ミート・ローフ、最後のロンドン公演で涙

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現在65歳のミート・ローフは先日、高齢と健康上の理由から敢行中のワールドツアー<ラスト・アット・バット>を最後に今後一切ツアー活動を行わないと発表したばかりだが、ロンドンのO2アリーナでのラストステージではイギリスのファンに向かって長年に渡るサポートや、1977年に発表しロングヒットを記録しているアルバム『地獄のロック・ライダー』が久々にUKチャートにランクインしたことなどに対して、涙ながらに感謝の言葉を投げかけている。

◆ミート・ローフ画像

バラード「クライング・アウト・ラウド」を歌う前に、ミート・ローフは「2013年だっていうのに『地獄のロック・ライダー』が9位にランクインされたんだ。最高位にランクインされた1978年3月とタイ記録なんだよ。みんなが信じられないくらいの情熱を持ってこのアルバムを支持し続けてくれてること以外に説明がつかないよ。つまりはこの作品は俺のものでも、作詞・作曲を手掛けたジム・スタインマンのものでもなく、みんなのものだってことさ…反対に、同じく信じられないくらいの情熱でこのアルバムを嫌った人もいるは事実だけどね…」と観客に語りかけている。そして、涙が溢れ出したミート・ローフは「ただみんなに心の底からありがとうって言いたいんだ。本当に、本当にありがとう。今夜この場でみんなに会えたことの感動は言葉に表せないよ。素晴らしいことさ」と続けた。ライブ中立ちっぱなしで大盛り上がりしていたファン達は、ミート・ローフのスピーチに感動し盛大な拍手と声援を送っている。

今回のラストライブでミート・ローフは、「バックミラーに映るオブジェクト達」「デッド・リンガー・フォー・ラヴ」「ロス・アンジェルーザー」などのヒット曲満載で第1幕を魅せ、さらに第2幕でも『地獄のロック・ライダー』の全収録曲をプレイしてステージを後にした。

そして、カーテンコールに応えてステージに戻ったミート・ローフは最大のヒット曲「愛に全てを捧ぐ」やレーナード・スキナードの「フリー・バード」風にアレンジした「ボーンヤード」などを披露している。最後にステージを去る時には、ミート・ローフと女性リードボーカル担当のパッティ・ルッソがコンドームが付けられたペニス型ランチャーからTシャツを客席に向かって投げるパフォーマンスをして会場を沸かせた。

そんなロンドンでは最後となるコンサートを終えたミート・ローフは12日(金)に英バーミンガムのLGアリーナでライブを行い、来週もUKツアーを続行する予定だ。
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