っている。「俺がメインでプレイできた5分間くらいは最高だったね。今回俺はかなりしっかりと参加できるって思っていたんだ。だって公演前の1年くらいは他のメンバーたちからそうさせてくれるって聞いてたからね。楽しかったけど、もっとプレイしたかったよ。まるでウォーミングアップみたいな感じでプレイしただけだったんだ。その後にアメリカであと3公演するために2週間ツアーに参加しないかって聞かれたけど、『たった2曲のためにかい?だったらごめんだね』って答えたよ」

しかし、ビルはバンドメンバーと確執があるわけではなく、今でも社交的に連絡を取り合っているという。「俺たちはまだつながってるよ。まぁ社交的にね。もうビジネス面では関係ないさ」

そんな他のメンバーとは不仲ではないと主張するビルだが、同バンドのフロントマンを務めるミック・ジャガーが自身の伝記を執筆するためにビルの過去について言及してもいいかと聞かれた際にはきっぱりと断ったようだ。「ミックから『俺は伝記を書いてるところなんだけど、もちろんお前の過去についても書く必要があるんだ』っていう手紙が来たんだけど、『絶対ダメだ』って答えたさ。だからヤツは返金しなきゃいけなくなったんだ。だって自分じゃ何も覚えてないからね」
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