【イベントレポート】さくらまや、目の前で見せつけた“無敗のカラオケクイーン”ぶり

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人気テレビ番組などでの“無敗のカラオケクイーン”ぶりが話題沸騰中のさくらまやが、その“無敗”の歌声をファンの目の前で披露するイベントが開催された。

◆さくらまや画像

今回のイベントは、第一興商のカラオケ『DAM★とも』からの応募者から選ばれた幸運なファンが、盛りだくさんの趣向でさくらまやと交流することができるというプレミアムな企画。記念撮影や質問コーナー、サイン入りグッズ手渡しプレゼントをはじめ、他ではなかなか体験できない本人との貴重な交流の場となったこの日のイベントだが、そのハイライトはなんと言っても、テレビでお馴染みの採点機能付きカラオケ『精密採点DX』への生挑戦。テレビでお馴染みの、あの圧巻のパフォーマンスをファンが見守る中で再現するシーンに会場は大いに盛り上がった。

「カラオケで歌う曲は、自分の好きな曲ばっかりです。さっきも、楽屋にカラオケがあったんですよ。すっごく嬉しくてずっと歌ってました(笑)。カラオケはよく家族と行きますし、友達とも行きます。家族と行ったときは交互に歌うんですけど、6時間ぐらいいますね(笑)」──さくらまや

仕事だけでなくプライベートでも歌うことが大好きというさくらは、大先輩・美空ひばりを始めとする演歌はもちろん、EXILEなどの男性ボーカルまで普段のカラオケではレパートリーに入っているそう。そして、そんな幅広いジャンルの曲を歌いこなすさくらに、ファンから「歌手を目指したのはいつ?」と質問が飛ぶ。

「きっと、6歳くらいに、演歌歌手の方を見て“なりたいな!”と思ったんです。その前は童謡とかバイオリンをやってたんですけど、そんな好きじゃなかったんです…(笑)。なので、そのころから演歌歌手になりたいなと思っていて、自分自身がやりたいことって他の事と違って頑張れるんですよ」

自分で選んだ好きなものだからこそ、歌の上達に打ち込んできた彼女。しかし、最初はビブラートやこぶしなどが上手くできず、技術面の練習にひたすら取り組んでいたという。その体験をもとに、「ビブラートを上手く出すにはどんな練習をすれば良いですか?」というファンからの質問にはこんなアドバイスを。

「ビブラートは、きっと、♪(口を閉じて)んーんーんーんー、んんんんんーーーーって練習していったら良いんじゃないですか? こうやって、段々(音を)ズラしていったり、あと、私が最初に最初に習ったのは、“首を振れ”って言われました。♪(首を上下に振りながら、声を揺らしながら歌う)あぁあぁあぁあぁ、あぁあぁあぁーーーー。できるようになってくれたら嬉しいです!」

さくら本人の歌唱指導にリードされて、ファンも一緒に、♪んーんーんーんー、んんんんんーーーーっとビブラートの大合唱(笑)。和やかな雰囲気で会場が包まれるなか、ファンからはさらに「カラオケの得点のとり方を教えて下さい」との質問が。

「まずは、音程と抑揚なんですけど…。抑揚の中でも、画面に出てくる黄色いバーのワンフレーズ1個の中での強弱と、曲全体の強弱を付けるのが大切っぽいです。なかなかできないですよね! 私もできないですもん(笑)。あと、音程正解率とか、ちょっと気が向いたら加点って感じで…。加点はしゃくりとかビブラートとかこぶしなんですけど、変なところにこぶしを入れると変になっちゃうんで、私はできるだけビブラートを多くしようかなと思ってます」

音程、抑揚、しゃくりやビブラートでの加点、etc…。いよいよ挑戦した『精密採点DX』では、まさにその言葉どおり、ひとつひとつのポイントをクリアしていく見事なパフォーマンスにファンの視線は釘づけ。“ヱヴァ”の主題歌でお馴染みの「残酷な天使のテーゼ」、そして松田聖子の「赤いスイートピー」と、アップテンポ&バラードと対照的な曲調の2曲をそれぞれ97.3796点、97.881点の超ハイスコアをたたき出して会場から大拍手が巻き起こる。

さらに、自身のデビュー曲「大漁まつり」にも挑戦し、全国平均79点を大きく上回る96.363点という超高得点を続けてマーク。ちなみに、この「大漁まつり」は、DAMのカラオケではデビュー当時の本人の映像をバックに歌うことができるのだが、その10歳のころの幼い姿を見て本人は思わず照れ笑い。そして、当時から彼女のビジュアルのトレードマーク的なポイントだったロングヘアーが、この日のイベントではショートカットにガラッとイメチェン。

「これは、えっと…家族に“切りなよ!”って言われたので切りました。他に理由はないです(笑)。乾かすのにも時間がかかってたんで、洗うのがすごく楽になりました。もう、伸ばせないな(笑)」

10歳でのデビューからまる5年が経ち、着実に大人へと成長していくさくらまや。そんな彼女に、「これからも演歌一本で行くんですか? 色々と広い分野で頑張ってもらいたいです」と、将来を占うような質問も投げかけられる。

「いま、NHKさんの“ぐるっと食の旅 キッチンがゆく”の主題歌を歌っているんですね(NHK BSプレミアム放送中)。「奇跡はここにある」っていう曲で、それはポップスみたいな感じなんですけど、私も色んなジャンルが好きなんでもっと色んなことをやってみたいですね。本を読むのが好きで、文章を書くのも好きなんで、そっちの仕事もしてみたいな」

2012年にリリースされた『カラオケクイーンさくらまやと歌おう! まや☆カラ』では、前述の「残酷な天使のテーゼ」や「赤いスイートピー」の他にも、コブクロの「蕾」や福山雅治の「桜坂」など様々な楽曲に挑戦したことが記憶に新しい。これからさらに活動の分野が広がっていきそうな彼女に、この日のイベントの感想や今後の活動への抱負などを最後に語ってもらった。

   ◆   ◆   ◆

──今日のご自身の歌はいかがでしたか?

さくらまや:「大漁まつり」が思ってたより点数が出たかな、っていう感じでした(笑)。自分の歌って、あんまり点数が出ないんですよ。歌いすぎてクセがついちゃってるからかもしれないですね。

──確かに、演歌で高得点を取るのは難しそうな気がしますね。

さくらまや:そうですね。でも、最近の採点って、こぶしも加点になるんですよね。演歌はこぶしを入れても不自然ではないから、意外と点数が出たりするんですよ。だから、演歌とポップスのどっちが点数がどっちが入るかは、なかなか難しくてどっちがどうとは言えないと思うんですよね。

──その演歌も、ポップスも、しかも男性の曲とかも歌うってお話されていたのはちょっと驚きました。すごく幅広くて。男性ボーカルだとどんな曲をよく歌うんですか?

さくらまや:友達とカラオケに行くときは、その友達が好きな曲を選んで歌ったりするんですけど、例えばEXILEさんは「24karats」とか「Ti Amo」とか。あと、SEKAI NO OWARIさんとかも歌うんですよ。意外にロックとか聴いたり、色んなジャンルが好きなんです。

──それは意外なレパートリーですね! そういえば、今日の楽屋もカラオケがあって、スタンバイしていたときも歌っていたとか(笑)。何を歌っていたんですか?

さくらまや:北野きいさんの「サクラサク」とか、松たか子さんの「明日、春が来たら」を歌ってました。それが最近聴いてた曲なんで、ちょっと実践してみようかなって(笑)。ステージ前って、私、ナーバスになりがちなんですね。ノドがすごく痛くなったりとか、急にせきが出てきたりとか、メンタルがナーバスになりがちなんで、本番前も楽しく歌ってました(笑)。緊張しちゃうときは、気楽に気楽にずっと喋ってみたり、ジャンプしたり、落ち着きなくウロウロしたり…。“うーん……”って言いながら、フラフラフラフラあちこち行ったり来たりしてるんですよ(笑)。

──(笑)そうやって緊張をほぐして、これまで“無敗”を続けてきたと。そのテレビ番組のカラオケ企画はもちろん、ご自身の歌手活動も色々な分野へ広がっていますよね。イベントでもお話されていましたが、NHKの番組の主題歌など。

さくらまや:そうなんです。「奇跡はここにある」は“透明”な感じ。すごくキラキラした透明な感じをイメージして歌ってって、(作者の)AK先生に言われたんです。それと、“奇跡はこんなそばにあったなんて……”みたいな歌詞があるんですけど、その歌詞のとおりに、自分のふるさととか大切なものとかを想いながら歌っている曲ですね。あの曲を作る前に、“あなたのふるさとは?”みたいなアンケートが来たんですよ。そういうのにも答えて作った曲だったんで、きっと、私のふるさとの想いとかも含めて作って下さったんじゃないかなと思います。北海道、大好きなんで!

──その「奇跡はここにある」のような演歌からさらに幅を広げた曲や、学業との両立や、様々なものに挑戦している毎日は大変そうですね。

さくらまや:そうなんです。特に、2013年は受験生なので、頑張ってます! 私、勉強が結構好きなんで、塾も行ったり…。まずは仕事を頑張りながら受験体制にも入っていこうかなと思っているので、2013年は仕事と勉強を本気で両立させて、高校合格を目指します。仕事だけをやってこっち(学業)をおろそかにしたくないので、頑張ります!

協力:ビッグエコー上野駅前店
取材・文●道明友利
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