【ライブレポート】清春、アコースティックスタイルでのライブ全20公演をスタート。未音源化の新曲も歌唱

デビュー20年目を迎えた清春が、<MONTHLY PLUGLESS>と題した全10日間20公演(1日2回公演)に及ぶライブを4月20日からスタートさせた。初日となった20日のMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE公演のオフィシャルレポートが到着したので紹介しよう。
◆清春 <MONTHLY PLUGLESS> 初日公演 画像
この<MONTHLY PLUGLESS>は、2012年7月から12月まで、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて全15日間30公演を実施。2013年、最新アルバム『UNDER THE SUN』を引っさげた全国ツアーを終えて間もなく、再びこの4月から6月にかけて開催されることとなった。
清春のライブは通常のバンド形態でのステージの他に、ふたりのギタリスト(三代堅、中村佳嗣)と打ち込みのサウンドをメインとしたアレンジによる<RHYTHMLESS & PERSPECTIVE>と冠した形態があり、清春が15周年の頃から定期的に行なっているスタイルだが、これは「より“歌”を聴かせたい」という本人の想いから生まれたものだった。そして2012年から始まった<MONTHLY PLUGLESS>は、前述のふたりによるアコースティックギターと清春のヴォーカルのみで構成されるステージ。“歌”がさらに際立つことは言うまでもない。このスタイルを継続して行なっているという事実が、清春の“歌”に対する想いがこの数年でより大きくなっている証でもある。
しかも、<MONTHLY PLUGLESS>は1日2公演。1公演につき、みっちりと2時間はある。2012年末に行なったライブで全64曲7時間半に及ぶステージを披露した清春からすれば、大したことではないのかもしれない。だが、集中力を要するこのステージで何も消耗しないわけがない。それだけ濃密な空間を彼は作り上げる。それは緊迫感やネガティブな要素とは無縁の、果てしなく温かく穏やかで、愛に満ちた心地の良い世界。約4ヶ月ぶりのプラグレスライブとなったこの夜も、清春はこの幸福な時をファンと共有した。
「ツアーからそんなに間を空けないようにしたつもりだったけど、僕たちとしてはちょっと空いちゃったね」と清春は言う。3月15日にツアーを終えたばかりだが、できる限り毎日ライブをしていたいと願う清春にとっては、一ヶ月という空白の時間は長過ぎたようだ。そんな言葉の後に披露されたのは、ツアー最終日で初披露したという未音源化の新曲「麗しき日々よ」。ファンとの関係性を歌った前シングル「涙が溢れる」に通じる印象を受けるものだった。清春とファンにとっての大切な曲がまたひとつ増えることになるだろう。
一部15曲、二部16曲を披露し、初日の夜は幕を下ろした。終演後の清春はとても穏やかな顔をしていた。そして彼のTwitter、Facebookには「幸せでした」という言葉。清春がこのライブを継続する理由……それは“歌”に対する想いだけではなく、自分を愛してくれる人たちとその幸せな空間を共有していたいという純粋な想いからなのだろう。
これまで、Mt.RAINIER HALLでのみ行なわれていたプラグレスライブだが、多くのファンの熱望に応え、4月29日(月・祝)、30日(火)に大阪・梅田CLUB QUATTROでの開催が急遽決定した。公演日のわずか10日前の突然の発表だったが、ぜひチケットを入手して、幸福に満ちた空間を共有してほしい。
text by 金多賀歩美
◆VARKS
◆清春 オフィシャルサイト
この記事の関連情報
清春、ライヴ映像作品『The Birthday』トレーラー公開
清春、日テレ系番組『新・日本男児と中居』で中居正広と大盛り上がり
【ライヴレポート】中村佳嗣<生誕五十年記念祭>、清春、TETSUYA、有村竜太朗、ZIGZO、Eins:Vierが奇跡の共演「すげー嬉しいです!」
ミオヤマザキ、Zeppツアー開幕。初日に清春と「忘却の空」コラボ
SUGIZO ☓ 清春、ys Yuji SUGENOとのコラボによるフォトブック限定販売
【ライヴレポート】清春、バースデー公演でみせた貫禄とサプライズ共演「SUGIZO君の記憶にみんなの姿が残る様に!」
YOSHIKI、<ドリフェス>でLUNA SEA、GLAY、清春、ゴールデンボンバーらと伝説のステージ
YOSHIKI × 清春、本日開催の<ドリフェス>で一夜限り「Red Swan」共演
中村佳嗣、<生誕五十年記念祭>に清春、TETSUYA、有村竜太朗、ZIGZO、Eins:Vier
