スヌープ・ライオンは、ボブ・マーリーの生まれ変わり

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スヌープ・ドッグから突然のスヌープ・ライオンへの改名、レゲエ・アーティストへの転身と、音楽業界を揺るがす衝撃の発表をしたスヌープ・ライオンの初レゲエ・アルバム『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥ・ライオン』(原題:REINCARNATED)が、いよいよ4月24日に発売となる。

◆『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥ・ライオン』全曲試聴

暴力的な環境で育った自分にとって、暴力に染まるのは簡単だったというスヌープ・ドッグは、40代に入った今、そのイメージだけで覚えられるのはイヤだとレゲエ・アーティストへ転身したという。その模様はドキュメンタリー映画『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥ・ライオン』となって、7月27日より渋谷シネマライズにて公開が決定している。

スヌープ・ドッグとスヌープ・ライオンの違いについて、本人は「大きな違いがあるよ。スヌープ・ドッグはギャングスター・ラッパーでハードコアだ。ある種の法律も人たちのことは気にしないし、堂々と自分の意見を言って、自分のやり方以外従わない。スヌープ・ライオンはもっと理解力があり、賢く、リーダーやメンターになり得る。ポジティヴな音楽をやって、平和を推進して、それを音楽に反映しているんだ」と語る。

しかし、なぜにルーツ・レゲエ寄りの仕上がりになったのか。

「(プロデューサーの)ディプロはアップテンポのレゲエ、ダンスホールを作りたがっていた。でも、俺は反対した。俺はルーツ・レゲエでストーリーを語りたかったからね。きちんと(レゲエの)始まりに立ち戻るのが大事だと考えていた。そうでなければボブ・マーリーの生まれ変わりとしてウソになる。ボブ・マーリーがいま生きていたら、こういうアルバムを作っていたはずだ。ダンスホールもそのうちやるかも知れないけれど、まずルーツにこだわりたかった。俺は、誰かに自分が何者か認めてもらわなくて構わない。俺はボブ・マーリーの生まれ変わりだ。ほかの人がどう思おうが関係ないし、あれこれ意見を言われる筋合いもない。だって、俺はみんなのためではなくて、自分のためにやっていることだから。第一さ、ボブ・マーリーの家族が受け入れてくれているんだから、それ以上望まなくていいだろ。彼の息子たちも奥さんも俺を温かく受け入れてくれた。まるで、家族の一員みたいに両手を広げて受け入れてくれたんだよ。もし、彼らが“それはクールじゃない”とか、“ウソっぱちだ”とか言ったら問題があるだろうけどさ。俺は、ボブ・マーリーに似ている。類似点は本当にたくさんあるんだ。彼らも同じように言ってくれた。俺はいま、やるべきことをやっているんだよ」──スヌープ・ライオン

ボブ・マーリーに対する憧憬、天才ラッパーならではのセンス、そして自分を変えたいという欲求が、メジャー・レイザ―を中心にしたレゲエを熟知した職人たちのサポートを得て、『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥ・ライオン』を生み出した。そしてそこにはそのアルバム誕生を祝うようにクリス・ブラウン、リタ・オラ、エイコン、T.I.,バスタ・ライムスといった豪華なアーティスト陣が花を添えている。

スヌープ・ライオン『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥ・ライオン』(原題:REINCARNATED)
2013年4月24日発売
¥2,310(special price / tax in) SICP-3793
※国内盤のみボーナス・トラック収録
https://itunes.apple.com/jp/album/reincarnated-deluxe-version/id626707172

◆スヌープ・ライオン・オフィシャルサイト
◆映画『スヌープ・ドッグ/ロード・トゥ・ライオン』オフィシャルサイト
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