Shureからの新製品は、渾身のフラッグシップSE846

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ShureからこれまでのフラッグシップイヤホンSE535をはるかにしのぐ新製品、SE846が登場する。Shure初の4ドライバ―を搭載した渾身のハイエンドイヤホンだ。

◆SE846画像

ポイントは、低域の再生能力で、10枚の精密に溶接されたステンレスプレートで形成された経路長4インチに及ぶアコースティックパスを経由することで、90Hz以上の帯域をスパッとカットすることに成功、ピュアなサブウーハー・サウンドを鳴らすことに成功した点だ。低域用ドライバーによる中高域の悪影響が排除され、抜群の明瞭さと精細さを保ったまま、実在感のある質の高い低域を再生するというモンスター・イヤホンだ。

また、ステンレスノズルが取り外し可能となり、掃除などのメンテナンス性もさることながらその中に仕込まれたノズルインサートを交換することで、3種類の高域特性を交換することができる。標準となるバランス(balanced)をデフォルトに、ウォーム(warm)とブライト(bright)のオプションノズルが標準で付属し、それぞれ1kHz~8kHzの音域に対し±2.5dbの調整が可能となっている。高域に関しては、同じ設計でも物足りないと感じる人から、強すぎると感じる人まで個人差が大きいことを鑑み、カスタマイズの余地を与えることでより多くの人に完璧なバランスを提供するという考えだ。

発売は7月中旬、価格はオープンプライスだが、市場価格はおおよそ12万円程度になる模様。なおSE846というネーミングだが、そこに明確な命名規則はないらしい。ただし、2ケタ目の「4」はドライバーの数を示しており、3桁目の「6」は着脱式ケーブル&交換式ノズル搭載を意味するという。そもそもSE530からSE535と末尾が0から5になった際は、ケーブルが交換式になったことを意味していたとのことだ。今回はそれに交換式ノズルが加わったので6なのだとか。なお、1桁目の8という数字は“フィーリング”。どうやら「すんげえ良いものが出来た、これは6じゃねえだろう…もう8まで行っちゃうか」的なノリのようだ。

なおケーブルは既存のものと違いはないが、おなじみ162cmに加え114cmのケーブルも標準で付属する。

●SE846
・型番:SE846CL-A
・スピーカータイプ:4基の高精度MicroDriver
・感度(1kHz):114 dB SPL/mW
・インピーダンス(1kHz):9Ω
・ノイズ減衰量:37 dB(最大)
・再生周波数帯域:15Hz~20kHz
・入力コネクター:金メッキ3.5mm(ステレオミニプラグ)
・ケーブル:162cm/114cm着脱式、ワイヤーフォームフィット機能付。(2本)
・カラー:クリスタルクリアー
・交換式ノズル:交換可能なノズルでサウンドシグネチャーの調整が可能。クリーニングも容易。
 -バランス(Balanced)※ニュートラル (出荷時)
 -ブライト(Bright) +2.5 dB, 1kHz ~ 8 kHz
 -ウォーム(Warm) -2.5 dB, 1kHz ~ 8 kHz

[問]完実電気株式会社
Tel: 03-3261-2071 Fax: 03-3261-2074
Email:tinfo@kanjitsu.com

[問]株式会社オールアクセス
Tel:052-443-5537
Email: shure@allaccess.co.jp
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