【イベントレポート】J-WAVE&六本木ヒルズのフリーライブ<TOKYO M.A.P.S>、大盛況

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<TOKYO M.A.P.S ANNIVERSARY EDITION>が、六本木ヒルズで開催された。25周年のJ-WAVE 81.3FMと10周年の六本木ヒルズによるゴールデンウィーク恒例のフリーライブイベントだ。

◆<TOKYO M.A.P.S ANNIVERSARY EDITION>画像

▲GOING UNDER GROUND
▲moumoon
▲スキマスイッチ
▲EGO-WRAPPIN'
▲SING LIKE TALKING
▲JAY'ED
▲MIYAVI
▲SOIL&"PIMP"SESSIONS
▲RHYMESTER
<TOKYO M.A.P.S>は六本木ヒルズアリーナを会場に、J-WAVEと六本木ヒルズの共催により毎年ゴールデンウィークに開催している、音楽/アート/パフォーマンスなど様々な表現を発信するイベントだ。これまで毎年プログラム・オーガナイザーをたて、オーガナイザーの世界観を表現してきたが、6回目となる2013年は、J-WAVEが開局25周年、六本木ヒルズが10周年を迎えることから「ANNIVERSARY EDITION」と題し、豪華な出演者を迎えての祝祭感いっぱいの2日間の野外ライブイベントとなった。

素晴らしい天気に恵まれた六本木ヒルズアリーナには、開場前からたくさんのオーディエンスが集まっていた。トップバッターはGOING UNDER GROUND。会場を埋め尽くすオーディエンスを前に「今日は子供の日、子供の心で音楽を楽しんで行って!」と呼びかけ会場も大合唱の「LISTEN TO THE STEREO!!」でスタート。「僕たちにとってもとても思い出深い曲。六本木に来ると口ずさみたくなる」という2006年のJ-WAVE春のキャンペーンソング「ハミングライフ」など、7曲を歌い、松本素生ののびやかなボーカルに早くも会場は熱気につつまれた。

2番目の登場はmoumoon。「chu chu」「Sunshine Girl」とPOPにスタート。「久しぶりの野外ライブは最高に気持ちいい~」というYUKAの存在感のある歌声に、会場も総立ちに。ラストは大歓声の中、ステージを後にした。

続いてはスキマスイッチ。「六本木ヒルズでライブをするのは初めて」という2人は、登場の瞬間から大歓声となった。2013年7月六本木ヒルズと同じ10周年を迎えるスキマスイッチは「10周年なので、デビュー曲を」と「view」を披露。この他「全力少年」や「奏(かなで)」などヒット曲満載のオーディエンスも大満足のライブとなった。

続いてEGO-WRAPPIN'の登場。だんだんと暮れていく夕暮れにEGO-WRAPPIN'の音楽がとてもよく似合う。ドブロギター、スタンディングドラムにウッドベースというアコースティック編成。独特の世界観に客席から「かっこいい~」という声が。中納良恵の声の持つ声の力に会場も引き込まれっぱなしのステージだった。

初日最後のステージはSING LIKE TALKING。スキマスイッチが六本木ヒルズと同じ10周年なら、SING LIKE TALKINGはJ-WAVEと同じ25周年。そして、5月5日はボーカル佐藤竹善の50歳の誕生日だった。お祝いがいくつも重なったステージはまさにANNIVERSARY EDITION。SING LIKE TALKINGの歴史をふりかえるセットリストで、観客を酔わせた。そして、アンコールに出てきた佐藤竹善にTOKYO M.A.P.Sからサプライズが。J-WAVE 「TOKIO HOT 100」ナビゲータークリス・ペプラーから花束と、会場のオーディエンスから「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」の大合唱のプレゼントが贈られた。突然のプレゼントにびっくりな様子の佐藤竹善は、アンコールの「Spirit Of Love」の力のこもった熱唱で会場のみんなに応えた。

2日目はオールスタンディングだ。会場の脇にあるDJセット搭載の「burn ENERGY MOBILE」車上でのDJ DECKSTREAMのDJ PLAYでスタート。ライブパフォーマンスのトップバッターは、JEY'ED。「みんなとひとつになって、ゴールデンウイーク最後の思い出を作りたい」とヒット曲「Everybody」からスタート、「僕が聞いてきた音楽の足跡のようなアルバム」という5月29日に発売される新作カバーアルバム『JEY'EDISCO』から、アリシア・キーズのカバー「If I Ain't Got You」が披露された。

続いての登場はMIYAVI。ドラムとMIYAVIのギターだけのシンプルなステージながら、登場と同時にすさまじい熱気と大歓声が沸きあがった。MIYAVIの超絶スラップ奏法によって生まれるギターの爆音と雄叫びにも似たボーカルに超満員の会場は大興奮。強烈なカリスマ性を感じさせる熱いステージが繰り広げられた。

MIYAVIの熱気もさめやらぬ六本木ヒルズアリーナに、SOIL & "PIMP" SESSIONSが登場し、冒頭から熱気に包まれる会場を社長が拡声器でさらにアジテートする。オーディエンスは最限なく盛り上がっていき、一体となってこぶしを振り上げ大合唱、ステージと客席が渾然一体となった熱狂の空間となりました。

SOIL & "PIMP" SESSIONSの大興奮のステージが終わってもそのまま立ち去らないオーディエンスが待ち構えるステージに、RYMESTERが登場。のっけから、大歓声に包まれる会場にむかって宇多丸がさらに「叫べ~」と煽ると、六本木ヒルズアリーナに地鳴りのようなスクリームが沸き起こった。独自のヒップホップの世界を繰り出すRHYMESTERと腕を高くあげ高速のラップに応える客席との一体感…ライブの最後には、オーディエンスも半信半疑で期待していたSOIL & "PIMP" SESSIONSが登場。ヒット中のコラボレーション曲「ジャジィ・カンヴァセイション」でライブは最高潮に達した。

最後のステージを飾ったのは、5月9日からツアーをスタートするGRAPEVINEだ。「ツアーの一部を見せざるを得ないんで」と冗談とも本気ともつかないMCで会場を沸かせつつも、ひとたび演奏が始まると、その軽やかなロックサウンドでオーディエンスを一気にひきこんで、1曲ごとに大歓声、大拍手を沸き起こす。2日間で約16000人を集めた「TOKYO M.A.P.S ANNIVERSARY EDITION」を締めくくるにふさわしいステージを届けてくれた。

<J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S ANNIVERSARY EDITION>
2013年5月5日(日・祝)・6日(月・休)@六本木ヒルズアリーナ
■GOING UNDER GROUND
1.LISTEN TO THE STEREO!!
2.ナカザのディスコ★
3.Allegro Cantabile
4.ハミングライフ
5.ハートビート
6.カモメトゥモロー
7.トワイライト

■moumoon
1.Chu Chu
2.Sunshine Girl
3.うつくしい人
4.Cinderella
5.Butterfly Effect
6.Bon Appetit
7.Love is Everywhere

■スキマスイッチ
1.ユリーカ
2.ガラナ
3.ボクノート
4.view
5.全力少年
6.奏(かなで)

■EGO-WRAPPIN'
1.That's what I need
2.タバコ
3.Nervous Breakdown
4.サイコアナルシス
5.水中の光
6.満ち汐のロマンス
7.love scne

■SING LIKE TALKING
1.Restless
2.願いを込めて
3.11月の記憶~Raining Blues
4.Faith
5.Seasons Of Change
6.Utopia
En.Spirit Of Love

■JAY'ED
1.Everybody
2.Change the World
3.If I Ain't Got You (Alicia Keys)
4.ずっと一緒
5.U
6.Shine

■MIYAVI
1.WHAT'S MY NAME?
2.STRONG
3.GANRYU
4.SURVIVE
5.FUTURISTIC LOVE
6.AHEAD OF THE LIGHT
7.DAY 1

■SOIL&"PIMP"SESSIONS
1.PARAISO
2.SUFFOCATION
3.閃く刃
4.SAHARA
5.Fantastic Planet
6.SUMMER GODDESS
7.SATSURIKUニューウエイブ

■RHYMESTER
1.ダーティー -Intro-
2.ゆめのしま
3.スクリーム
4.ちょうどいい
5.ONCE AGAIN
6.The Choice Is Yours
7.ジャズィ・カンヴァセイション (SOIL & "PIMP" SESSIONS feat. RHYMESTER)

■GRAPEVINE
1.無心の歌
2.ジュブナイル
3.なしくずしの愛
4.1977
5.I must be high
6.MISOGI
7.真昼の子供たち
8.光について

◆<TOKYO M.A.P.S>オフィシャルサイト
◆J-WAVEオフィシャルサイト
◆六本木ヒルズ・オフィシャルサイト
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