【イベントレポート】<LIVE SUPERNOVA Vol.83>SHISHAMO、ドラマチックアラスカ、新山詩織

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5月15日(水)、SHIBUYA O-nestでJ-WAVE「TOKYO REAL-EYES」のプロデュースによるライブイベント<LIVE SUPERNOVA>が開催された。「新しい音楽=SUPERNOVA(超新星)との出会い」をテーマに毎月実施している<LIVE SUPERNOVA>だが、今回の出演は、SHISHAMO、ドラマチックアラスカ、新山詩織の3組だ。

◆<LIVE SUPERNOVA Vol.83>画像

【藤田琢己の<LIVE SUPERNOVA Vol.83>ライブレポート】

毎週金曜日の夜12時から81.3FM J-WAVEで生放送しているTOKYO REAL-EYESの番組主催無料招待イベント、LIVE SUPERNOVA Vol.83が、去る15日に行われた。

▲新山詩織
▲ドラマチックアラスカ
▲SHISHAMO
▲藤田琢己
ほぼ毎月行われているライブイベントは、今回で83回目を数え、今回は、SHISHAMO、ドラマチックアラスカ、新山詩織というフレッシュな顔ぶれがそろった。当日は、番組ナビゲーター藤田琢己がオープニングからDJを担当し、トップバッターを呼び込んだ。

最初の登場は、現役高校生シンガーソングライター新山詩織。バンドのセッティングながら、まずは一人で登場し、アコースティックギターを持って弾き語りを始めた。切に訴えかけるようなシリアスさと、17歳らしい初々しさで、会場の人にも緊張が走るように見えた。最初の曲の途中から、静かにバンドメンバーが一人ずつ入ってきて、最後にはバンドのアンサンブルで力強く曲が演奏されていき、それとともに徐々にお客さんの体の動きも強くなっていった。揺れ動く少女の心が、そのままバンドサウンドに昇華されたように、音と歌声が迫ってくるような感覚になった。

続いての登場は、神戸の4ピースバンド、ドラマチックアラスカ。実は東京のライブが2度目というフレッシュなバンドである。スピード感のある曲を次々と繰り出し、会場の雰囲気をロックバンドモードに変えていった。緊張感を持ちながらも全力で各々の楽器に向かう姿は、清々しい気持ちになった。まっすぐな気持ちを、ぶつけるように歌うボーカル土方君のスタイルは、ギターロックバンドに共通の、生まれ持ったフロントマン的なこなれた上手さとは一線を画す、不器用だけれどその若さと青さを真正面にぶつけていく、意思のようなものを感じた。

会場の熱もぐっと上がり、ラストのアーティストにつながっていくところで、番組ライブイベント恒例のプレゼントタイム。出演アーティスト全員のサインの入ったオリジナルTシャツのプレゼントも飛び出した。

最後のアーティストは、高校を卒業したての3ピースガールズバンド、SHISHAMO。マイペースな雰囲気、初々しさの残るたたずまいとはうらはらに、演奏はタイトで安定感がある。10代の女子の何気ない日常を切り取ったような、肩ひじ張らない世界観と、奇をてらわないポップなロックサウンドやメロディーで、初めて見るお客さんもすんなりと彼女たちの空間になじんでいるようだった。アンコールでは出来立てほやほやの新曲、タオルを振り回す楽しい曲を披露し、会場もさまざまなタオルを振り回して盛り上がった。

83回の中で最年少ラインナップだった今回、まさにフレッシュな顔ぶれだったが、今後の可能性や伸びしろを期待できる感触は、見たお客さん全員が感じたに違いない。番組でもこれからも追いかけ、応援していきたい。

Text by J-WAVEナビゲーター藤田琢己

<J-WAVE TOKYO REAL-EYES “LIVE SUPERNOVA Vol.83”>
2013年5月15日(水)
@SHIBUYA O-nest
OPEN 18:30/ START19:00
出演:SHISHAMO、ドラマチックアラスカ、新山詩織
MC:藤田琢己(J-WAVE「TOKYO REAL-EYES」ナビゲーター)
主催:J-WAVE
●新山詩織
1.だからさ
2.Don't' Cry
3.Looking to the sky
4.現在地
5.ゆれるユレル
●ドラマチックアラスカ
1.エキセントリック・アルカホリック
2.衝動
3.01
4.アノハナ
5.和心
6.リダイヤル
●SHISHAMO
1.お菓子作り
2.夢のはなし
3.宿題が終わらない
4.行きたくない(仮)
5.しゃべりたい
6.第3ボタン
En.タオル(仮)

◆J-WAVE「TOKYO REAL-EYES」オフィシャルサイト
◆SHISHAMOオフィシャルサイト
◆ドラマチックアラスカ・オフィシャルサイト
◆新山詩織オフィシャルサイト
◆【藤田琢己のライブ・バズーカ!】チャンネル
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